2022.9.27(火)

「いじめねでけろ・・・」(いじめないで)

トイレでのウンチは、美代さんもですがわたしにとっても地獄の時間です。

何かしらに掴まっていないと不安になる美代さんは、一度掴むとなかなか離してくれません。
今朝のトイレでもそうでした。

やっとこさ座らせ、便が出るのを待っていました
出たと言うので、便器を覗いてみると、??ウンチのウの字もなし。
これに関しては以前にも同じようなことがあり、出たという思い込みなのか、それともお尻の感覚がなくなっているのか・・・はてなです。

でも、問題はこれから。
便座から車椅子に移乗しなければならない。

「ここに座るためには、掴んでいる手摺りを離さなければならないのよ。お願いだから離して」

ギュッと握りしめている手を離すのは、けっこうな力を要する。
握っている指の1本々を、やっと離すことができたかと思うと、またすぐに掴む。
両の手を、何度もなんど繰り返し、いい加減にしてほしいとの想いから、

「お願い!手を離して!!」

少し、強い口調になってしまいました。
それで、美代さんから出たのが冒頭の言葉です。

DSC_0233


「介護職でも、一人で立たせるのは難しかったので二人体制でした。加えて極度のおっかながり(怖がり)なので、トイレは大変でしたね」


ショートステイの担当者が言ったことです。
何かにしがみついていなければ不安な美代さんは、わたしの身体(肉)もむんずとわしづかみ。
半ベソになる美代さんですが、泣きたくなるのはわたしも一緒。肉を摑まれると、普通に痛いのですよ(苦笑)

手を離すことが恐怖の美代さん。
離せと言われたことが、虐められていると感じたのか・・・。

「トイレでウンチをさせるのはとても大変です。ベッド上での処理の方がわたしは楽です」

おっかながりの美代さん。
退所した特養でも、トイレの大変さのことを言われていました。


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