2021.5.30(日)
午前中、母美代さんが入居している特養へ、面会に行って来ました。
前回の面会時には美代さんに笑顔がなく、寂しそうな一面もありましたが、今回は初めから終わりまでニコニコ顔でいてくれました。
コロナワクチン接種が始まること、昼食のメニュー選択、お友達のこと、部屋から観える稲の様子などを話題に。
ワクチン接種のことは聴かされていても忘れているのか、2回注射するんだよと言うと「2回もが!?」と、いつもの美代さんらしい返答。
「もしも具合が悪くなったら、我慢せずにちゃんとスタッフに言うようにね。具合の悪さは、自分にしか解らないのだから、隠さずに言ってね」
「そだよな。そのどぎはちゃんと言うがら」
ご飯がとても美味しいのだと。
おかずも残さず食べているようなので、安心。
昼食の選択はお魚を選んでいると。
美代さんはお肉は硬い物と認識しているので、噛み切れずに口から出しては、片付ける人に申し訳ないと思っているようでお魚にしているらしいが、お肉も噛み易く軟らかくしてあるはずだから、次には選んでみるようにと、アドバイス。
友達は・・・と言うか、話し相手は男女に限らずできているようで、「アハハ」と、笑っていると言っていた。
デイサービスでは折り紙やぬり絵をしていたが、こちらの特養ではそのようなことはしていないと。
あまり得意ではないから、なければそれに越したことはないと思っているようだった(苦笑)
車椅子で、玄関の外まで散歩に出たことがあったらしく、つつじの花壇があるところまで出たと、教えてくれた。
「部屋から観える稲の生育が楽しみだね」と、言うと「だいぶ大きぐなってきた」と。
これからの時期は、蛙の合唱が始まるだろうが、それも季節感を味わえる一つだろうから楽しみにしてほしい。
何か聞きたいがあるかと訊いてみたところ、ユカ・サキはどうしているのかと、心配な様子。
今日は日曜日なので、ユカは休みだけれど、サキは仕事だよと。
孫の名前がすんなりと出ていた。まだまだ大丈夫なようだ。
一番肝心なことを訊いてみた。
「美代さん、寂しくない?」
「ん~、たまに寂しいど思うごどもある」
「そっか、でも話し相手が居るからいいでしょ。あたしなんて一人で、桐・青と話しているんだよ」
「青くんは喋らねべ・・・」
受話器を持っている手が疲れたのか、受話器が耳から落ちてしまい、スタッフが支えて下さった。
そろそろ終わりにしようと想い、
「今はコロナで簡単に面会できないからね、また2週間したら来るからね。元気でいてね」
「うん。おめも元気でな」

電話終了後に、スタッフから様子を伺うことができた。
入居当初に比べ、だいぶ慣れてきているようで、体調を崩すこともなく、食事も全部食べられているらしい。
「毎日、穏やかに過ごされています」
穏やかに過ごしている。
母にとってはそれが一番幸せなことと、思いたい。
帰り際に手を振るあたしに、最後まで見送ってくれた。
すこしばかり後ろ髪を引かれる思いになった。
あたしの一存で決めた特養入所で、もしかしたら美代さんが辛い想いをしているのではないか・・・それだけが気掛かりだったが、【案ずるより産むがやすし】なのかもしれない。
早くコロナが収束してほしい。
美代さんの部屋から、一緒に田んぼを観てみたい。
今日の面会で話した内容をどれくらい憶えていられるか、もしかしたら部屋に戻った頃には大方忘れているかもしれない。
それでも、会話ができたことが大事だと想う。
次回の面会は2週間後の予約を入れた。
あたしも、コロナ感染をしな事はもちろんだが、体調管理もしっかりと行っていこう。
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午前中、母美代さんが入居している特養へ、面会に行って来ました。
前回の面会時には美代さんに笑顔がなく、寂しそうな一面もありましたが、今回は初めから終わりまでニコニコ顔でいてくれました。
コロナワクチン接種が始まること、昼食のメニュー選択、お友達のこと、部屋から観える稲の様子などを話題に。
ワクチン接種のことは聴かされていても忘れているのか、2回注射するんだよと言うと「2回もが!?」と、いつもの美代さんらしい返答。
「もしも具合が悪くなったら、我慢せずにちゃんとスタッフに言うようにね。具合の悪さは、自分にしか解らないのだから、隠さずに言ってね」
「そだよな。そのどぎはちゃんと言うがら」
ご飯がとても美味しいのだと。
おかずも残さず食べているようなので、安心。
昼食の選択はお魚を選んでいると。
美代さんはお肉は硬い物と認識しているので、噛み切れずに口から出しては、片付ける人に申し訳ないと思っているようでお魚にしているらしいが、お肉も噛み易く軟らかくしてあるはずだから、次には選んでみるようにと、アドバイス。
友達は・・・と言うか、話し相手は男女に限らずできているようで、「アハハ」と、笑っていると言っていた。
デイサービスでは折り紙やぬり絵をしていたが、こちらの特養ではそのようなことはしていないと。
あまり得意ではないから、なければそれに越したことはないと思っているようだった(苦笑)
車椅子で、玄関の外まで散歩に出たことがあったらしく、つつじの花壇があるところまで出たと、教えてくれた。
「部屋から観える稲の生育が楽しみだね」と、言うと「だいぶ大きぐなってきた」と。
これからの時期は、蛙の合唱が始まるだろうが、それも季節感を味わえる一つだろうから楽しみにしてほしい。
何か聞きたいがあるかと訊いてみたところ、ユカ・サキはどうしているのかと、心配な様子。
今日は日曜日なので、ユカは休みだけれど、サキは仕事だよと。
孫の名前がすんなりと出ていた。まだまだ大丈夫なようだ。
一番肝心なことを訊いてみた。
「美代さん、寂しくない?」
「ん~、たまに寂しいど思うごどもある」
「そっか、でも話し相手が居るからいいでしょ。あたしなんて一人で、桐・青と話しているんだよ」
「青くんは喋らねべ・・・」
受話器を持っている手が疲れたのか、受話器が耳から落ちてしまい、スタッフが支えて下さった。
そろそろ終わりにしようと想い、
「今はコロナで簡単に面会できないからね、また2週間したら来るからね。元気でいてね」
「うん。おめも元気でな」

電話終了後に、スタッフから様子を伺うことができた。
入居当初に比べ、だいぶ慣れてきているようで、体調を崩すこともなく、食事も全部食べられているらしい。
「毎日、穏やかに過ごされています」
穏やかに過ごしている。
母にとってはそれが一番幸せなことと、思いたい。
帰り際に手を振るあたしに、最後まで見送ってくれた。
すこしばかり後ろ髪を引かれる思いになった。
あたしの一存で決めた特養入所で、もしかしたら美代さんが辛い想いをしているのではないか・・・それだけが気掛かりだったが、【案ずるより産むがやすし】なのかもしれない。
早くコロナが収束してほしい。
美代さんの部屋から、一緒に田んぼを観てみたい。
今日の面会で話した内容をどれくらい憶えていられるか、もしかしたら部屋に戻った頃には大方忘れているかもしれない。
それでも、会話ができたことが大事だと想う。
次回の面会は2週間後の予約を入れた。
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