2021.4.10(土)

特養(特別養護老人ホーム)の、事前説明会に出席してきました。

相談員さんと、看護師からの説明で、
始めに相談員さんから入所にあたっての細々としたことについて。

  • ご入所に関する留意事項
  • ご入所時にご用意いただくもの
  • ご入居手続きについて
  • 住所変更手続きについて
チェック項目があり、一つひとつにレ点を入れながらの確認。
疑問はその都度お伺いを立て解消。
話を聞いていた時は納得していたが、帰宅後に疑問が出た時は、その都度電話で対応してくださるとのことで、取り敢えず大丈夫かな・・・。

住所変更をいつするのかが気になった。
入所後に、入退去連絡票(原本)・契約書(原本)・連帯保証人(あたし)の身分証明書を持ち古河市と加須市で住所変更手続きを行うことになる。
(下線の書類は特養から提出されるもの)

肝心の入所日をいつにするかを少々悩んだ。
美代さんは今月24日に88歳の誕生日を迎える。
あたしと一緒に過ごす最後?になるかもしれない誕生日。
一緒に居てあげたいという娘心が働き、入所はそれ以後にしてもらうことに。

一通りの説明のあと、次は看護師からの説明。
  • 緊急時における延命等に関する意思確認書のご記入のお願い
  • 緊急時の救命救急医療および延命措置について
  • 延命措置に関する意思確認書
これらについてを重点的に。

こちらの施設では看取りは行っていない。緊急時には救急搬送になり、提携病院に運ばれる。その際にどこまでの処置をしても良いかの確認が必要とのことで、それらは、施設では勝手な判断はできないので、家族の承諾が必要になるが、連絡が取れない場合はどこまでの処置をしても良いのかを、予め確認しておく必要があるとのこと。

DSC_1190

もう一つ。
延命措置について。
本人がどこまで理解できるかだが、美代さんは聞いたその時は「わがった」と返事をするが、5分もしないうちに忘れてしまう。第一、内容を聞いたところで間違いなく右から左で、難しい言葉など知ったこっちゃない状態。

「おめのいいようにしてけろ」(お前のいいようにしてくれ)

こう言われるに、決まっている。
それでも、何も話さずに勝手に進めたくはないので、判らないにしろ一通りの説明はするつもりでいる。

延命措置(終末期医療)を
  • 希望します
  • 希望しません
  • その他(   )
これらは家族の判断になるが、キーパーソンになる者を決める必要が在るのだそうだ。
誰にするかを家族内で話し合うように言われたが、美代さんのもう一人の娘・あたしの妹に、特養の話をするべきか・・・しなければならないだろうが、気が進まない。
全ての責任を取らなければならないのがキーパーソンとか。

これまでの面倒は全てあたしが看てきたのだから、たとえ何があったとしても、妹にとやかく言われたくはない。
強く在りたいと思う。

DSC_1191

その他の()カッコ内には、例えば「挿管はしたくはありません」などの事を書いても良いとのこと。
意識もなく、心臓も止まっている状態の者にどの程度の処置が必要なのか。

延命で言えば、経口摂取が厳しくなったら、胃瘻(いろう)にするかについても決めておくようにと。
老衰状態で意識がなくなったとしたら、あたしは・・・させないかな・・・難しい。
妹ではなくて、ユカ・サキと相談することにする。
(延命措置に関する意思変更はいつでも可能とのこと)

色いろと話を聞きながら、頭の片隅で、

・・・特養に入所させるのも、何だかメンドクサイ。やめよっか・・・

こんな想いが浮かんだが、イヤイヤこの先は悪くなることはあっても良くなることはない訳で、入所は今が最善。


PS
面会は、窓越しで電話を使って。
入所者が70人のため、ひとりにつき、月に2回まで。(要予約)
コロナ終息を願う家族は多いと思うが、コロナ以前には、忙しさで半年に一度だけの家族もいたそうな。

「入所者は寂しがっていますが、それぞれの生活がありますからね・・・」

看護師の言葉が切なかった。

あと2週間。
バタバタと過ぎて行くような気がする。