にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳、青(せい)くん17歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、90歳。方言と訛り×認知症要介護3で、田んぼの観える特別養護老人ホームに入居していましたが、現在は在宅介護に戻し、日々奮闘中」(現在は要介護5に進行) ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 人生一度きり、前向きに生きるためのブログです。

生きるということ

亡くなる日を選べるのなら、寒い時期は避けたい・・・

2023.3.28(火)

東京の桜は、今週末までが見頃だとか。
八幡平市の桜は、まだつぼみ。
でも、遠目ではありますが、薄く色づいているようにも見えるので、確実に開花の準備をしているのでしょうね。

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夫がガンで亡くなったのは、14年前の今日。
街路樹が花を咲かせていました。

その当時、入院先で同室だった方のご家族・高校生くらいのお嬢さんの服装を観て、少々違和感が。
半袖ブラウスにレースのカーディガン。薄いひらひらとしたミニスカートを穿き、足元を見れば素足にサンダル。

寒くないのかな・・・。
絶対寒いよ・・・。
あんたたち、できる?
無理無理。

ファッションは我慢といいますが、あまりにも強烈な印象で、当時23歳と28歳だった娘たちと、小声で話した記憶があります(苦笑)


関東で桜の季節に亡くなった夫ですが、葬儀はここ八幡平市で。
まだまだストーブが必要な時期。

「じいちゃんもだったけど、おとぅも寒い時期に死んじゃったね。葬儀を出すわたしら家族のことを想ってほしいよね」

自由奔放に生きた人で、想い残すことはない・死ぬことも怖くないと言っていましたが、最期も突然でした。
夫らしいと言えば、らしいのかな?
娘たちの愚痴に、同感しています(苦笑)

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火曜日は次女が勤める歯科医院は休診日。
春休み中のマナくんと3人で、お墓参りをすることに。

本来であれば、午前中に済ますのが善いのでしょうね。
でも、次女の都合もあるので午後から。
形式ばったことに拘らない人でしたから、午前だろうが午後だろうが気にしないはず。

「お、来てくれたのか」

くらいな感じで笑ってくれるでしょう(苦笑)


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お彼岸に想う 跡取りと墓守・・・何れは墓じまい

2023.3.20(月)

春彼岸ですね。
今年は、3月18日から24日までとなっています。

わが家は仏教・曹洞宗。
八幡平市には、宗教法人番号の登録をしている寺院は9か所あります。
このうちの1か所に、亡き父が墓所を購入したこともありますが、地域性で観ても、わが家はこの曹洞宗のお寺が菩提寺になったのだと思います。


父が亡くなるまでは、仏教にもお寺にも無縁だった。
子どもの頃は、お盆には父方の本家のお墓参りはしていたが、結婚し子どもができてからはそれもしなくなり、お盆の期間は家族で(両親含め)泊りがけでキャンプに行くのが恒例となっていた。

父が(夫も)亡くなってからの14年間。
お墓参りをするためのお彼岸帰省をしたことはなく、美代さんが古河市に住むようになるまでは、美代さん任せになっていた。

両親は、自分の親の墓参りを何歳までしていたのか。
お彼岸の期間中、父方のお墓参りは何度かあったが、母方のお墓参りは、記憶の中では一度だけ。
墓地はわかるが、どの辺りに建てられていたのかは、もはや定かではない。

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父と夫が永遠の眠りについているお墓には、そんなに遠くない将来に、母も入ることになるはず。
跡取りとして生まれたわたしは、自分の生が終わるまではお墓参りを続け、何れは同じ墓に入ることになるだろう。


「おかぁが死んだら、次は年齢的に言えばおねぇ。しばらくは墓守はわたしがするけど、マナにはその負担は掛けたくない。だから、自分が生きているうちに墓じまいをするよ」

嫁いだ次女から言われている。
一人息子のマナに、婚家と実家双方の墓守の負担は掛けたくないと。

それにしても、わたしは毎日お仏壇にお線香を立てている。
実際のところ、父と夫はどこにいるのだろうね。
あの世というところには、ドラえもんのどこでもドアのような物があるのだろうか。いつでも、好きな時に移動ができるのだろうか(苦笑)

想いは、生きている者の中にだけあるように思います。


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神棚と仏壇 存在意義と拝む気持ち

2023.3.13(月)

