にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん16歳、青(せい)くん13歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。86歳、方言と訛り×軽度認知症」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

生きるということ

長生きが苦?長生きを望んでいる訳では・・・ない?

母美代さんには妹が3人。
2歳下の気が強いミッコさん。
12歳下のお友達?感覚のヨッコさん。
そして、末っ子16歳下のナッコさん。

一昨日の金曜日でしたか、いつものヨッコさんとの電話で、ナッコさんの話になったそうな。
ナッコさんは乳がんで、片側乳房切除の手術を受けている。
オペ後のお見舞いで、病室で会ったのが20数年前。
それ以来会っていない。

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5年生存率も乗り越え元気で暮らしているのかな・・・と、思っていたのですが、現在は丸々と太って達磨さんのような体型となっていると・・・。

ヨッコさんとナッコさんは年が近いということもあり、ナッコさん夫婦がヨッコさんの家に遊びに行くという間柄。(ヨッコさんは未亡人・免許がない)

達磨さんのような体型のナッコさんが、座っているにも関わらず体制を崩しコロン転んでしまったと。その際、ナッコさんの口から出た甘~い声、
「おとうさん、起こして~」

ナッコさんの夫も、ナッコさんに負けず劣らずの体型らしいのですが、何を言うこともなく起こしてあげたらしく、その様子を観ていたヨッコさんは、夫のいない自分の前でよくもぬけぬけと甘えられるものだと、後ろからふたりを蹴り上げたい気持ちになり、観ていてイライラしたと。(なんか解る、でも甘えられる人がいるんだからいいんじゃない!とも、思う)

叔母・ナッコさんは薬の副作用?からの肥満で普段から動くことも少なく、認知機能の低下もあるようですが、それについてを姉であるヨッコさんが「ああだこうだ「」と言うこともなく、息子がふたりいるのだから・家族の問題なのだからと、自分が口を出すことではない・・・と突き放す気持ちもあったようでした。

数か月前、ヨッコさんからの電話でナッコさんの様子がおかしい・・・と言ってきました。その内容は明らかに認知症の疑いがあり、この先どうするのかな?と思いながらもその時は聞き流していました。

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「オレよりナッコのほうがずっとわげのに、オレよりさぎに死ぬんでねがえが・・・」
(若い、死ぬんじゃないのか)

「かもしれないね・・・。あなたは100歳までは大丈夫そうだから、もしかしたら叔母さんたちの方が早いかもよ」

「やんたやんた。このままわげわがらなぐなって100まで生ぎで何になるのよ」(訳が分からなくなって)

年功序列・・・ではないけれど、年齢でいえば美代さんが先に逝く。
でも、現在(いま)の美代さんを観ていると、足腰は痛いと言いながらも自立歩行はできる。
曜日・日付感覚が薄れ、訳の分からない言い分・頓珍漢連発。それでもデイケア日を楽しみにし、食欲が衰退することもない。

70歳の叔母ナッコさん。
今度のお盆帰省の際、御機嫌伺をした方が善いのかな・・・。
子どもの頃は可愛がってもらったけれど、果たしてあたしのこと憶えているのかしら・・・。

色々なことに整理をつけなければ、そんなことを考える年齢となりました。


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弱い自分が強く生きるために・・・自分を失わないこと

ときどき思うことがある。
53歳で、あの世とやらへ旅立った夫が言っていた定年後の生活について。

元気だった頃の彼は、定年後は実家に戻り畑に寝泊まりできる小屋を建て、柵を設け犬や猫を沢山飼い野菜作りをしながら暮らすのが夢だと言っていた。

60歳で定年を迎えたとして、あたしは55歳。
ギャンブル(パチンコ)好きの彼が落ち着いてくれるのであれば、そんな生活でもいっか・・・なんて思っていた。
彼が亡くなり10年の歳月が過ぎ、あたしは今年59歳になる。

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あたしは虫が苦手。
肥沃の土を作り出すミミズに至っては大が二乗・三乗付くほど大嫌い。
何が嫌いかって、目がない口がない(ないよね?口はあるのか?)前・後ろが判らない。そしてあの微妙な動き!
そんなあたしに野菜作りができるの?

結論。
できません。
でも、夫が生きていタラ、一緒に頑張れたのかしら?
彼は、何でもそつなくこなす人だった。
ただ、長続きしないタイプで、飽きやすかった。そんな彼でも、にゃんズに対する愛情は深く、特に桐に対してはそれこそ猫可愛がり状態。

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犬や大好きな猫に囲まれた暮らしなら、畑仕事・野菜作りにも精を出していたのかしら。
夫が亡くなっていなけレバ、あたしは実家に戻り好々爺ならぬ、好々婆にでもなり、娘や孫との暮らしを、夫と共に楽しんでいたのかしら。

人生て、運命て、人が決めるものではないと思う。
自分の人生なのだから、自分で打破できるように努力は必要だと思う。
でも・・・どうしてもダメなときは、何かを参考にしたり、
誰かを頼ってもいいんじゃない?!

