2022.11.26(土)

住んでいる家が自分の家だと認識できない母美代さん。

以前、長女の友人で有料老人ホームで働いているSちゃんに、美代さんの様子を観てもらったことがある。
加須市の特養を退所し、岩手に戻ってからそんなに時間が経っていない頃だったはず。

「おばあちゃん、この状態だと5に入っているかもしれない」

介護施設で働いているSちゃんは、入所者さんの日頃の様子と比較して、このように判断したようだった。


介護度は、いかに手がかかるかで決まると、ケアマネは言っていた。
そこに認知機能は存在しないのかと問うと、判断材料にはなるが大まかには決まっていることらしい。

美代さんの状態は、このブログに記している通り一人ではほぼ何もできない。
できることは、お箸やスプーンを持ち、こぼしながら食べる事。
自らの意思で物を掴む(怖さ故)が、無意識で掴んでいることもある。


「ばあちゃんはここが家だと解っていないのだから、どこにいても同じなんじゃないかな」

自分の家は、生家だと思い込んでいる。そして、そこにアッパや親父がいると思い込んでいる。

「おかぁさ、そんなに介護が辛いなら、4になったら施設に入れた方がいいよ」

辛い・・・何が辛いのか自分でもよくわからない。
でも、長女の目からはそのように観えるらしい。

DSC_0382

1歳からのかっぱえびせん。
サイズは小さく、ほんのりとした優しい塩味を感じる。
入歯の美代さんでも、力を入れることなく食べることができる。


想えば、要介護3で加須の特養に入れると決めた際、まだやれるという気持ちはあった。それでも、今入れなけらば次の順番がいつ回ってくるか判らないということでの決断だった。

認定調査は、来月もしくは1月に行なわれる。
これまでは3だったが、今の状態では3でないことは確実かと。

毎日眉間にシワを寄せ、苛立った顔のわたしといるよりも、優しい介護職員さんといる方がしあわせなのではないか。
この気持ちが強くなりつつある。


もうダメだと思ってから施設探しをするのでは遅い。
ケアマネからのアドバイスだ。

申し込んでも、すぐに順番が回ってくるわけではない。
早めの決断をしたほうが、お互いのためなのかもしれない。


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