2023.9.15(金)

今期のドラマ「ハヤブサ消防団」。14日が最終回でしたね。

長女曰く「考察で盛り上がっているドラマ『VIVANT』よりも面白い」
(個人の意見です)
わたしも毎週欠かさず観ていましたが、宗教の怖さと人間の本質についてを考えさせられました。

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父と夫が相次いで亡くなったとき、普段はほとんど行き来のない従姉が、突然家にやって来ました。
どの様な用事があって来たのかと、母美代さんと訝し気に思いながら対応。

従姉は布製のバッグからおもむろに冊子を取り出し、わたしたち母娘の前に広げながら、内容の説明を始めた。

・・・??
美代さんもわたしもキョトンとしながら聴いていたが、きらびやかな絵が大きく描かれ、その中に文章が書かれてあり、最後のほうでやっと、なんちゃら宗教という聞いたことのない名前が出てきた。

従姉は、わたしたち母娘が相次いで夫を亡くしたことを心配し、自分が救われたという宗教の勧誘にやって来たのだった。

従姉は子どもを失くしている。病気やケガではなく・・・自殺で。
この話が耳に入ってきたときの従姉の様子は、このまま狂い死にしてしまうのではないかと、かなり心配されていた。

従姉は話してくれた。
「何年もの間苦しんだが、立ち直ることができたのはこの宗教のお陰」だと。「叔母ちゃんもこの宗教に入って、心穏やかに暮らしてほしい」と。

あのときの美代さんは、まだ認知症の兆候は見えずしっかりとしていたが、難しい内容などは頭には入らず、目くばせでわたしに意見を求めていた。

申し訳ないけれど、わたしはあまり信心深いほうではない。
美代さん共々入信する気は全く無かったけれど、社交辞令とでも言うか、「少し考えてから返事をします」と言ってしまった(失敗)

この後、数回にわたり勧誘の電話があり、のらりくらりとかわしていたけれど、流石に面倒になりきっぱりと断った。でも、従姉は手強かった。
わかったと言いながらも、「気持が変わったときには連絡してほしい」と。

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あれから14年が過ぎたけど、従姉からの連絡はない。
何年か前の古河市在住時の帰省時に、スーパーでばったりと会うことがあった。狭い町なので、そんなこともあるよね。

「叔母ちゃんは元気にしてる?」と、美代さんを気遣ってくれた。
なんちゃら宗教の話が出るかもしれないと思いながらも、認知症になったことを伝えた。でも、宗教の話は出なかった。


藁をもすがる・・・とは言うけれど、従姉は宗教にすがり今に至っている。
宗教に救いを求めることは悪いことではないと思う。
でも、それを悪用しようとする者がいることは否めない。


観終わった後で長女がボソッと。
オ〇ムは今でもどこかで活動しているんだろね・・・。


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