にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん14歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。86歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

認知症の母との暮らし

溢れる好奇心 そして忘れる

まぁ、次から次へと出てくる。

自分が言ったことを数秒で忘れるくせに、
あたしが言ったことに対しては、ようもそんなに言えるわ!
と、いうことがポンポン出てくる。
で、言い訳が始まる。

【一を聞いて十を知る】
いやいや、あたしでも無理。
マシて美代さんなどは到底無理。

美代さんの場合は、
【一を聞いて十を言ってくる】イッツア美代ワールド。
そう、あれやこれや関係ないことまで話が発展し、
いつの間にか別の話題に。
挙句、何を話したかも忘れる。

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金曜日から体調が優れない美代さんです。
夜中12時辺りに、いつもの「ゲーゲー嘔吐」が始まり。
翌土曜日にはデイサービスでも嘔吐。(前日夜中に吐いたことは連絡済み)
美代さんの場合、嘔吐は持病的なものなので特に気にしなくても良いのですが、初めて見た方は驚かれます。まぁ、当然ですが。

土曜日の夜中、トイレに起きた美代さん。
眠気眼をこすりながら、

「なぁ、ハサミ知らねが?さっきまで布切ってらったどもねぐした」

盛んにハサミが無いと大騒ぎです。
ベッドの中にあったら怪我をしてしまうから、探してほしいと。
ハサミ・・・和バサミのことです。
和ばさみなどは、この家にはありません。
完全に夢の世界の話なんですが、本人は本気モード。

「わかった、後で探すから。今は寝て」

月曜日。
起こしに行くと、天井を大きな虫が這っていたと。
あしが沢山ある虫・・・
ムカデ?と訊くとそうではなく、人差し指ほどの虫。
ちょろちょろ歩き回り、天井の隙間に入って行ったと。
で、中々寝られなかったので頭が痛い。
はい、デイケアはお休み。

今日は火曜日。
虫のことを訊いてみました。
あれから見ていないそうで、もしかしたら夢ではなかったの?
夢だはないと、絶対見たと言い張ります。

布とハサミ。は、たぶん夢。
大きな虫。は、夢?幻覚?妄想?
判りません。

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「こごは何て言う部落だ?」

最近何度も訊いてきます。その都度ちゃんと教えますが、
数分後にはまた同じ質問が繰り返され、あたしは「キィー(゚皿゚メ)」な状態。

「車で、どのくらいで家さつぐのだ?」

高速を使って7~8時間ぐらいと答えると、驚きます。
茨城にいる感覚がなくなっているので、精々20~30分で実家に帰れると
思っているようなのです。
部落・・・実家の街にある昔ながらの言い方の部落名を何度も言います。
この街の名前を教えても、頭の中は岩手・実家の街。

そして郷愁。
「あっちで寝るベッドほしい」
心は岩手。

お盆帰省を楽しみにしている美代さん。
6月19日からは、県をまたいでの移動が可能にるようですね。

散々お喋りをして、いきなり静かに。
振り向くと、スースー寝息を立てて寝ています。

・・・幼児と同じだ・・・

うがい・手洗い・マスク着用を。
外では距離を保ちましょう。

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最低の娘から介護を受ける親の悲しさ

人間50年。
武将・織田信長の時代のこと。

2020年。
人生100年の時代。

30代・40代の頃、親が認知症になるなど努々思っていなかった。
自分の周りにも、認知症患者が居なかったので、認知症の知識もなかった。
と、言うより、
あたしの周りには年寄りがいなかったので、年寄りがどういう生き物なのかさえ分からなかった。

あたしが46歳のとき、父が認知症と診断を受けた。
アルツハイマー型認知症。
その当時は、最新の専門書を買い、一生懸命勉強した。
父の行動が何に因るものなのか、どういう時にこの行動が出るのか。
認知症の年寄りを知らなかったので、本に頼るしかなかった。

それでも、軽度だったので自分の事は自分でできていた。
足腰は丈夫だったので、農作業もできていた。
76歳で診断を受け、79歳で死亡。
この間3年。
特に進行することもなく、まぁもの忘れが少し増えた。くらいだった。

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40歳のとき実家を離れ、17年後の2017年。
母美代さんが認知症となり、実家に置いておくわけにはいかず、
古河での同居が始まった。

物を認知できなくなるから、認知症なのか。
それは物だけではなく、言葉や人に対してもだ。
午前中、例の如く寂しいと言い孫娘のユカに電話。
掛け方も忘れていたので、教えた。

会話中「エッ?」と、思うことが。
「いがった、ヨッコど話でぎで・・・」とか「は?おらえさ、ネゴはいね」
(オレの家)

美代さんは孫のユカと話していたはずだが、いつの間にかヨッコさんと
話していることに。
そして、桐と青のにゃんズがいることも、頭にはなかった。
忘れた。というより、すっぽりとその記憶が抜ける。
と、専門書には書いてある。

