2024.3.28(木)

親子仲の良さ。

わたしは母美代さんのことが好きではなかった。
美代さんの押しつけのような考えが、嫌で嫌でたまらなかった。

わたしでなければ、例えば他人様だったら「そんなことが?」と想われるようなことでも、わたしにとっては耐えられなことだった。

そんな美代さんと離れて暮らせることになったときは、内心とても嬉しかった。が…年月と共に認知症の症状が現れ、致し方なく古河に引き取り同居。

穏かな認知症と言われている美代さんでも、認知症初期から中期までの頃は「え?!何?」と想えるような言動はそれなりにあった('A`|||)

美代さんを好きではなかったわたしが、美代さんを案じられるようになったのは、現在の特養にお世話になってからのこと。

DSC_1787


DSC_1788

  青くんと常くん。おやつを持っている娘の手に注目(笑)


お向かいのオジサンは、同居されている息子さんの話では要介護2。デイサービスを利用されていると。

オジサンには子どもが3人。
娘さん達はちょくちょく様子を観に来ている。(週に4~5回)

今朝も早々に娘さん達が見えた。
デイサービスの車に乗り込んだオジサンに、「バイバイ」をしていた。

わたしはデイサービスに行く美代さんに、バイバイをしたことは無かった…ような気がする。とにかく一緒の空間に居てほしくない…そんな感じで見送った後はせいせいしていた。


娘さん達は、直接的な介護はしていないのだろうね。
杖歩行でもちゃんと歩けて、食事もトイレも自分でできているようだし、デイへ行くのは入浴が目的ではないのかな…なんて勝手に想ったりして。

DSC_1789

           おいしいね~

DSC_1790

   え?もっと食べたい?わたしは持っていないよ(笑)


わたしの介護は間違っていた。
もっと、自分でやらせていたら、症状の進行も抑えられていたのかもしれない。でも、それによりわたしのイライラは増え、美代さんへの当たりも強くなっていたはずだから、今はあれで良かったのだと思うしかない。

お向かいの娘さん達にように、笑顔で送り出すこともできなかった。
優しい介護って、どのようなことなのだろうね。


いつもお読みくださりありがとうございます。
ランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけますと、励みにもなり嬉しいです。



人気ブログランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村