2024.9.4(水)

先週の水曜日、アキさんの葬儀に参列した。
この1週間で虫刺され・風邪と、ちーとばかり辛い想いをした。


アキさんの遺影は、妻のアイさんが選んだもの。
普段着姿だけれど、直近の写真だったらしく笑顔で写っていた。


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わが家のメンズ。
父と夫の写真は・・・?

父は79歳の誕生日に亡くなっている。
軽度認知症だったこともあり、その当時はどこかに出かけることもなく、遺影にできるような写真はなかった。

あーだこーだとアルバムの中から決めた写真は、亡くなった時の年齢よりも遥かに若い、63歳の時の写真。
母と二人で旅行に出かけた時のもので、スーツにネクタイ姿。
決め手は、ずっと残る写真なのだから少しでもカッコよく写っているのがいいよね・・・みたいな感じで。

夫の写真は二者択一で悩んだ。
同じ人なのに全く違う印象で残っていた写真に、どちらを残したいのか、かなり悩んだ。
悩んだ結果「こっちだね」と決めたけれど、今にして想えばほんとうにあれで良かったのかと悩んでいる。
今更悩んだところでどうにもならないけれど、写真て大事だな~て、つくづく思う。


こんなことがありで、この先は年の順でいけば美代さんになる。
病院通いをしていた道に写真館があり「遺影賜ります」とのぼりがあった。

いつ何が起きるかわからないのだから、今のうちに撮っておいたほうがいいねと美代さんに納得してもらい写真館へ。

当時の美代さんは87歳。
ブルーのヘアーマニキュアに、父と旅行に行った際に着ていたブラウス姿。
頬に薄っすらとチークを載せ、オレンジの口紅で微笑んで写っている。
最近の美代さんはガリガリに痩せてしまっているが、写真の美代さんは恰幅が良くシワも全く見えない。

100歳までは生きられますと太鼓判を押されている美代さん。
そうなると13歳若い写真になってしまう。
ま、父の写真と比べたらまだいいほうかぁ~。

ずっと残る写真なのだから、綺麗に写っている方が断然善。
と、わたしは思っている。


美代さんの遺影は準備万端。
これは縁起が悪いことだとは思っていない。
準備に反してお迎えは遅くなるんじゃないかな~て、想ったりしている。

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と、なら自分は?
時々、自撮りをしている。
白い壁を背景にし、上半身が写るくらいで。

突発的な事故なら致し方なしだけれど、仮に病気でとなった際には自分で選びたいものね。
そう、年に1回くらいのペースで写真を撮っておけば、いざと言う時に慌てなくて済むかな~みたいな。


因みに、お仏壇に立てている父の写真には、免許返納した際の穴あき免許証も立てている。
小さな顔写真だけれど、亡くなった年齢に近い。


命は永遠ではない。
今生は一度だけ。


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