にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん14歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。86歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

認知症の母との暮らし

四重苦・・・? 脳と歯、そして下(しも)と歩行

認知症患者の介護に携わっている方は、国民のどれほどを占めるのだろう。

母美代さん。
アルツハイマー型認知症ですが、その進行はとてもスローに感じています。
それでも、最近の美代さんを観ていると、少し前に比べて「あぁ~かなり進んだなぁ」とも、思っています。
変な言い方ですが「順調に進んでいる」のだとも思ってます。

志村けんさんが亡くなられたことを知った際は、
ワイドショーで大きく報じられていたので、コロナが原因だと解った風なことを言っていました。
日本だけではなく、全世界・・・世界中で大変なことになっていることも教えました。

TVをつければ、連日コロナコロナ。
流石の美代さんも、コロナという言葉は覚えたようです。

昨日のこと。
TVから流れるコロナの言葉を聴いて、

「この、コロナ・・・日本にもきたのが・・・」

・・・にも、え?知っていたんじゃないの・・・

「コロナさかがらねように、気つけねばな・・・」

と、病気の怖さを知っている風なことも言う。
どこまで理解しているのか、あたしには分かりませんが、その時々が一瞬らしいので、毎回同じことの繰り返し。
あたしは疲れますが、美代さんは疲れることもなく、恨めしい。

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金属床の義歯作成中ですが、遅々として進まない。
現在の入歯と比べての歯並びや歯の長さ調整だけで、既に3回。
未だ、形にもなっておらず、美代さんは待ちきれません。

「いづになったら、この歯治るのよ?」

治している訳ではなく、新しく作っていることを毎回教えていますが、本人的にはその感覚が無い。
歯医者から帰ってくると、施術自体を忘れています。
そして、

「早ぐ治ればいい・・・」

食べることが生きがいとなっているので、思い切り噛めることを望んでいるのですが、こんなにも時間を掛けている新義歯は、果たして望み通りに出来上がるのか、少々不安でもあります。

過活動膀胱・切迫性尿失禁。
経験がないので、どれほど辛いものなのか想像するだけなのですが、尿意を感じていないときでも出ている・・・垂れ流し状態。
そして、臭いも気になります。

今朝、朝の交換を済ませた美代さんは汚物袋を持ち上げてみて、

「こったに重でものまださぶら下げでるんだがら、歩げねのもしかだねな」
(股)

「美代さん、それ二日分だよ」

「あ、そが。どうりでいっぱい入ってら」

二日分の重さはかなりです。
握力がなくなってきている美代さんには、余計に重く感じたようですが、
確かに、重くなったパッドをお股にぶら下げているのですから、足にも負担になってはいるのでしょうね。

こまめに交換すれば負担も軽減されるとおもうのですが、そこは勿体ない精神が発令され、それとこれとは別問題。
あぁ~メンドクサ。

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この狭い家に越してきて、更に歩くことが少なくなってきているので、少しの用事でも歩かせようとしていますが、美代さんにはそれが気に入らない。
なぜ手助けしてくれないのだと、文句タラタラ。

子の心親不知とは美代さんのこと。
ん?待てよ・・・
歩けなくなって困るのは・・・あたしかぁ?
あたしの負担が増えるのか?

まぁ、どちらにせよ車椅子を通すスペースなどないのですから、このままの状態をキープしてくれたら御の字です。

四重苦などと、大げさだと思われたでしょうね。
昨夜の晩ご飯時にボソッと言ったことをヒントに、つけたタイトルです。
美代さんにとっては全てが苦になっている。
解決できる希望は義歯のみで、ほかの三つとは上手に付き合うだけ。

認知症が一番厄介ですが、
それはあたしが上手に付き合わなければならない問題です。

長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


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認知症・・・記憶と、思い込みの狭間で

昨日は日曜日、デイケア・デイサービスはお休み。

母美代さんの部屋の整理タンスの上に、もしかして一度穿いた?と思われるリハパンが、ふんわりと折りたたんだ状態で置かれていました。

・・・ハハ~ン。穿こうと思ったけど勿体ない精神が出たんだ・・・

今日はデイケア日、そして可燃ゴミの日。
着替えが終わった頃を見計らって声掛け。
と、汚物袋にリハパンが入っていません。
100歩譲って、デイの日は必ず取り替えるようにと、あれほど言い聞かせていたのにです。
なぜ取り替えなかったかを問うと、強い口調で、

