2024.5.24(金)

記憶喪失と認知症。
今期のドラマは、記憶喪失をテーマにしている内容が多いとか。

その中で、わたしが観ているドラマは二つ。
一つは「アンメット ある脳外科医の日記」。
もう一つは「くるり~誰がわたしと恋をした?~」。


わたしが注目しているのはくるりのほう。
主演の生見愛瑠さんはじめ、出演者は20~30代がメインだけれど、その中で片平なぎささんと、ダチョウ倶楽部の肥後克弘さんの存在が、いい雰囲気を醸し出しているように感じている。

片平さんは若年性認知症の役だけれど、いつでも笑顔。
肥後さんは主人公の主治医、そして今の所は片平さんの兄という設定で、これまた笑顔。
片平さんの指には指輪が…肥後さんは実は兄ではなく夫ではないのか…そんな予感もある。

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       夏仕様のテントの中の青くん


記憶喪失と認知症は当然違う。
違うけれど、記憶を失くすという点では似ているのだろうか。

主人公の記憶は、少しずつではあるけれど何かのきっかけを機に徐々に思い出すことが増えている。対して、認知症はそうなることはない。

昨日の叔母ヨッコさんの言葉に「生き辛くなって、いっそのことぜんぶ綺麗に忘れてしまいたくなる」があった。

全部忘れてしまったら、辛く悲しいこともだけれど、嬉しかったことや楽しかったことまで無くなってしまう。

そう、認知症は今日が全て。
今日の思い出は勿論だけれど、さっきの出来事さえも忘れてしまう。
母美代さんは、そんな世界で生きている。

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在宅介護の頃。
朝、襖を開けてみると、美代さんは横になったままの状態でカーテンを握りしめていた。そして、

「この草を刈るために鉈がほしい。鉈はそこにあるから取ってほしい」(実際は訛り言葉で)

カーテンを草と言い、箪笥の脇に鉈があると言っていた。

「鉈はここにはないよ。あとで持って来るから先に着替えをしよう」

みたいなことを言った様な…(わたしの記憶もまだらだヮ、泣)。


記憶喪失がどれほど辛いことなのか、それは想像でしか解り得ないけれど、新しい記憶を作りだすことはできる。

認知症は、新しい記憶ほど忘れていく。そして、いつしか古い記憶さえも忘れてしまう。
母美代さんは、それでも笑顔を絶やさない。


主人公の記憶はいずれは回復すのだろうね。でも、認知症はどんどん進行していく。

今後はその対比についても描かれていくのかな…?
わたしはそれを観てみたい。


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