2024.11.30(土)

母美代さんが暮らしている施設から、セーターが返された。

毛、65%。
アクリル、25%。
ナイロン、10%。
(アンゴラ入り)

毛の量が多いので暖かいはずと持ち込んだけれど、乾燥機に入れるので縮んでしまう可能性があるという理由での返却。
まぁ、縮んで着られなくなってしまったら、本末転倒だものね。

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何歳の辺りに着ていたのだろう。
毛玉はなく、状態としてはとても綺麗だ。
たぶん、余所行きにしていたんだろうね、普段着にしていた感じではないもの。


お洒落には無頓着だった美代さんだけれど、いいじゃない!と思える服も、いくつか持っている(苦笑)。このセーターも、その中のひとつ。

美代さんに着てもらいたくて持ち込んだけれど、施設側としてはザブザブ洗えるような生地が良いらしい。
わたしがその立場になったら同じ様に思うはずなので、わかりましたと持ち帰った。


このまま仕舞って置てもね~と、わたしが着ることにした。
サイズの記票はないけれど、肩が少し下がっているのでもしかしたらLサイズかも。
そう、美代さんは今でこそガリガリに枯れてしまったけれど、認知症になる前には身長の割には小太りで、サイズはM~Lを選んでいたから。

最近の流行りは、ワンサイズ・・・ツーサイズくらい大きめで着るのがお洒落らしい。
普段はS~Mのわたしだけれど、この大きさが今風なのかも。
ということで着てみた。

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「あ、着たんだ。そのストンと落ちた形がいいね。思っていたよりもシックリきてるね」

長女からイイねをもらった。嬉しい(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
余所行用にはしない。そう、普段着として着ることにした。


このセーター以外にも、美代さんが着ていた服は結構残っている。
美代さんがわたしと同年代辺りに買い揃えた服がいくつかある。
サイズが違うし、普段着にするにしても全てを着られるわけじゃないのが、何とも惜しい。


それにしても物持ちが良かった美代さん。
何れ認知症になると知っていたなら、仕舞って置いたりせずにどんどん着ただろうね。

両親が認知症になったのだから、わたしだってなる可能性は高いはず。
それに、必ず明日を迎えられるという確証もないわけで、いつか着ようなどという考えは持たない方が善よね。

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 琴ちゃん、青くんが居ない間にちょっとだけホットカーペットの上へ


今朝起きたら、外は薄っすらと白かった。
今は溶けたけれど、青天の下でチラチラもしている。

明日からは12月。
わたしにとっては真冬バージョンへの衣替えで、セーター・カーディガンの季節になる。
断捨離でけっこうな数を捨てたけれど、このセーターを始めとして暖かくなるまではニットが活躍する。


美代さんからのおさがり・・・?
大事に仕舞って置いたかもしれないけれど、これからはわたしが着させていただくね。


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