2023.3.30(木)

腰が痛~い。腕が痛~い。
と言うわたしに「じゃ、やらなきゃいい」と軽くあしらう長女。
そうよね。やらなくて済むのならね。

実家に戻ったのは昨年の6月。
その時点でジャングル?と想われても致し方なしの庭の草取り。

今年は少しでも早くと思い、先週から始めた。
雨や風が強い日は避けたく、比較的晴れて風のない日を選びながら。

除草剤を撒けば?と言われる。
それもアリだと思うけど、取り敢えずは手作業で頑張ることに。

昨日の作業中に、シルバーカーを押した老婦人に声を掛けられた。
見覚えのあるお顔だったが、名前はすぐには思い出せなかった。

「草取りすかぁ、今からやればキレイになりますもんね。お父さんもお母さんもよくやってましたよ」

「わたし、何にもできなくて。せめて草取りくらいはと思って・・・」

「お姉ちゃんの方ですよね?」

「わたしですか?そうです」

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40歳からの22年間の関東暮らしで、この街でのわたしは忘れ去られた存在だと思っていたが、わたしを憶えていなくても、年齢からするとこの家の娘だということは理解してもらえるようだ。

それにしても想う。
父にしろ美代さんにしろ、この街に馴染んでいたんだなぁ。
まぁ、80年も住んでいたら、当然と言えば当然か。

父が亡くなったことは知られているが、美代さんの姿が見えないと「どうしていますか?」と訊かれる。
うざったいと思うこともあるけれど、それだけ根付いているということなのだろうね。


親が残してくれた土地屋敷。
屋敷と呼ぶには程遠いが、雨風は十分に凌げる。

死ぬまでこの土地にいるかはわからない。
もしかしたら、また違う土地で生きるかもしれない。
それでも、この家を守っていくのが、わたしの使命なのだろうね。


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