「取りがえだ、ちゃんと見ろ!」

いいへ、入っていません。
確認させると今度は、

「そだ、そごにあるのが脱いだやづだ」

整理タンスの上のリハパンを指し、もっともなことを言うのです。
いやいやいや、このパンツは昨日からここにあるよ、と。
そして、穿いているパンツを脱がせてみると、案の定汚れ三昧(二日分)
だいたい、脱いだと記憶しているパンツを、なぜタンスの上に置く?
そこから間違っている。

下半身すっぽんぽんになり、時間もないので下ズボン(ももひき)・ズボン・靴下と順次穿かせてあげ、ゴミ出し完了。

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最近の美代さんはとにかく思い込みが多い。
少し前までは、忘れたことを素直に「忘れた」と言っていたが、
トイレの水の流し忘れ・ドアの閉め忘れなど、頑として
「流した!閉めた!」と、言う。

そして、自分では流した閉めたつもりでいるので、いちいち「確認させろ」
と言い出す。

「いいよ、じゃぁ来て見てよ」

そこらじゅうの、ありとあらゆるものに掴まりながらの摺り足歩行で、
待つ身のあたしの我慢にも限界がくる。
流れていない、証拠物を観て愕然としながらも、

「流したど思ってらったども・・・なして流さながったんだがなぁ・・・」

4~5日前でしたか、朝一でトイレに入ると、恐らく夜中3回は起きたであろう証拠物が、水のに浮かんでいました。
こんなことが続き、もう言っても無駄なのだと、やっと悟りました。

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ちゃんと流す日もあるのですが、どんな時に忘れるのか。
それは、日中・夜中、関係がなく、たぶん美代さんにも判らないのでしょう。
解っているのは、自分がしていることは全て正しいと思いながらの行動。
そう、間違っていることも自分では正しいとの思い込み。

「ねぇ美代さん、お願いだから言うことはきいて。あなたは自分で判断できなくなっているのよ」

「そうみだいだなぁ」

と、解った風ではありますが、やることは変わらずの、マイペースの美代さんです。
凶暴とまではい言いませんが、少しずつ言葉に「棘」が出てきているように感じています。
それこそ、あたしの思い込みでしょうか。


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好きなことだけができる、デイサービス・・・あるの?

今月から、デイサービスを週2日に増やしました。

もう少し暖かくなったら、美代さんの好きな土いじり・野菜の種撒きや苗の植え付けが始まると思います。
それができることで択んだデイサービスです。


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 一昨年の夏
 しっかり歩けていた頃の美代さんです

昨夜、美代さんに「明日は何処に行くんだっけ?」と訊いたところ、
「はぁ?オレどごがさ行ぐのが?」の返事。解っていましたけど。

今月から土曜日はこれまでのデイケアではなく、デイサービスになったことを教え(これまでに何度も教えていますが)思い出してもらいました。
が、美代さん。
なんと、行きたくないと言い出したのです。

「なんで?これからは土いじりもできるんだよ。あんなに楽しみにしていたじゃない」

「あそごさ行げば、うだうだわせられる。声出ねのに無理やりだ。それに、こうへいちゃんが好ぎならうだおべでこって言われだ・・・おべれるはずねぇのに・・・」

要約・・・します。
あそこに行くと、声が出ないのに無理やり歌わせられる。福田こうへいが好きなら歌詞を憶えてくるように言われたけど、覚えられるはずがない。

スミマセンが美代さんは田舎訛りのズーズー弁です。
言葉に濁点が付きます。
読み苦しいかとは思いますが、お付き合いくださいね。

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この歌の件は、通所して間もない頃にも言っていましたが、あたしは右から左へとスルーしていました。
昨夜また同じことを言い出したので

「発声練習じゃない?声を出すことが喉の為にもなるんだよ」

「こうへいちゃんのうだは知らねがら、ぽっぽっぽ、はとぽっぽ、うだったら、なんどがってのさ、入れられで、皆様さきがせられだ」(録音テープ)