ユカに愚痴を言っていた。
いつもあたしに怒られている、もの忘れすることは自分でも解っている。
もっと優しく教えてくれたら、理解できるのに・・・の、ような事を。

悲しくなる。
順序立て、ゆっくり話しているが、一度で解るはずもなく二度三度と繰り返していくうちに、声のトーンは上がり結果怒られているように感じるのだろう。

わからなければそれで善い。
だが、美代さんの場合は聞きたがる。なんでもかんでも聞きたがる。
二度も三度も教えたのだから、少しくらいは解っているのだと思い会話を進めるが、理解などしておらず話にならない。

もの忘れを自覚しながらも、教えてくれたらまだまだできると信じている。
そのくせに、時には
「オレのあだまバガになったよんた。だがら教えられでもわがらね」
などと、平気で言う。

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完全に振り回されている・・・と、思う。
あたしは女優にはなれないようだ。
美代さんの話に合わすことができない。
否定してしまう。
「はい・いいよ・そうだね・わかったよ」などとは、どうしても言えない。

人生100年の時代で、食欲旺盛な美代さん87歳。
この先、どの様に進行していくのだろう。
あたしは、毎日文句を言いながらひたすらに母の面倒を看るしかない。
親を疎ましく思うあたしは、最低の娘なのだろう。
最低の娘から介護を受ける母。

仕方・・・ないよね。


うがい・手洗い・マスク着用を。
外では距離を保ちましょう。


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レミニール錠の効果を再認識

母美代さんが、ボ~ッとしていることが多くなった要因。

介護友の、だーすけ様からのご指摘もありましたが、
もの忘れの薬【レミニール錠】をやめたからだと、
少なからずは思っています。

この薬は、単に物忘れに効果があるというだけではなく、
気持ちがハイになるというか、攻撃的になるそうです。
若者が、街で肩をぶつけられた際、カーッとなることと似ている、と。
認知症で、ボ~ッとしている患者には攻撃的までとは言わなくても、
やる気に繋がる、元気が出る。
この様に、医師から説明を受けています。

「鬼・やめろ!」などの、
荒々しい物言いがなくなったのは、あたしにとっては喜ばしいこと
なのですが、美代さんのやる気が失せたことは、あたしが勝手に薬を
ストップさせてしまったことに因るものかもで、
何をするにも億劫で、歩くこともままならなくなっていることも、
もしかしたら、薬をやめたせい。

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でも、思うに。
始めから薬を飲んでいなければ、もっと早くにこの様な状態になって
いたのかもしれない。薬のお陰で元気でいられた訳で。
それでも、玄関外に置いてあるニンニクのプランターの水やりは、
たまにではあるけれど、頑張ってしているし、
寂しいと言いながら、携帯を掛ける行為もできている。
(掛け方を忘れることが多くなっているが)

今の状態は、他の患者さんと比べて一般的な症状なのか・・・
レミニール錠の服用を、また始めた方が善いのか。
思案のしどころ、難しい判断です。

午後一で、美代さんを歯医者へ。
車を止めた場所付近の出入口には車椅子がなかったので、違う入口まで
ゆっくり大股で、一歩一歩を踏みしめるように歩かせました。
あたしは「急いで」とか「早く」とかは、なるべく言わないようにしている。
言ったところでできないし、できないことを解って言うのは虚しいから。
待つ。ということは根気が要ります。
でも、やるしかないから。

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入歯の調整が終わり、出入口で車椅子から美代さんを降ろしていると、
通りすがりのご婦人二人から声を掛けられました。

「あら~優しいわね~、おかあさん?偉いわね~」

「ほんとね~」

「え?優しくなどないんですよ」

「優しいわよ~」

他人様からは、あたしは優しい娘に見えるようです。
決して優し訳ではなく、仕方がないのでやっている。
ただ、それだけのことですが。
車椅子から降りた美代さんに又もや声掛け。

「ほらっ、大股でゆっくりだよ。一歩ずつゆっくり」

やればできるのですけれどね・・・
おっかないが先に立ち、できることもできなくなっている。
レミニール錠を再服用したら、おっかね病が無くなるのかしら・・・

今日の古河は暑いです。
マスクなしの方もチラホラ。

うがい・手洗い・マスク着用。
人との間は、十分に距離を保ちましょう。


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ボ~ッとすることが増え、些細な音にもビクビクする

昨日のブログに、母美代さんが登場しています。
水曜日なので、本来ならば通所デイケア日。

朝、体調が悪い・咳が出た・鼻水も出ると、言い出したので、
それなら休めば?と。

休めば?と、言われてもいつもなら、美味しいご飯が食べられる、
お風呂にも入れる。
そう言い、多少具合が悪くてもベッドで横にもなれるからと、これまでは
休むこともなかったのですが、昨日は何故か気が進まなかったようで、
結局二度寝。
起きてきたのは10時過ぎ辺り、行かなかったことを後悔するような一言。

「オレ、なしていがながったんだべ・・・」

あたしは知らんふりを決めていましたが、ボ~ッと突っ立たままで外を
眺めていました。
最近、このボ~ッとしていることが多くなっています。

枝切りが始まると、
食べることが大好きな美代さんですが、お茶碗を持ったまま
またもやジ~ッ&ボ~ッ。
そんなに珍しかったんでしょうか。
いやいや、実家住まいの頃は、亡き父も枝切りなどはしょっちゅうして
いましたので、珍しいはずはないのですけれどね。

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昨夜の古河には雷雨注意報が出されており、
丁度、晩ご飯時に、ゴロゴロゴロ!!

