にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん15歳、青(せい)くん13歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。85歳、方言と訛り×軽度認知症」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

認知症の母との暮らし

通所リハビリ、午後はレク。お金の計算は得意です。

母美代さん。水・土曜日はデイケア日(通所リハビリテーション)

午前中は、利用者さん順番でリハビリ、終わった順にプレイルームに戻り、塗り絵や計算ドリル・TV視聴で自由に過ごし昼食。
午後は、入浴そしてレクリエーション。

こちらの通所リハビリの利用時間は2通りから得選べる。
1. 3時間以上4時間未満
2. 6時間以上7時間未満

1を選んでいる利用者さんは昼食後に帰宅。
母は、2を選んでいるので入浴をし、午後のレクにも参加。

レクの内容はその日によって様々。
ある日はカラオケ大会。
ある日は母の嫌いな、塗り絵や間違い探し。

昨日は、計算問題に挑戦したとのこと。


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母は、この計算問題全てが合っていたことを誇らしげに自慢。

「満点取れだの、あまりいながった。オレのあだま、まだまだ何ともねよた」(まだまだ何ともないようだ)

②の問題 鶏むね肉  200円
       イカ  250円
      小松菜  180円
     合計金額  630円 支払った金額 1,000円  
                   おつり   370円

記入か所は間違えたようだが、金額は合っています。
      

母は自らを「カネ意地が汚い」と言うくらいで、日頃からお金に関してはうるさい。買い物時もお札を出すのではなく、ちゃんと小銭を出す。そして、レシートも確認する。
お金の計算は出来るのに、時計の計算となるとこれが出来ない。
例えば、10時に出掛けるので10分前には準備を終えるようにとする。9時50分が出てこない。40分?45分?50分?と、まだらな答えになる。逆算は難しいようだ。


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日にち・曜日間違いは頻繁になってきているのに、お金のこととなると頭が冴える。このちぐはぐな状況にあたしの頭の方が混乱する始末。

各駅停車で進行中の母。突然の急行や特急に乗り換えずに、ある日突然ピンピンコロリを希望する。なのですが~、実際のところはどの様になりますことか・・・。

お金に興味がなくなったときが、怪しいということで。


携帯電話は友だち。

母美代さんの携帯電話は「ガラケーらくらくホン」

9年前、父が他界してのち76歳の時から使用しています。
メール・カメラ機能なしの通話のみ。


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  ストラップは、見ざる言わざる聞かざる。
      母には出来ない芸当。


父存命中は母と連れ立って、自宅から4キロほど離れた場所にある畑と田んぼ仕事。車の免許を持っていない父は原付バイク。母は自転車。
米・野菜の収穫を楽しみに勤しんでいたようです。

父が亡くなり、これまでいつも一緒の行動だった母が一人となり、田んぼや畑で万が一を考え携帯を持たせるようにしました。
いくら、らくらくホンでも76歳での携帯は機械音痴の母には、異次元の世界。
孫たちからの、「ここの機能はなんちゃら・ここはこうで・ああで」の説明に理解のしようもなく、1枚の大きな紙に図入りでの説明を希望。時間はかかりましたが何とか覚えました。(正直偉いと思っています)

持ち運びできるから携帯なのに、畑へ着くと腰回りが邪魔になると言い、
作業小屋へ置きっぱ。意味なし。
それでも嬉しかったようで、孫たちへはボタン一つで繋がるので便利だと喜んで使っていたようでした。ただ、意味もなく電話を掛けてくる母に対して、むすめ達は(-ε-)ブーブーのようなこともあったようです。
5~6年使用で待ち受け画面に傷が入り現在は2台目。


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ここでの暮らしでの一番の楽しみは、ほぼ日課となっている母の妹ヨッコさんとのお喋り。よくもまあ毎日話すことがあるものかと感心していますが、時にあたしの悪口もチラホラ。(壁1枚の隔たりに、ダンボの耳)

以前、ケアマネさんから「お母様は穏やかですね」と言われましたが、愚痴のはけ口がある事が大きい様に思います。
母のお喋り好きはいつ頃からだったのか・・・?認知症となる以前から電話魔だった様に思います。岩手在住の頃は、ヨッコさんではなく地元在住のすぐ下の妹がお喋り相手、家電のみ。(いえでん=固定電話)
この叔母は携帯を持っていないため、家電から掛けてくる。家電から携帯にかけると電話代がかさむため、息子からあまりかけないように言われたと、愚痴られたそうな。
そのため、よほどの緊急でない限り叔母からかけてくることはないようで、専らな母からかけています。

話し相手がいなくなることが症状を進行させることにもなりますので、携帯は母にとっては最高のお喋りツールなわけです。

物忘れも目に見えて多くなり、大丈夫か?と思うことも増えましたが、進行を少しでも遅らせられるのであれば、あたしの悪口でも何でもいいのです。
そして、願わくば父のようにある日突然ピンピンコロリ。

携帯電話は友だち。

あたしはズルい娘。


記憶がなくなるって、こういうことなのですね・・・

昨日の母美代さん。

部屋で何やらガサゴソ。あたしは知らんふり。
少しして、シーツを片手に、

「これ、シーツだじゃな。岩手がら持ってきたのだっけが?」

冬物のアクリルBOXシーツです。昨年の今頃、電気毛布にはまだ早いと思い某「〇まむら」で購入したことを伝えると、

「そだのが・・・でも、使ってねがえ?」(使っていなかったんだろ?)

