2024.7.15(月)

一昨日のことです。
叔母ミッコさんから着信。
いつものように世間話のお誘いかな…?と出てみた。

「あのな、ミサなぐなったってよ。まや、きいでだが?」(あのね、ミサさんが亡くなったって。まや、聞いていたか?)

「え?」

寝耳に水とはこういうことなのでしょうね。
全く予想だにしていない言葉に、あとに続く言葉を発せなかった。


ミサさんは母美代さんの5歳違いの従妹。
本家・分家の間柄で、幼い頃は姉妹同然に育ったと聞かされていた。
美代さんが認知症になってからも、何かと連絡をくれ有難く思っていた。


1~2ヶ月くらい前だったかな、ミサさんから電話があり、美代さんのことを気遣ってくれる言葉と同時に、自分の体調の悪さについてを告白された。

「少しずづ身体具合が悪ぐなってよ。今な、人工肛門つけでるんだ…」

「え?そうなんだ…」


人工肛門。
大腸(直腸)癌患者が装着する…これくらいの知識しかなかったわたしだけれど、敢えて病気の詮索はせず、大事にしてくださいね…としか言わなかった。

仮に癌だとしても、老いてからの癌の進行はとてもゆっくりだと聞いていたので、その時には当然まだまだ大丈夫なのだとも思っていた。

3232071_s


美代さんの大切な従妹であり親友とも呼べる人で、尚且つわたしたち夫婦の仲人でもあった人。
一昨日の夕方、安置されている通夜ホールへ。

棺の中のミサさんは、うっすらと死に化粧を施されていた。
ふくよかな人で、顔のシワなどほとんどなかった印象が強かったけれど、その顔は少し痩せているように見えた。

昨年のクリスマスに突然の下血があったそうで、受診した時には黒色なんちゃらという診断だったと。そして、癌は他にもいくつかできていたのだと。(聞き取れなかった)

最初に受診した病院では、病気に対する治療は全て行い、これ以上はなにもできないという状態に。
そして、その後は緩和ケアができる病院へ転院。
最期は緩和ケア病棟で、苦しむことなく静かに逝ったと、娘さんから聞かされた。


美代さんが3年前の加須の特養に入居していた頃は、要介護3。
面会時にミサさんから連絡があったことを伝えると、「あだまのいい、キレイな人なんだ~」(頭)とすぐに反応していた。

現在は要介護5となり、地元の特養にお世話になっている。
食事量が少なくなっているけれど、今すぐどうのこうのということはない。

わたしを娘と認知しているかは疑問だけれど、幼い頃に一緒に過ごして居た仲良しミサさんのことは、もしかしたら憶えているかもしれない。

亡くなったことを伝えるべきか…。
仮に伝えたとしたら、一瞬は驚くかな?でも、数分後には忘れているよね。


91歳の美代さん。
好きなだけ長生きすればよい…わたしたち家族はそのように想っているけれど、美代さんの年下の人達が先に逝ってしまい、最後は美代さんが一人ぽっちになってしまう…そういう状況になってしまうのかもしれないね。

75df724557f189ba537ce857fad524d2_s


ミサさん。
お疲れ様でした。

ご冥福をお祈りいたします。


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村