2023.3.11(土)

昨夜のWBC・日韓戦、わたし以上に野球に興味がない長女が、これまたわたし以上にヒートアップして観戦。

「イケイケーー、走れーーー!」

わが家は平和です(笑)


昨夜9時少し前に、叔母・ミッコさんから着信。
こんな時間に何かあったのかと、少し不安になりながら出てみました。

日中に眼科を受診したのだと。
その際、見覚えのある人を見つけ声を掛けてみたと。

声を掛けた相手は、父方の本家のお嫁さん。
秋頃だったか、庭先で声を掛けられ一瞬「何方?」だった従兄の妻Tさん。

14年前に父や夫が亡くなった際、従兄とはひと悶着あった。
あれ以来、親戚付き合いはしていなかった。
言った方は忘れても、言われた方は憶えている・・・14年も前のことだから、従兄もすっかり忘れてしまったのだろう。
そんな従兄から声を掛けられ、内心・・・一番会いたくない人に声を掛けられてしまった・・・と思いつつも会話に応じた。

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ミッコさんは、自分の状況・最近夫が他界したことを話したそうだ。すると、Tさんも自分のことを話し始めたそうで、2月に従兄が亡くなったと。
跡継ぎの長男は埼玉県で警察官をしている。岩手に戻ることはこの先もないとのことで、自分も近々長男の世話になるので、岩手を離れるのだと。

秋に会った時の従兄はとても元気そうだったが、ふくよかで、若かった頃のスラリとした面影はどこにもなく、中年太りの最たるものか・・・の印象だった。

死因は、肺癌。
わたしに声を掛けてきたときには、もしかしたら既に侵されていたのか。
どの様な心境で声掛けをしてきたのかは、今となっては知る由もないが、自分の死期を悟っていたのだろうかと、勝手に想像してしまう。


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「わがるが?叔父ちゃんの甥のHだ」と、母美代さんに話し掛けてくれたが、わたしでさえもわからなかった従兄に、美代さんも「・・・わがらね」

あの時が従兄との最後の会話。
でも、美代さんはそれさえも忘れているはず。

亡くならない人間はいない。
ミッコさんから教えてもらわなければ、従兄が亡くなったことも知らずにいただろう。そして、父方との親戚付き合いは、従兄が亡くなったことで、この先は一切ないのだと思う。
わたしも長女もそのことを案じていたので、従兄には申し訳ないが、何かホッとした気分になった。


この先も、親戚付き合いは徐々に薄れていくのだと思う。

「母の役割って、ヨッコさんやミッコさんとの付き合いだと思う」

「そうだね、近寄り過ぎず、かと言って離れることもなく」

【つかず離れす】
この距離感で、これからも可愛がってもらえるように・・・。


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