いえいえ、「あったげぇ」と言い使っていましたよ。でも、BOXゆえマットに挟むのが面倒・時間がかかるの理由で敷かなくなった言いますと、

「そだそだ、めんどくせがったんだ」

・・・思い出したの?・・・


しばらくして今度は冬物帽子を持ってきて、

「この帽子はここで買ったのが?」

お洒落に関心がない母ですが、昔から帽子は大好きで夏物は5~6個ほど持っています。冬物なので、クローゼットの中へ仕舞っていました。

「それは、まつもり(実家で母御用達の洋品店)で自分で買ったものだよ」

「オレが買ったてが・・・忘れだじゃ・・・このポンポン右が左が?」

「それは左」


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被らせました。

この帽子、3月頃まで普通に被ってました。もちろんポンポンは左で。
使っていたことや、自分で買ったことも忘れる。被り方も忘れる。
あたしも、忘れることはあります。でも流石に被り方は憶えています。知っています。

こうだよああだよと説明したのち、突然、

「こごにきたどぎ、おめはきかねくてオレはおごられでばがりいだ。今はおめが優しぐなったのが、オレがものわがりよぐなったのが」(ここに来たとき、お前はキツい・荒い・恐いで、わたしは怒られてばかりいた)

「怒ってたつもりはないよ。何度言っても解ってもらえないからきつく感じたんじゃない?今はあたしも学習したのよ」

・・・自分の物分かりが良くなったと感じてるんだ・・・

認知症は、怒られた記憶だけはずっと残るとありますが、
こういうことなのですね。



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録画しておいた「大恋愛」を観てました。
主演の戸田恵梨香さん演じる尚のセリフを聴いた母は、ポツリと

「自分のごどもわがらなぐなるんだなぁ・・・」

と、言いながらもその後は特に変わった様子もない。
でも、あたしには変わった様に見えなかっただけで、本人は怖いと感じているかも知れない。そこが今の母の解せないところ。

専門書には軽度であれば仕事を与えたほうが良いとあります。
トイレ掃除とお風呂の湯ハリを頼むことにしました。
トイレは、ティッシュにシュッッシュッと振りかけて拭くタイプ。
お風呂は、排水溝に栓をし蓋をして自動のボタンを押す。

たったこれだけの事ですが、今の母には大仕事。お風呂の湯ハリについては春頃にやってもらっていますが、初めて聞いたと言います。
明日、憶えているのか?やる気はあるようですがいつまで続けられるのか疑問。「忘れだじゃ」がでることは間違いないと思いつつ・・・。

【発想の転換】
忘れていくことは仕方のないこと・どうにもならないこと。

母は、元々知らない・出来ないことが多い人。
何でも出来ていた人たちが出来なくなったのならショックは大きい。だが、元からできない・やらない人なのだから出来ることがあれば「御の字」
今出来ることをやってもらう。



ドアの閉め忘れはほぼ毎回。諦めました。


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嫌いなもので腹いっぱいにできない!

母美代さんの園では、2週間ごとに献立表が更新されます。
水・土曜日の美代さんは2日遅れで渡されます。

連絡帳バッグの中から、献立表と連絡帳を確認。
連絡帳には、主食が、完食に対して1/3と記されており、献立を観ますとロールパン・クリームシチュー・コールスローサラダ・リンゴ・ヨーグルトとありました。


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・・・はハーン、パンかぁ。ま、残すよね・・・


母に訊いてみました。

「ねぇ、パン残したみたいね?」

「したって、ゴソゴソしてとげね。いづまでも口のながにいる」

「メニュー、シチューだったよね。ちぎってシチューにつけて食べればよかったでしょ」

「なんだがわがらねども、白いのにつげで食べだ」

「・・・ヨーグルトかぁ、まぁそれもありだけど・・・なんで食べられないかねぇ。芋でも人参でも沢山食べたらお腹いっぱいになるでしょ。あたしは水でもお腹いっぱいにできるよ」

「嫌いなもので腹ちぇぐせね」(腹いっぱいにできない)