わが家には神棚があります。

父が存命中は、両親共に毎朝「パンパン」と手を叩き、何かをお願いしていました。想うに、健康長寿だったのかも・・・。
父が亡くなってからは美代さんだけが「パンパン」
美代さんが古河に越してからは、神棚を拝む者はいなくなり、申し訳ないがお飾り状態に。

「神棚はちゃんと拝まないと災いが起こるってよ。拝まないのなら無い方がまだいいって」

長女から言われ、そうだなぁ・・・と。

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           イメージです


検索をしてみると、神棚は魂入れをしていなければゴミとして処分しても良いのだと。
わが家の神棚は両親が設えたもので、その当時、魂入れをしたのかは定かではない。もしも魂入れをしているのであれば、ゴミとして処分するには抵抗がある。

普段はお仏壇に手を合わせているが、神棚に手を合わせくなってから何年になる?
お正月明けのどんと祭に出せばよかったのだが、すっかり忘れて今頃になって後悔(苦笑)


神社で引き取ってもらえることを知り、盛岡八幡宮に確認。
古札納所という場所があるのだそうで、そこに持ち込みをすればお焚き上げをしてくれるのだと。

費用は?
賽銭箱が置いてあるので、300円以上をお願いしたいと。
持ち込みは自由なので、いつでもいいですよとのことだった。


わが家にはお仏壇もある。父が亡くなってから母美代さんが購入。
それこそ毎朝晩お焼香。ご飯と水を供え拝んでいた。
美代さんが古河に越してからは、お仏壇に手を合わせる者はなく、ある意味ではインテリア。
現代仏壇なので、和洋どんな部屋にでもマッチするが・・・。

わたしが実家に戻ってからは、毎朝晩手を合わせている。
美代さんはお仏壇のことはすっかり忘れているが、まぁ致し方なし。

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お焼香にはチャッカマンを使用。
今朝、ストーブを点けるためにお仏壇に置いてあるチャッカマンを手にした長女。

「ねぇ、おりんを打ってからにしたら?」

「だって、習慣が無いんだもの・・・」

長女は仏壇に手を合わせる習慣がない。
この家は自分が守るんだと言いながらも、仏壇には興味がないようだ。
わたしが生きているうちはお仏壇を守ることはできるが、わたしが死んだら誰が守る?
完全にインテリア化することは目に見えているが、それも致し方なしなのだろう。

「母が死んだら、埃まみれになるんだろうね・・・」

「仕方ない!じいちゃんも解っているはずだから」

初孫で内孫の長女。
何かにつけて「ユカユカ」と、父に可愛がられていた。

神棚は、わたしが責任をもって処分する。
でも、お仏壇は長女の代で長女が何とかしてくれるだろう。

拝む気持ちは、そこに何かが存在しなくてもよい。
いつ、どこでも手を合わせる気持ちがあればよいのだと思う。そう、それは心の中でもよいのかもしれない。


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本家筋との付き合いが終わる この先は・・・

2023.3.11(土)

昨夜のWBC・日韓戦、わたし以上に野球に興味がない長女が、これまたわたし以上にヒートアップして観戦。

「イケイケーー、走れーーー!」

わが家は平和です(笑)


昨夜9時少し前に、叔母・ミッコさんから着信。
こんな時間に何かあったのかと、少し不安になりながら出てみました。

日中に眼科を受診したのだと。
その際、見覚えのある人を見つけ声を掛けてみたと。

声を掛けた相手は、父方の本家のお嫁さん。
秋頃だったか、庭先で声を掛けられ一瞬「何方?」だった従兄の妻Tさん。

14年前に父や夫が亡くなった際、従兄とはひと悶着あった。
あれ以来、親戚付き合いはしていなかった。
言った方は忘れても、言われた方は憶えている・・・14年も前のことだから、従兄もすっかり忘れてしまったのだろう。
そんな従兄から声を掛けられ、内心・・・一番会いたくない人に声を掛けられてしまった・・・と思いつつも会話に応じた。

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ミッコさんは、自分の状況・最近夫が他界したことを話したそうだ。すると、Tさんも自分のことを話し始めたそうで、2月に従兄が亡くなったと。
跡継ぎの長男は埼玉県で警察官をしている。岩手に戻ることはこの先もないとのことで、自分も近々長男の世話になるので、岩手を離れるのだと。