まぁ、よくも憶えていること。
でも、たぶんず~っと前の話がポッと頭に浮かぶんでしょうね。

美代さんは決して音痴ではありません。
でも、人前で歌ったことがなくやはり恥ずかしさが出るようですし、最後まで歌いきる自信もないようなのです。

昨夜は、朝になれば忘れると思い適当に流しました。
そして今朝、やはり歌のことは飛んでおり、無理やり食べさせられるの件もすっかり忘れて、出された朝食を「美味しい」と言い完食。

そうです。
食べることが生きがいの美代さんが、食べないはずがないのです。

今日の迎えはいつものSさんでしたが、見覚えのない男性がひとり。
新しい運転手さんなのだそうで、お名前は「I」さん。
歳の頃は・・・あたしと同年代か少し上?

「よろしくお願いします」と、お互いにご挨拶。

昨日に増して暖かい今日、桜は散り始めています。
帰りの時間は、日も長くなったので、これまでの15時から16時に変更しています。
その日あったことを報告してくる美代さんですが、
何を聞かされるのか、楽しみでもあり面倒でもあり。

ズルい娘のブログネタ、美代さん、宜しくです。


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認知症の考え「食べたくないのに、食べさせられる」

朝からバトル。

「今日は寒いがら、このセーター着てもいが?」(いいか)

このセーターとは、デイケア・デイサービスに行く際に着るカーディガンのこと。

「今日は昨日と違って風もないし、暖かいよ。それに、そのカーディガンはデイに行くときに着る服でしょ。いつもの普段着を着て」

デイから帰ったら必ず着替えさせるようにしています。
メリハリをつけることと、にゃんズの毛がつくことを防ぐためです。

「オメさんの服に毛が沢山ついてるね。100匹もいるのかね?」

デイケア利用者さんに言われたことがあるそうです。
100匹は、流石に飼育崩壊ですわ。
わが家は2匹です(普段は匹は使いません。ひとり・ふたりです)
母の衣類には、にゃんズの毛がつかないように気をつけてはいるのですが、致し方ありません。
いつもの普段着と言われてもピンとこない美代さんに、

「ほら、ベッドの上に置いてある紫の服だよ」

「あぁ、これのごどな」

納得したのかしら・・・

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起きたら先ず入歯装着するのが日課なのですが、今朝はお腹が減ってはいないと言い、クシャ顔のまま飴玉をなめ始めました。

「あのさぁ、お腹が空いていないのなら食べなくてもいいけど、なんで飴玉なの?」

「ん?飴玉でも腹の足しになるがらよ」

結局、飴玉をなめたかったのでしょうね。
そして、次の言葉であたしはカチ~ん。

「デイさ行げば何がしら食べ物あるがら、朝食べねくてもいいのに、毎朝食べさせられる

あたしが出すから否応なしに食べている・・・
そんな言い方です。

「あのさ、出したもの毎回完食するよね!食べたくなかったら初めから要らないって言えば!?」

「・・・トスが言ってらった。早ぐ死にてって・・・オレも死んだらいがんべが?」
(美代さんの弟・同じ様に認知症で便も漏らす状態にあるらしい)

あぁ~イライラ。

「死にたかったら食べなきゃいいでしょ。トスさんにも言ってあげれば!」

「死にてぐねがらたべるんだべ・・・」

「それ、あなたと一緒でしょ!死ぬんならじいちゃんみたくコロッと逝ってよね。なまじ寝たきりになられたら、あたしだけが大変なんだからね!」

「じっちゃんは幸せだったんだ~。苦しまねで死ねだんだがらな・・・」

苦しまなかったかどうかは父に訊いてみなければ判らないけれど、如何せん既にあの世とやらの住人なので訊く術がない。

この後も、死にたい死にたいの連発。
イライラの極致。

「あぁ~うるさい!黙れク〇ババァ」

「ク〇ババァ?おれのごどが?オレはク〇は漏らしたごどはねぇぞ」

ク〇ババァと口にしたのは初めてです。
今までどんなにイライラしても喉元で我慢していましたが、ついに声に出してしまいました。
この後なにを想ったか、誰かに電話し始めた美代さん。
あたしの口撃から逃れようとしたようです。

