にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん18歳。琴ちゃん・常くん3歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、90歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

生きるということ

「お別れホスピタル」秀逸と想える作品でした

2024.3.1(金)

先週土曜日に最終回を迎えた、岸井ゆきのさん主演の「お別れホスピタル」
一度入院したら、完治して退院することのない療養病棟での「最期」と向き合うドラマ。

死を取り扱う内容だったけれど、お涙ちょうだいではなくて、淡々とした流れの中で人はどのように生き・どのように死んでいくかが描かれていた。

c82cd33ff470c4adc51d0b0040480c14_s


人は死から逃れることはできないけれど、抗うことはできる。
でも、その結果として自死を選択する者もいた。

生きたくても生きられない人もいるのに、なぜ自ら死を選択するの?

そう、わたしも夫の死をきっかけに同じ様に想ってきた。
だから、今生は一度だけと何度も記してきた。


生きることが辛いから。
死は恐れるけれど、それよりも生きている方が辛いから。
その辛さは、味わった人だけにしかわからないのかもしれない。

5f4bec991b1f49502db5592dd07c8c08_s


いつかは必ず訪れる死。
最期はどのようになるのか。
痛いのか…苦しいのか…暗闇の中で彷徨うのか…。
考えただけで怖くなる。

それでも、与えられた命と向き合うことが、生を受けた者の宿命なのかもしれない。


今生は一度だけ。


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村

親類との付き合いをどこまで考える…?

2023.12.16(土)

従兄から、昨年末に亡くなった叔父の、一周忌法要の連絡がきた。

叔父と言っても血の繋がりはなく、母美代さんの妹・ミッコさんの夫。
脳梗塞で入院した病院でコロナに感染し亡くなった。
死に目にも会えずにとても辛い思いをしたと言っていた叔母・ミッコさん。

従兄の話だと、ミッコさんの体調が思わしくなく、頭痛と眩暈で半寝たきりになっていると。
母美代さんの2歳下なので、88歳。病的な認知症はなく、耳の聴こえもよくしっかりとしていたけれど、長年頭痛に悩まされていたらしい。

処方されている痛み止めが効かなくなっているらしく、次は母親かもしれないと弱気なことを言っていたけれど、なんだか身につまされる。

DSC_1446

   ダンボールベッドは終了し、ふかふかのベッドを新調

DSC_1448

       気に入ってくれているようです


母美代さんも若い頃から頭痛や眩暈に襲われ、吐き気に悩まされがら寝込むことが多々あった。
わたしや娘たちも鎮痛剤は常備薬になっているので、もしかしたら母方の遺伝なのかもしれない。

美代さんはミッコさんのことを気が強くて苦手だと言っていたが、ミッコさんも美代さんに対しては同じ様に想っていたらしい(苦笑)。

あんなに気が強かった美代が、あんな風になるとは…と嘆いていたミッコさん。なんだかんだ言っても気遣ってくれるんだぁと思った。

DSC_0766


必ず訪れる死。
母親が認知症となり、この先何かがあれば頼りはミッコさんだと思っていた。
年齢で言えば美代さんが先になるはずだけれど、こればかりはね。

なるべく多く顔を見せに来てほしいと、従兄に言われた。
頭痛の原因が何によるものなのかはわからないけれど、寝込んでばかりでは気が滅入ってしまうはず。
今年の内にご機嫌伺いをした方が善いのかもね。


人は一人では生きて行けない。必ずや誰かの世話になっている。

父方とは疎遠となっている今。
母方の従兄妹達とは、なるべく良好な付き合いを保っていきたいのものですヮ。


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



























食べ物の好みは一緒の方がいい?味はいいけれど臭いがね…

2023.11.28(火)

昨日作ったビーフシチュー。
じっくりと煮込んだお肉はホロッと崩れるほど軟らかく、味もシミシミで満足いく出来栄え。

「お肉、超軟らかい!美味しい~」

娘から、美味しいの言葉をもらえ、嬉しかった~。
石油ストーブ、様さまですヮ(笑)。

DSC_1379


右は柿とモツァレラチーズ。上に粒コショウをパラパラと。
ホントはマスカルポーネがほしかったけれど、残念なことにスーパーには置いておらず、モツァレラで代用。
柿とチーズと粒コショウ、娘と二人で「合うね~」(^∀^)

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚

夫が存命中、モツ煮込みを作ってくれたことがあった。

岩手の旧玉山村にモツ煮込みが評判の店があり、夫はそこの常連だったらしい。
もう…30年近く前になるけれど、お店の名前は…玉山支所前食堂…?

