2022.12.26(月)

汚い話で失礼。

ウンチを教えなくなった美代さんですが、出てもいないウンチを自分で処理したと言い張ります。

「そごの黒いのの上さ置いだ」

黒いのとは、テレビのこと。
ウンチをしてテレビの上に置いた・・・これが認知症の世界ですね。

食後に「でるでる」と大騒ぎをし、結局の所は出ない。
で、いつ出ているかと言うと、寝ているとき。
おねしょならぬ、おね便?・・・寝小便ね。

目覚めたら教えてくれるかと言えば、答えはNO。
ウンチをしたという感覚がないみたい。

それで想うことが。
お尻にねっとりと付いている訳ですよ。
何か違和感があるとか思わないのかしらね。
赤ちゃんだって、オシッコやウンチをしたら泣いて教えてくれるのにね。

まぁ、これが認知症なのだから、今更「ああだこうだ」と言ったところで好転するわけでもなし。美代さんの現状は全て受け入れていますが、わたしの心身がいつまで持つか・・・。

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       デイ送迎車を待つ美代さん


話は変わって、これまた想うことが。
先日、デイ送迎スタッフさんと立ち話を少々。

「何れは介護施設に入れることを考えています」

「そうなんですか・・・でも、美代さんは娘さんと一緒に居ることが一番の幸せだと思いますよ」

わたしと一緒に居ることが一番の幸せ・・・。
自分の家も判らず、寝ている部屋を厩だと言ったり、わたしのことを、妹のミッコさんやどこかの介護スタッフだと言うことがある。
叔母たちにも言われたけれど、娘と暮らすことがそんなにも幸せなこと?

「ばあちゃんは、家のこともわたしやおかぁのことも分らなくなっているんだから、どこで暮らしても同じじゃないかな」

認定調査は水曜日。
全介助状態の、認知症自立度はⅢa。

4になったら、八幡平市にある特養に申込の予定。
4にならずにこれまで通りの3ならば、通所デイを増やすことに。

口癖のように「おどごの人がいればな・・・」(男の人)
常時「おどごの人」が居る施設の方が、美代さんも安心して暮らせるのではないかと。

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    炬燵に、入ったり出たりを繰り返しています


桐ちゃんは、少量ですが食べています。
水飲み場へも、トイレにも行きます。
生きることを諦めてはいないはず。

いつかはその日が来ると思うけれど、それは今ではない・・・そんな気がしています。


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