2025.4.2(水)
昨年9月に亡くなった伯父の、相続放棄の申述を家庭裁判所に申し立てた娘たち。
「受理されないってことないよね…もしされなかったらどうする?」
なんて心配していたけれど、3月半ば辺りに家裁から封書が届いた。
ドキドキしながら開封。
書面の最初の文字は相続放棄申述受理通知書とあり、
「あ、受理だって。良かった…」
次女の分と合わせてコピーを取り、地元金融機関担当者宛に届けた。
娘たちには財産を引き継ぐ権利はなくなったが、同時に負債に関しての支払い義務もなくなった。

義兄には持ち家があったけれど、あの土地建物は今後どのように処分されるのだろう。
いつものように検索してみた。
国のものになるってことね。
いつか競売にかけられるのか、それとも解体処分されるのか。
築50年近い物件だし、トイレは汲み取り式。
解体され更地になる確率のほうが高いのかな…。
「放棄しなかったら、あの家は自分たちの物になるんだよ」
「いらないよあんな古い家。それに相続税だって払わなきゃならなくなるでしょ。仮に借金があったら、それも払わなきゃならないでしょ」
こんなことを言っていたけれど、義兄の姉・妹でさえ相続放棄をしているあの土地建物に、どれくらいの価値があるのか。

義兄と同じく未婚の長女は、自分が老いた際にはこの家の処分を甥に頼むつもりでいる。
そのための処分料は残しておかなければ…そんなことも言っていたけれど、今回のように相続放棄されることもあるわけで、まぁ致し方なしなのかもしれない。
亡き父と美代さんが、一生懸命稼いで得た土地建物。
男児が生まれなかったため長女のわたしが婿取りをしたけれど、そのわたしも男児を産めなかった。
仮にわたしが男児を産んでいたとして、その子がこの家を相続してくれるとは限らない。
生きている者を一番に考えなさい。
これは父が亡くなったときに依頼した葬儀店社長の言葉。
命はひとつ。
今生は一度だけ。
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昨年9月に亡くなった伯父の、相続放棄の申述を家庭裁判所に申し立てた娘たち。
「受理されないってことないよね…もしされなかったらどうする?」
なんて心配していたけれど、3月半ば辺りに家裁から封書が届いた。
ドキドキしながら開封。
書面の最初の文字は相続放棄申述受理通知書とあり、
「あ、受理だって。良かった…」
次女の分と合わせてコピーを取り、地元金融機関担当者宛に届けた。
娘たちには財産を引き継ぐ権利はなくなったが、同時に負債に関しての支払い義務もなくなった。

義兄には持ち家があったけれど、あの土地建物は今後どのように処分されるのだろう。
いつものように検索してみた。
民法239条第2項では、「所有者のない不動産は、国庫に帰属する」としています。 つまり、不動産を相続する権利のある相続人(被相続人の子、親、兄弟姉妹)全員が、被相続人が所有していた実家などの不動産の相続を放棄すると、その不動産は国に継承されるのです。
国のものになるってことね。
いつか競売にかけられるのか、それとも解体処分されるのか。
築50年近い物件だし、トイレは汲み取り式。
解体され更地になる確率のほうが高いのかな…。
「放棄しなかったら、あの家は自分たちの物になるんだよ」
「いらないよあんな古い家。それに相続税だって払わなきゃならなくなるでしょ。仮に借金があったら、それも払わなきゃならないでしょ」
こんなことを言っていたけれど、義兄の姉・妹でさえ相続放棄をしているあの土地建物に、どれくらいの価値があるのか。

義兄と同じく未婚の長女は、自分が老いた際にはこの家の処分を甥に頼むつもりでいる。
そのための処分料は残しておかなければ…そんなことも言っていたけれど、今回のように相続放棄されることもあるわけで、まぁ致し方なしなのかもしれない。
亡き父と美代さんが、一生懸命稼いで得た土地建物。
男児が生まれなかったため長女のわたしが婿取りをしたけれど、そのわたしも男児を産めなかった。
仮にわたしが男児を産んでいたとして、その子がこの家を相続してくれるとは限らない。
生きている者を一番に考えなさい。
これは父が亡くなったときに依頼した葬儀店社長の言葉。
命はひとつ。
今生は一度だけ。
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