夫は、お店で食べた味を家でも再現したかったらしく、生モツを仕入れ、一から作り始めた。
でもねぇ~、下処理をしていないモツの臭いはなんと言えば良いのやら…いやぁ~、言いようのない臭さョ(泣)
家中モツの臭いで、鼻どころか頭までクラクラしてくる始末。
結局、食べたのは作った本人の夫のみで、しばらくの間、家から臭いは消えなかった(苦笑)。

あれ以来、生はダメだということになり、次に買ってきたのは白モツ。
下処理が済み、蒸された状態。

この時の煮込みもわたしにすれば臭かったけれど、一緒に入っていたキャベツとお豆腐にも味が染み込み、スープの味に騙されて食べた感じ(笑)。

一人暮らしとなりモツ煮込みが食べたくなったときは、温めるだけの調理済みのものや、焼くだけのものを買って来て、キャベツとお豆腐、こんにゃくも加え自分流にアレンジしていた。

DSC_1380

     マット無しだとストーブ前に来る青くん


一緒に暮らす者同士の食の好みが同じならば、作る側としては料理も苦にはならないけれど、好みが正反対だとしたら、まぁまぁ大変よね…。

もしも、生きていてくれてたら、わたしが作るモツ煮込みを美味しいと言ってくれたかな。それとも、モツは俺の役目だと言い、ご馳走してくれたかな(苦笑)。


美味しいは魔法の言葉。
素直に美味しいと言える人で在りたいですヮ。

因みに、長女はモツ煮込みの臭いが苦手(まぁ、わかるけれどね)


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村

今生は一度限り 生きることを諦めない

2023.9.1(金)

従兄のアキさんの頭部に癌が見つかったという知らせを受けたのは、もうかれこれ6年前のことで、あれから何度かの入退院を繰り返していたと聞いていた。

今朝、叔母のヨッコさんから、喉に転移しこれまでの入院先から別の病院に移ったらしいとの連絡を受けた。

「相手の話しはわがっているらしいども、喉だがらしゃべるごどはでぎねらしい。もしかしたら長ぐねがもしれねってよ…」(長くない)

アキさんは、母美代さんの長兄の長男。詳しい年齢は知らないけれど、確か70歳前後のはず。
入院先へのお見舞いはできないので、ご自宅へと思っている。

癌。
14年前に亡くなった夫も癌だった。
胆管細胞がん。
黄疸が酷く手術不可と診断され、抗がん剤での治療ということになったが、当時はこの癌の抗がん剤が確立されておらず、他の癌の薬で代用するしかないと言われた。

受診後、約2ヶ月で他界。
体調の変化には気付いていたが、まさか癌だとは思わず受診が遅れたこと。そして53歳という年齢も、進行を速めた原因なのかもしれない。

27555879_s


人は必ず死ぬ。
これまで、人生は一度限りと載せてきたけれど、ある芸能人の言葉に「人生は一度限りではない。何度でもやり直しがきく」とあった。
確かにやり直しはきくと思うけれど、今生は一度限りだと思う。

今後は、人生一度限りではなく「今生は一度限り」と変えることにしよう。

やり直しのきく人生でも、命は一つ。
最期に後悔することのないように、生きたいものです。


DSC_0601


PS 
今日はねこ娘の桐ちゃんの49日。
仏教の教えでは、今日を境に霊から仏になる。
桐ちゃんは人間ではないけれど、わたしにとっては娘同然。
虹の橋のたもとにいるもよし。橋を渡り夫のいる場所に行くもよし。

桐の魂は、これからもわたしと一緒です。


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村

仏様が寂しがっている?ちゃんと語り掛けているじゃない

2023.8.15(火)

昨夜10時過ぎのこと。
「ガタッ」というか「ガザッ」というか、何かがぶつかったような、倒れたような音がした。
その音がしたのはお仏壇を置いてある方向から。


「ねぇ、今音がしたよね?」

「うん、聞こえたけど、何の音?」

お仏壇を見ても何も変わらず。
何の音だったのかふたりで訝ったけれど、音は1回きりで、その後に何かが起きたということもなく、わたしたちも何かを気にすることもなく、音が聞こえる前までの会話に戻った。


わたしたちが、父や夫の思い出話をしないことを不満に思い、父、若しくは夫が「ここにいるぞ」と言いたかったのか。それとも単なる家のひずみの音だったのか。
お盆期間中のことなので、何か小さな出来事にも敏感になってしまう(苦笑)

c3201487a2e99a670b0cb7806a1aaed8_s


亡くなってからの14年間。毎朝お線香をたて、手を合わせてきた。
あ、正直に言えば、たまに忘れたこともあったけれど、ふたりのことを忘れたことはなかった。
何かの拍子に「そういえばじいちゃんが、ほにゃららと言っていたね~」とか「おとうさんて、ほにゃららだったよね~」とかの会話もあった。

何だろう…特別なことではないという感覚。
お盆だから思い出すということではなく、父や夫の話題は普段の暮らしの中で普通に出ている。


葬儀屋さんの社長がおっしゃていた。
亡くなった人を偲んだり敬うことは大事なこと。でも、それよりも大事なのは、生きている人なのだと。

わたしが健康でいられるうちは、これからもお線香をたて、写真に語り掛けたりするはず。

それにしてもあの音の正体は…
まぁ、深く考えないことにいたしましょ(笑)


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村

プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ギャラリー
  • 子どもを褒める?褒めて伸びるのならいいよね
  • 子どもを褒める?褒めて伸びるのならいいよね
  • ジャンプができなくなった老猫の居所…?
  • ジャンプができなくなった老猫の居所…?
  • ジャンプができなくなった老猫の居所…?
  • ジャンプができなくなった老猫の居所…?
  • 認知症でも感情はある。笑顔がでいられる日々の愛おしさ
  • 認知症でも感情はある。笑顔がでいられる日々の愛おしさ
  • 南部煎餅の里・二戸(にのへ)でのひととき