2021.9.6(月)

叔母のヨッコさんから、久し振りに電話が入った。

ここ2~3日、玄関をガタガタと開けるような音が続いているらしい。
それは寝静まった夜中に聴こえてきたそうで、美代さんではないが何かのお知らせではないかと想い、皆に電話をしていると。

姉の美代さん・兄のトスさん・妹のナッコさんの3人が認知症。
もしかしたらこのうちの誰かが具合が悪くなり、魂が夜中にフワフワと尋ねてきたのではないか・・・こんなことを言っていた。

夢でも観たのでは?とは言えなかったし、幻聴では?とも言えなかった。
田舎では、特に美代さんの親戚はこういうことを気にすることが多い。
わたしも、夜に洗面所や2回から物音がすると想うことがある。
血筋?認知症の症状?

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美代さんとは緊急事態宣言で面会はできないが、先月の29日に電話で話したことを伝え、元気にしているようだと知らせた。
これを聴きヨッコさんは安心していたが、話は4歳下の妹のナッコさんのことになった。

美代さんが特養にお世話になる前は、結構な頻度でヨッコさんと電話をしていたが、その際には会話が成立していたと言っていた。
話した内容は忘れるかもしれないが、話を合わすことができていた。
美代さんとはそういう状態だったが、妹のナッコさんとは会話にならないそうなのだ。

何を話してもとんちんかんで、返事をしないのを心配し大丈夫かと訊くと、「テレビを観ていた」で、ヨッコさんとの会話は憶えていないと。
ならば、そのテレビは面白いのかと訊くと「面白いよ」内容を訊くと「わからない」

明らかに認知症の症状だとは思うが、12歳年上の美代さんがそうなるのは年功序列ではないが、仕方がない。でも、自分よりも4歳年下の妹が美代さんのようになるのは、情けない・やるせないと言っていた。

ナッコさんは自分では何もしないそうだ。
家事は全て夫任せで、時に食べさせてもらうこともあるそうな。
トイレに行くことはできるが、リハパンやズボンを上げることができずに夫がやってあげる。

「おとうさん、お腹が空いた。何か食べさせて」

「おとうさん、お股がスースーするからズボン上げて」


ヨッコさんは、少しは動くようにと助言するらしいが、動くと疲れるからと言いとにかく動こうとはしないらしい。

介護認定は受けているらしく、デイサービスにも何日か行ったそうだが、周りは爺さん・婆さんだらけでつまらない。第一、行くとお金がかかるから行きたくないと。
これを受けヨッコさんは「お前も十分お婆さんだろ」と、言ってやったそうな(苦笑)

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ナッコさんには息子がふたりいる。
たまに様子を観に来てくれるらしいが、いつも怒鳴り散らして帰ると。
怒鳴られたナッコさんは、

「ねぇ、どうしてあんなに怒ってるの?」

認知症は何故怒鳴られたかの理由も判らずに、怒鳴られた記憶だけは残ると言われている。そのことを伝えると

「ナッコは怒られたとも思っていないようだ」


ナッコさんは、若い頃からお水の仕事で生計を立てていた。
夫は、怠け者ではないが・・・仕事は長続きせずで、ナッコさんを頼っていたらしい。
お互いが70代となり、妻は認知症。かいがいしくその妻の世話をする夫。

わたしは思った。
人生の最も後半で特養のお世話になっている美代さんと比べ、愛する夫に全てをやってもらっているナッコさんの方が幸せなのではないか。
ヨッコさんは言っていた。

「独り暮らしには慣れたが、ナッコみたいに、たまには誰かに食事の支度をしてもらいたいな・・・」

ヨッコさん、それはわたしも同じだよ。


虫の知らせとは言いますが、夜中のガタガタは美代さんの弟妹についてではないと、思います。


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