あたしはここ古河での暮らし・美代さんとの暮らしを選択したけど、
この先のことは判らない。

あたしの性格。
負けず嫌いなのに、変な弱さがあり、とことん落ち込む。
でも、そんな時でもしっかりと自分と向き合うこと。
それだけは忘れてはならない。

そう、思うのです。


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故人の誕生日を祝うこと・・・ありでしょうか?

5月27日
今日は、亡き夫の64歳の誕生日

2009年3月に、53歳での旅立ち。
この10年、一日たりとも忘れることはありませんでした。
「人は二度死ぬ」と言います。
一度目は命が消えたとき。
そして、二度目は生きている者たちの記憶から消えたとき。

お酒が大好きな人でした。
ときに、見ず知らずの人からの連絡で、慌てて迎えに行ったことがあり、電話ボックスの前で正体を失くし酔いつぶれている夫を発見したこともありました。
近くにいた方が、見かねて何とか電話番号を聞き出し、掛けてくれたという経緯です。

弱いのに好き。
中毒みたいなものだったのかな・・・。
でも、暴力を振るうということはなく、酔うと機嫌がよくなり生きることへの自論を展開、話疲れると「寝る」の、一言で布団に移動してました。

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53歳での死は早いのか遅いのかは、人それぞれの感じ方だと思うのですが、あたしにとっては少し早かったな・・・です。

想えば、駆け抜けていたような人生でした。
そう、「やりたいことは何でもやった。人生に悔いはない」

ここまで言い切れる人はそんなにはいないと思うのです。
もしかしたら、自分の人生を達観していたのかもしれない・・・。
今にして思えばそんな気もします。


仏壇に缶ビールを供えました。
彼はキリン派。
存命中に飲んでいたのは、専ら発泡酒。質より量の精神?

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今日はキリンの「一番搾り」でお祝いです。
生きていたなら、先の人生はどんなであったでしょうね・・・。

気を利かせて、あたしのお迎えに来るようなことはしないでね。
あたしはまだまだこの世に未練がありますから(笑)
そして、いつの日かそちらへ行ったら、あなたのいなかった人生を、あなたの分まで楽しんだことをお土産話にさせてくださいね。

64歳、おめでとう。


夫が亡くなった、10年前の記憶を辿る。

霊柩車で8時間(憶えていないが、東北道岩槻インターから100キロ平均走行、途中休憩を入れるとたぶんこのくらいの時間)

葬儀屋さんの運転手は2人。(交替での運転の為)
遺体安置は後部席。当然寒い。
後部スライドドアの横に小さな椅子があり、そこにポツンと座る。横の棺の中には53歳胆管細胞がんで亡くなった夫。

運転席と助手席は暖房が効くが、後部座席はブルブル震えるほど寒かった。

途中、トイレ休憩が2回ほどあったような・・・。
トイレから戻ってくると、葬儀屋さんから、缶コーヒーを頂いた。
「うしろは寒いですよね・・・でもこればかりは仕方のないことですので」

気遣いは嬉しかった。


夫が亡くなったのは、2009年3月28日 午後11時13分。

余命宣告を受けていたので、亡くなるのなら岩手で。との夫の気持ちを尊重し、事前に岩手の病院への転院手続き・民間の救急車の手配、そして引越しの準備を全て終えた日でした。

個室に移り、付添い用の簡易ベッドを借り、ロングドライブに備えて早めに休んだ方がいいね。などと、車の移動のために岩手から来てもらったむすめ達と話したことを憶えています。

亡くなる2~3日前から、虚ろな目をしベッドの上で、起上がる・横になる、という動作の繰り返しをしていた夫。
たぶん、無意識で病気がさせていたのだと思います。
それでも、明日は岩手に向かうのだいうことは解っていたようで、
「引越しの物は片付いたのか・・・?」

と、自分が何もできない状態で、申し訳ないという気持ちも出ていました。

急変。と言うのでしょう。
いきなり呼吸が荒くなり、すぐに意識がなくなりました。
慌てて看護師を呼ぶと、心臓マッサージが始まったのです。

夫の名前を呼び、傍にいることしかできませんでした。

「手をさすってあげてください。名前を呼んであげてください。伝わりますから!」

看護師から言われた通りに手をさすり、何度も何度も名前を呼んでいたあたしの横で、むすめ達も「おとぅ、おとぅ」呼び続けていました。

心臓マッサージを始めて、どのくらいの刻が過ぎたのか分かりませんでしたが、「ガッ!」という声にもならないような声と、大きく見開いた目で上半身が上がり、バタンとベッドに落ちたのが最期だったように思います。