「おっかね・・・」

「大丈夫だよ。この街で家に落ちたというこは聞いたことがないから」

「こっちのゴロゴロ、あっちど違うよんた。おどがおっきいよんた」

岩手の雷の音よりも、古河の音の方が大きいと感じたそうです。
その後の雨粒が屋根に当たる音にも、異常に敏感になっていました。

室内でも「カタッ」と音がすると、なんだ?誰が来たのが?
と、ビクビクします。
母の怖がりは今に始まったことではなく、岩手に居た頃から物音には敏感
でしたが、認知症となり更に増してきているように感じています。

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木曜日の今日はデイサービス日。
迎えの車に、いつもご一緒のNさんのお姿が観えません。
Nさんは穏やかなお顔で、
「おはようございます」と、車の中から挨拶してくれる方です。

「今日はNさんはお休みですよ」

スタッフさんの声掛けに、美代さんは「うん」とも「すん」とも言わずに
車に乗り込み、いつもとは違う座席に。
毎週、木・土曜日はいつも行き帰りが一緒のNさん。
美代さんはNさんのことを、どれくらい気にかけているのか。
たぶん、Nさんの名前も憶えていないのでしょうね。
ん~、せめて顔くらいは憶えているのかしら・・・

PS
あたしのお岩さん顔ですが、皮膚科医が仰ったように、
今朝鏡を観ると、何とな~くいつもの顔に戻っているような・・・
でも、まだ安心はできないのでメイクはもう少し我慢です(苦笑)

健康第一、お化粧品にも気を付けて・・・ネ (*´∇`*)


夏マスクの購入を考えていらっしゃいますか。
あたしは、思案中です。

手洗い・うがい・マスク着用。
お隣との距離を保ちましょう。


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もの忘れを自覚し、ポジティブに生きる

デイケア・デイサービスのない日は、寂しい誰かと話したと言い、
携帯を手にする母美代さん。

日曜日の昨日。
午前中は孫むすめのユカへ。
午後には、2番目の妹・いつものヨッコさんへ。

朝ご飯の食器を片付けることなくユカのボタンをポチ。
らくらくホンなので、3人分は1・2・3のボタンに登録されている。

「何してら、みんな元気が?」

から始まり、寂しくて電話をしたと言っていた。
数分で会話が終わり、片付けていない食器を観て、
どうして片付けていないのだろうと。
そりゃあ、あなたが忘れたからに決まってるでしょ!と、
ツッコミを入れたかったけどが、グッと我慢。

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その後TVを観ることもなく、ボ~ッとしていたけれど、
やはり携帯を手にした美代さんですが、どのボタンを押してよいやらと、
悩んでいる様子。
何より、掛けたい相手の名前が出てこない。

「な、あれさかげてでも、どご押せばいいのだ?」

あれ。と言われても困ります。
「あれ」で、解かれば世の中もっとスムーズに進むでしょう(笑)

「ヨッコさんのこと?」

「あ~、そだそだ。どご押せばいいのが教えでけろ」

掛け方を教え、何とか繋がっていました。
出だしが面白い。

「ヨッコが?しばらぐ話していねども元気が?」

あなた、ヨッコさんに掛けたよね?
で、あたしの記憶では火曜日に話してるよね?
よ~く相槌を打ちながら、色いろ話していましたが、内容をいつまで
憶えていられるんだろ・・・
と、あたしは知らんふりをしながら、耳はダンボ(苦笑)
と、ヨッコさんから記憶のことを訊かれたようで、

「は?忘れる。すぐに忘れる。いんだ・・・おべでねほうがいいごども
あるんだ」


話の内容はすぐに忘れると。
そして、憶えていない方が善いこともある・・・と、言ってました。
まぁ、井戸端会議のような内容で、特に重要なことでもなかったし、
本人が電話で楽しめたのなら、それで善いのかも。

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今朝。
燃えるゴミとプラスチックゴミのことで訊いてきました。
この街に住み始めて2年と8ヶ月。
いい加減憶えてくれてもいいじゃん。
なのですが、忘れるんですよね。
で、その際に言ってきたこと。

「フッと、わがらなぐなる。そのどぎはきげばいいのだど思ってきぐのだ」

ポジティブシンキング☆彡
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥
ではありませんが、これまでにも何度も訊いて来た美代さん。
物忘れは頻繁になっても、訊けば教えてもらえるという、考え方。

あ、そうそう。
ヨッコさんとの会話の中で、
「早く死にたいけど、ご飯が美味しくて食べたくてしょうがないから、
100まで生きる」

ポジティブに生きる美代さんは、やはり長生きしそうです。

命を守るために、最低限にできること。
マスク着用・距離を置く。
まだまだ必要だと思います。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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