2022.1.9(日)

5日に認知症の人と家族の会に参加しましたが、その中でどうしても気になったことがあったので、今日はそのことを載せます。

参加者の中に、現役で介護施設で働いている女性がいました。
Kさんと致しましょう。たぶん・・・ケアマネさんだと思うのです。

担当しているのは、レビー小体型認知症の女性とのこと。
お歳を伺うことはできなかったのですが、ご家族と同居しているようです。

レビー小体型認知症の最大の特徴は、初期に幻視(赤ちゃん・子どもなどの「人」や犬・猫などの「動物」、さらに「虫」などが見える)があったり、錯覚が起こることです。本人は「何かおかしい」とわかるものの、幻覚がリアルなため、おびえて被害妄想になったり、興奮したり攻撃的になることもあります。
認知症の家族を介護するときに読む本】 自由国民社より。

このお正月はゆっくりできたのかとのIさんからの問いに、Kさんは携帯を離すことはできなかったらしく、呼び出しを受け担当の女性の家へ訪問。
女性は、部屋中に虫がいて気持ち悪いと大騒ぎしていたそうです。

「あら、でも綺麗に掃除したみたいね。虫はいないわね」

Kさんの言葉で女性は落ち着き御戻し、掃除したことを褒められたと得意げになったそうです。
たった今まで大騒ぎしていたのに、Kさんの一言で落ち着く。
ご家族はKさんに頼り切っているのでしょうね・・・。

でも、そのご家族はKさんに対して、車は家から見えないところに置いてきてほしいと頼むのだそうです。
車には介護施設の名前が張ってあるので、ご近所に観られることを善としないらしいのです。
デイサービスには行きたがらず、家族もそれで良いと思っているらしく、Kさんは大変そうでした。

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母美代さんは、古河に越してくる前から、実家近くのデイサービスに通所していました。
それを薦めたのはわたしでしたが、その当時は認知の面ではそんなに進んではいなかったので、多少は嫌がっていましたが、お昼寝や美味しい昼食を頂けることがモチベーションとなり、通所の日は迎えを心待ちにし、時間前から玄関で待っていました。

古河に来てからの最初の1年間は、言葉の問題(訛りやズーズー弁)がありで、デイへ行くことを渋っていましたが、膝の痛みが少しでも緩和できるのだからと、機能訓練ができるデイケアを選び、何とか通所してくれるようになっていました。


認知症を隠す。
古河は、わたしの郷里よりも遥かに都会。
田舎ならば体裁を気にする家族がいても不思議ではないと思うも、Iさん含め街だからこそだとおっしゃっていました。

好きで認知症になったわけではない。
でも、それをひた隠しにしなければならないほどのことなのかと、わたしは疑問視でしたが、そういう家族は多いのだそうです。

わたしも、認知症になる確率は多いはず。
そうなったとき、娘たちはどの様に対処してくれるのでしょうね。
少しずつでも、話し合って置くべきなのだと思っています。


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