2024.8.27(火)

突然の訃報。

かねてから病気療養中だった、従兄のアキさんが亡くなった。

個室に移動になることが決まっていたらしく、昨日がその日だったと。
午後には面会の予定だったらしいが、急変。
家族は、最期に立ち会えなかったと言っていた。

血縁者は少しでも早く駆けつけるのが最善なのだと、従兄のシゲさんに助言され、昨夕行ってきた。
棺の中のアキさんの顔は、とても穏やかで寝ているように見えた。

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アキさんの母親は、美代さんの1歳上の92歳。
認知症で、同じ話を何度も繰り返していた。

息子が亡くなったことは理解していたけれど、病名が飛んでしまっているようで、なぜ死んでしまったのかと、クドクド・クドクド繰り返しぼやいていた。

3~4年前に、脳性麻痺だった次男を亡くし、今度は長男。
逆縁が続いている伯母に、かける言葉は見つからなった。仮に慰めの言葉をかけたとしても、5分もしないうちに忘れてしまうだろう。

親にとって、子に先立たれることは何物にも代えがたい悲しみなはず。でも、忘れるということは、ある意味では救いのような気もする。


「苦しまずに逝けたのなら、それが一番だ」


弔問に駆けつけていた親族の長老たちは、口々に言っていた。


15年前に、53歳で亡くなった夫のことを思い出す。
彼は、意識が朦朧とする中でも顔は歪み、最期は「ガッ」と口を開けたままで逝った。

アキさんの穏やかな顔には、苦しみの影は見えなかった。
眠るように息を引き取った・・・そう、思いたい。

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午前中にお知らせが来た。
この街では、出棺・火葬・葬儀の順で執り行われる。

明日は、母美代さんの名代として参列。

72歳での死。
長老たちはみな、若すぎると言っていた。


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