2021.3.18(木)

暖かいって暖房費がからない。本当に感謝です。

美容室に行って来た。
半年ぶりのカット&パーマ。
担当美容師Tさんは、それこそ半年前にお母様を胃ガンで亡くされている。

「お彼岸で半年になるんです」

脳梗塞発症で半身麻痺と言語が難しくなり、デイサービスを利用していたが、ある日室内で転倒し、それからは車椅子となっていた。
老健に入所されていたある日、血液検査で胃ガンが発見され、意思の疎通が厳しいことで、痛みを取る緩和ケアを中心となさっていたようだったが、最期は穏やかに、眠るように逝かれたとのことだった。

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美代さんの担当もしてもらっているので、特養に入ることになったことを話すと、

「良かったですね。プロに任せた方が安心ですよ。家で看るには限界がありますし、離れてみると優しくもなれますよ」

Tさんは3姉妹の三女で、母親と同居。
二人のお姉様は、仕事柄や性格的なことで、母親との同居はできなかったそうな。それでも、Tさんが仕事で忙しいときは、交代で介護を引き受けてくれていたらしい。

美代さんと暮らし始めて3年半になるが、Tさんの勤める美容室に通い始めて、何年になるだろう。いつから通い始めたっけ・・・。

同居した当時から美代さんの認知症のことは話していたし、これまでの美代さんの様子なども話題にしていたので、今回の特養についても、それが最善策だろうと言ってくれた。
施術が終わる辺りに、

「部屋が狭くて広い所に引っ越されたのに、美代さんが居なくなると余計に広く感じますね」

「ああ、そうですよね・・・。いなくなって寂しいって思うかもしれません・・・」

「え!それはないと思いますよ。うちは亡くなりましたけど、確かに哀しみはありますが、あの大変さがなくなりホッとしています」

そしてもう一つ言われたことは、

「例えば家での介護が長く、ずっと付きっ切り状態で亡くなられると、自分がいたのにと言う罪悪感が生じるかもしれないので、施設で亡くなられた方が気持ち的には楽かもしれませんよ」

78歳で亡くなられたTさんのお母様。

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少し前に観たテレビドラマ【神様のカルテ】で、88歳で亡くなった患者さんに対して、ある看護師の言葉として「88歳は大往生でしょ」と、あった。

美代さんは、来月88歳になる。
まぁ、長生きの太鼓判を押されているので、入居したからすぐにどうにかなるということもないだろう。
大往生と言われる年齢になり、好きなだけ生きればよい。
そう思えるのは、特別養護老人ホームに預けられることになったからこそ言えるような、そんな気がする。