秋に会った時の従兄はとても元気そうだったが、ふくよかで、若かった頃のスラリとした面影はどこにもなく、中年太りの最たるものか・・・の印象だった。

死因は、肺癌。
わたしに声を掛けてきたときには、もしかしたら既に侵されていたのか。
どの様な心境で声掛けをしてきたのかは、今となっては知る由もないが、自分の死期を悟っていたのだろうかと、勝手に想像してしまう。


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「わがるが?叔父ちゃんの甥のHだ」と、母美代さんに話し掛けてくれたが、わたしでさえもわからなかった従兄に、美代さんも「・・・わがらね」

あの時が従兄との最後の会話。
でも、美代さんはそれさえも忘れているはず。

亡くならない人間はいない。
ミッコさんから教えてもらわなければ、従兄が亡くなったことも知らずにいただろう。そして、父方との親戚付き合いは、従兄が亡くなったことで、この先は一切ないのだと思う。
わたしも長女もそのことを案じていたので、従兄には申し訳ないが、何かホッとした気分になった。


この先も、親戚付き合いは徐々に薄れていくのだと思う。

「母の役割って、ヨッコさんやミッコさんとの付き合いだと思う」

「そうだね、近寄り過ぎず、かと言って離れることもなく」

【つかず離れす】
この距離感で、これからも可愛がってもらえるように・・・。


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法要と納骨の習わし 地方によっての違い・・・?

2023.2.28(火)

叔父(叔母・ミッコさんの夫)の三十五日法要と納骨に参列してきました。

忌明けは、一般的には四十九日ですが、この街では昔から三十五日となっています。でも、香典袋の表書きは「御霊前」
そう、四十九経っていないので、未だ仏様にはなっていない。
ややこしい話ですが、そういう街なのだから致し方なしです。

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お焼香をするには、喪主から始まり血縁の順番があると想うのです。
わが家の場合には父方の従兄がとても厳しかった記憶でしたが、今日のお焼香は遺族以外はバラバラでした。

葬儀や法要の時って、遺族はいっぱいいっぱいです。
父の葬儀の時には何も判らず、葬儀屋さんに詳しく教えて頂いた記憶があります。それも、何度もなんども繰り返し、しつこいくらいに(苦笑)
参列くださる方々に失礼のないようにと、それはそれは必死でした。

2ヶ月後の夫の時はというと、父の時のことはストンを抜け落ちたと言うか記憶に残っていない感じで、改めて教えて頂いた記憶です(苦笑)

今日の三十五日法要が終わると、次は一周忌法要。
わたしの場合は、それまで憶えていられるか自信がなかったので、教えて頂いたことをノートに詳しく書き連ねました。

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納骨には、次の法要で忙しい和尚様はお見えにならず、参列した者たちのみで。
宗派か地域性なのかは判りませんが、こちらの納骨は骨壺のままでは納めません。
参列した人数分のお骨を取り分け、あとの分は先に納骨堂の中に納めます。言葉は悪いのですが、バラバラっとまき散らすような感じで・・・(葬儀屋さんのお仕事)
取り分けたお骨は、その後に各人がポイと放り込むように入れ、最後に喉仏を喪主が納めます。

14年前、父と夫の時も同じだったのか・・・記憶が曖昧ですが、直に入れたことは憶えています。
父の時の葬儀屋さんのお話では、一日でも早く土に帰るようにと、そして更には一日でも早く生まれ変われるようにとの考えなのだそうです。
そう、骨壺のままでは入れないんだ・・・と、その時初めて知りました。

因みに、こちらの骨壺は陶器ではなく木箱です。
木箱は、葬儀屋さんが処分してくれることになっているようです。

全てが終わると、コロナ禍でもあるので、会食はせずにお重箱を頂いてその場で解散。
従兄弟の弟の方が、

「来年一周忌があるから、それまで生きていろよ~」

バイバイをしながら見送ってくれましたが、何とも陽気なことで(苦笑)
兄の方は喪主をということで、終わるまで神妙な面持ちでしたが、これが長男と次男の違いなのかと。

長く生きると、参列者も少なくなります。
母美代さんには4人の弟妹。
2番目の妹・ヨッコさんは77歳ですが、長生きはしたくないと話していました。

案外、美代さんが一番長生きするのではないか。
そうなると、送ってくれる人も限られてしまうよな・・・。
そんなことを想いながらの家路でしたヮ。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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