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確かに一理ある。あたしも苦手な肉の脂身ではお腹いっぱいにできない。と、言うより食べられない。
が、調理法による。カリカリに焼けば食べられないこともない。現に鶏皮をカリカリに焼き、塩・胡椒を振りかけたら、最高の酒の肴になる。コラーゲンも摂れる。

ならば、おかずを入れたものならと、調理パンや、サンドウィッチを勧めたこともあったが、パンはパン。なぜ、おかずを中に挟むんだ。と一蹴。
美代さんは白いご飯に拘る。チャーハン・ちらし寿司・丼物と、ご飯の上に何かが乗っているのが苦手のようだ。それでいて気が向いた時には平気食べる。時に「美味しい」の言葉も出る。

パンが苦手・嫌いと言いながらいつの間にか買ってくる。
1~2個食べて結局放置。後日あたしの腹の中。

そういえば随分前のこと。食パン8枚切1袋と、いちごジャム3個買ってきましたっけ。
なんで嫌いなパン?それに同じジャム3個?
訊くと、無性にパンが食べたくなったと。ジャムは、いちご以外を探せなかったと。
パンは日にちを掛けても食べきれず、「二度と買わね」ジャムに至っては、甘いもの大好き美代さんのおやつ状態。太りますよねぇ。
?甘いものが好きと言いつつ、チョコやケーキは苦手。コーヒーにはスティックシュガー3本。要は砂糖が好き。結局、白いご飯と同じで加工されたものは嫌なのでしょうね。

美代さんのお腹は、どの様になっておりますことか・・・。

「嫌いなもので腹ちぇぐせね」

嫌いなものを沢山食べたところで、満腹感は味わえない。




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携帯電話は、固定電話? 記憶が飛ぶ・・・何処へ。

今日水曜日は母美代さんのデイケア日。

『鬼娘の介護日記』のあんず様ではありませんが、
ボーっとして過ごすことも、必要です。

毎週火曜日は、大手スーパー〇オンの火曜市。
根菜や、アボカド・パプリカなど、母美代さんの好きな野菜のバラ売りがありますので、朝の早いうちに買い出しに出かけます。(9時半頃)

そう、昨日の事です。
買い出しの日は、必要な食材は必ずメモにして持って行くのですが、
情けない話、書いても忘れることがあります。それに気づかずに買ったつもりで帰宅。冷蔵庫の前に広げて、

「アレッ?〇〇がない!」

みたいなことが、まぁまぁあります。

母美代さん。キャベツの千切りを買ってきてほしかったらしく、頼めばよかったと。
先週の日曜日に、トンカツを食べた際の、キャベツの千切りがよほど美味しかったとみえて、市販の袋入りを自分で購入。(脳裏に浮かぶ『誘うな』の言葉、ウゥー)

キャベツなら冷蔵庫に入っているので、自分で切るようにと、

「あんなに細ぐは切れね。ブツブツ」

あたしは、この件は頭の中からすっかりと抜けていました。

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夕方、もう一度買い物へ。店内に入って、

・・・そうだ、美代さんから何か頼まれていたんだ・・・

思い出せません。例の思い出し方法でもダメです。

仕方がないので、美代さんへ電話。
呼び出し音、15回。トイレ?と思い再度電話。出ない。少し経ってから再再度の電話。やはり出ない。
ピンときました。
部屋に置きっぱなしで、居間でTVを観てる。間違いない。聞こえるはずがない。何のための携帯ヨ。
持ち運べるから携帯なのでしょ。と思いつつ自分の記憶が飛んだことは棚の上。

帰って、何度も電話を掛けたのに何故出なかったかを問うと、案の定。

「電話?部屋にある。聞こえながった。どれよ」
開いて確認していましたが、

「おめがら、来てるな」
当たり前です。3度も掛けているのですから。

「ねぇ、携帯は持ち運ぶから携帯なのよ。美代さんは膝が痛むからすぐには部屋へ行けないでしょ。頼むから傍に置くようにしてよね」

「わがった。で、何の用だったんだ?」

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 (イメージです。母はガラケーらくらくホン)


ここからが恐ろしい・・・。

「午前中頼まれた物って何だっけ?」

母は、午前中のあたしとの会話を、すらすらと言えました。

「キャベツは冷蔵庫にある。自分で切れと言われた。
あんなに細くは切れない」


あたし・・・思い出しました。確かに母の言った通りの会話です。
午前中の会話をまんま憶えていた母と、言われて思い出したあたし。
これは、もしかしてあたしの方が分が悪い?

「あ、そうだったね」
誤魔化しました。そして落ち込みました。


認知症の母と暮らすようになり、時にあたしの方が危ないと思うことが、
何度もあります。

飛んだ記憶は何処へ行き。そして、どの様に戻ってくるのでしょう。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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