2021.9.15(水)

今日は「老人の日」なのだそうです。
そして、9月は世界アルツハイマー月間。

母美代さんが入居している、特別養護老人ホームから配られている月間の予定表には、今日15日の予定は何も記されていませんが、19日に敬老の集いとあります。
コロナ禍でなければ、近隣の幼稚園児たちとふれあうこともできたはずですが、遠くない未来にそれができることを願うしかないです。

先月送付されてきた請求書の中に、施設での行事の写真をプリントにしたものが入っていました。

・・・へー、こんなことをやっているんだ・・・

その時は写真に写っているのが美代さんだとは気付かずに仕舞ってしまったのですが、昨夜何となしに引っ張り出してみると、見覚えのあるひざ掛け姿の老女が。
ピース✌をしているのは、紛れもなく母美代さん。
顔の表情が判らないのが残念ですが、皆様方と外の空気に触れ、たぶん楽しんでいたことでしょう。

DSC_1612

それにしても寒がりの美代さん。一人だけひざ掛けです。


緊急事態宣言が今月いっぱいまで延長になり、面会の申込もできない状況ですが、永遠ということはないでしょうから、首をキリンの様にして解除の日を待つしかないですね。

特養探しをしていたとき、利用料金を集金の形にしている施設がありました。その理由を訊くと、

「面会に来て下さらないご家族でも、せめて月一の集金のときだけは面会をしてもらいたいという願いからです」

なるほど・・・。
でも、お金だけを支払い面会せずに帰ってしまう家族もいるとのことで、家族の形はそれぞれなので強くは言えないが、できれば僅かな時間でも面会をしてもらえればとも仰っていました。

わたしが面会に行く理由。
それはわたしの都合で、在宅介護の辛さ・厳しさから入所させてしまったことへの、後ろめたさから。
そう、初めの頃はその想いだけでの面会でしたが、最近少し気持ちが変わってきています。美代さんの立場を、自分に置き換えて考えるようになったのです。

もしも自分が見ず知らずの場所へ突然放り込まれたら、いったいどんな気持ちになるだろう。家族が全く会いに来てくれなかったならどんなに寂しい思いをするだろう。
先のことは判らないけれど、いつか自分が施設のお世話になったなら、理解できる頭が残っているうちはむすめ達に面会に来てもらいたい。こんな、自分勝手な想いが出てきたから(苦笑)

わたしがしていることを、むすめ達がいかほど理解しているのかは判らないけれど、少しは記憶に留めてほしいと願って。
でもね、本音は認知症になどならずに、茶髪に目いっぱいオシャレをし、ハイヒールを履いてコケそうになりながらも颯爽としているのが理想(笑)

※ 親の想いと子の想いは、必ずしも一致するとは限らない・・・かも。


ランキングに参加しています。
応援を、宜しくお願い致します。


人気ブログランキング


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村