看護師の手が止まり、夜勤の医師が脈をとり黙って見ているだけ・・・。
でも、諦めきれないあたしは、医師に対してもう少し心マを続けてほしいとの懇願に、元々心臓が弱っての急変なので、これ以上は意味がありませんとの応え。どうすることもできませんでした。

瞳孔と時計確認をし、
「午後11時13分。御臨終です」

余命宣告されたとき、一応の覚悟はしていたしたつもりでしたが、あまりにもあっけない別れでした。


10年の歳月が過ぎた今でも、はっきりと憶えていること。
その夜、夫の口から出た一言。
「俺は死ぬとき苦しむのかな・・・」

「そんなこと神様しかわからないでしょ・・・」

まさか、この会話の後に亡くなるとは夢にも思ってもいなかったので、こんな素っ気ない返事をしてしまったあたしです。

嘘でも、「だ丈夫だよ」と、どうして言えなかったのか・・・。
後悔しています。


人によっては、全てのことが頭の中に残っている。と、言える方もいるでしょう。
あたしには・・・断片的な記憶しか残っていません。

そんな記憶の中での最大の後悔が、先の会話です。


人は、必ず亡くなります。
それがいつであるかは、判りません。

あたしは、母美代さんを看取る覚悟はしています。
まぁ、それもいつになるか判りませんし、もしかしたらあたしの方が先かもしれないのですが・・・。

この世に、悔いなき人生を送られている方が、どれほどいらっしゃるのか定かではありませんが、
なるべくなら、後悔のない日々を送りたいと思っている、あたしです。

お読み頂き、ありがとうございました。


終焉は「家」で・・・。母の想い。

昨日の朝、
母美代さんの自室から話し声が聞こえてきた。

洗濯機を廻していたので、誰とどんな内容なのかは聞こえてこず、まぁいつものヨッコさんかな・・・くらいに思っていた。

お昼頃、朝の電話は誰だったのかと問うた。
美代さんは、
「は?オレ・・・誰がど電話したってが?誰ど話したってよ?」

「洗濯機の音で良くは聞こえなかったけど、あなたの話し声は聞こえたよ」

3時間ほどで誰と、どんな内容だったかも忘れる。
こんなものなの・・・。


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2時過ぎ、
「あたし、3時半から美容室だから留守にするよ」

「そが、わがった」

いざ出かける支度をしていると、
どごさが行ぐのが?」(どこかに)

「エッ、美容室に行くって言ったよ。あなた、解ったって言ったよね?」

「・・・おべでね(憶えていない)

聞こえているが、聞いてはいない・・・のでしょう。
要するに、頭に入っていない・・・。

12歳下の妹「ヨッコさん」との内容は、だいたいが昔話。
ヨッコさんの口調も面白おかしく話してくれるので、母も大笑いで楽しそうだが、昨日の誰からの電話で内容も憶えていないとなると、大事な内容であったらどうする?ということになる。

ヨッコさんもそうだが、美代さんの認知症を叔母たちはどこまで理解しているのか?
年を取ればみんなそんなもの。誰でも一緒・・・。くらいの考えなのだろうか?


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10年前、父と夫を立て続けに亡くし、父方の本家長男から手厚い嫌がらせを受けている我が家。
3年前に父方の伯父がこの世を去った。本家を含め、これで縁も切れたと思っている。
残っているのは母方の叔父・叔母たち。
順番でいけば母が最初に逝くことになるが、美代さんを観ているとそうとも思えない。
美代さんは、家で死にたい。自分の遺体を姉妹たちに見てもらいたい。と言う。
泣き崩れる姉妹の姿を自分は空の上から見物でもする。ということなのか?
そのとき、何人の兄弟姉妹が残っているのだろう。

10年前の葬儀の煩わしさを考えると、こじんまりとした家族葬でもいいのではないか・・・。そんな風にも思ってしまう。


そう言えば、夫も亡くなる前は家(岩手)に帰りたいと言っていた。
郷愁なのだろうか、あんなに自由奔放な生き方をしていた夫でさえも、亡くなるときは「家」と言う。

あたしも、いつかは美代さんや夫のような心境になるときがくるのだろうか・・・。

母美代さん。
「デイは楽しい」

そう言って出かけて行った。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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