話し声から孫娘との電話。
そして、あたしに「ク〇ババァ」と言われたことの告げ口です。
聴こえていましたけど。

話し終えてスッキリしたようで、入歯を着けに洗面所へ。
そして、なんだかんだ言いながらも朝食の始まりです。(自分で用意)

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食べたくないのに、食べさせられる。

この想いは何処からくるのでしょうねぇ。

認知症の考え(想い)を理解するのは難しいです。
母娘だから言い合えるのでしょうね、これがお姑さんとお嫁さんなら言いたいことも言えずにひたすら我慢でしょうか。

聞き流せることと、できないこと。
修業が足りないのかなぁ・・・。


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ニワトリは、3歩あるくと忘れるというけれど・・・

とことん、おかしな行動の酉年生まれの母美代さん。

昨日の美代さん、明らかに進行した症状でした。
体調の悪さと朝食のことは、昨日のブログに載せていますが、
まぁまぁ、どうしましょ・・・なことが続いた1日でした。

① 昨日はデイケア日。
お昼過ぎ、園スタッフリーダーさんから電話。
迎えのスタッフさんには、体調が悪いことは伝えていましたが、
早退するから迎えに来てほしい、と言われることを覚悟で応対。

「ふらつくので入浴はしたくないとのことでしたので、今日は無しにします」

・・・え?それだけでわざわざの電話?・・・

続きがありました。

「昼食が進んでいなかったので、何故なのかと訊きましたところ、入歯が入っていなかったようなので」

それこそ「え?」
ご飯も完食し、入歯もちゃんと洗って出かけた美代さんでしたが、その際の口元は変わりなく見えていたので、何で?の想いで慌てて洗面所へ。

・・・あぁ・・・

入歯ケースに下の入歯が入ったままでした。
スタッフリーダーさんにはその旨を話し、そのまま園で過ごしてもらうようにお願いしました。

寝不足もあり、昼食も食べずで更にふらついたらしく、それでお風呂には入りたくないと言ったようでした。

帰宅した美代さんに、下の入歯を外してケースに入れた理由を訊いてみたところ、自分でもよく解らないと。そして「間が抜げでいだんだべ」と。

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② 晩ごはん時、美代さんの部屋はこうこうと灯りが点きっパ。
ベッド脇のスタンドも、天井に括り付けの照明も点いたまま。

「勿体ないよ、電気、消してきて」

「あ、そだな」

そう言いながら部屋へ入った美代さんは、2~3歩後にすぐに引き返しテーブル椅子へ着席。

「ねぇ、電気消しに行ったんだよね?何で消してこないの?」

「あ?消しに行ったんだっけが・・・ま~だ、間抜げでら」

⓷ 時間は掛かるけど着替えは自分で出来る美代さん。
パジャマに着替える際に、

「今日、おしっこひっかげでよ。でも、ほいどの着干しした・・・」
(言葉が悪いのですが、乞食のことです)

以前にも下ズボンを汚し園の物をお借りして帰って来たことがあったのですが、なぜスタッフに言わなかったのかと訊きました。
入歯のことがあり、ばつが悪くて言えなかったのだそうです。

恥ずかしさや、ためらいの気持ちはまだまだ残っているようですが、風邪をひくことにもなりかねないので、今後はちゃんとスタッフに言うようにと。

着替えを見守っていたのですが、下だけ履いて上は着ずにそのまま布団へ入ろうとするので、

「ねぇ、上は着ないの?」

「は?・・・あぁ、着てねがったが・・・」

そして「オレは長ぐねがもしれねな・・・」ボソッと呟やき就寝。

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① なぜ入歯を外したのか、外したことも憶えていない。
② 3歩、あるいて何をしようとしたかを忘れる。
⓷ 目の前にパジャマがあるのに着ない。

間が抜けて。とか、度忘れだ。とか、本人は言いますが、明らかな認知症の進行なのだと、あたしは思います。
それにしてもです。
おしっこをひっかけ、冷たい想いをしたことは憶えていたのに、上記のようになるのは、スイッチのある場所が違うということなのでしょうね。

新年度となり、
デイケア・デイサービスは、週・二日ずつとなります。
大好きな土いじりのできるデイサービスを増やすことで、少しでも進行を遅らせることに繋がれば・・・そんなことを想う、ズルい娘です。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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