2023.6.28(水)

もしもわたしが96歳まで生きられたとして、それまでは何とか元気に暮らせていたとして。
ある日を境にトイレに行くのがやっとになり、それまでは好きだった食べ物も食べられなくなり、食欲も全くなくなったとしたら、わたしは自分の死期を悟り、娘たちも、そろそろお迎えなのだと、気持ちの整理を付けられるのだろうか。


今日は受診はしていない。
昨日の抵抗で、桐ちゃんの病院通いは少し様子を観ることにした。

今日は、ずっと炬燵の中で過ごし、夕方になりやっと出てきた。
炬燵には、人間用の電気毛布を敷いている。
夏だけど、温度調節レバーは一番弱の設定に。
触ると、ジワーッと温かいかな・・・?くらいの温度だ。

ねこは狭くて暗い場所だと安心すると言われている。
炬燵の中で、脚を長め横になった状態で寝ている。

お水は飲んでくれるが、ご飯をねだっては来ない。
強制的に高カロリー食をシリンジで与えているが、桐ちゃんにしてみれば、無理やり口を開けられ流し込まれ、拷問のように感じているのかもしれない。

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わたしが桐ちゃんにやっていることは、桐ちゃんが望んでいることではないように思う。
20歳、人間年齢換算すると96歳。
昨年の12月に体調を崩し、もうダメかと思ったけれど頑張って持ち直してくれた。

今の状態は、あの頃とは比べられないほど弱っているけど、最後の記憶が、嫌なことだらけで終わるなんて悲しすぎる。

桐ちゃんの命の灯は、あとどれくらい残っているのだろう。
優しさの中で、優しさに包まれながら穏やかに。
それが、わたしたち家族の願い。


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