2021.2.24(水)

昨日の朝、父と夫が亡くなっていることを理解していた美代さんですが、
その記憶はいつの間にか消えていました。

午後、2時頃だったかしら。
突然、父はどこに居るんだと訊いてきました。

・・・あぁ~、戻っちゃった・・・


で、助け舟を求め次女のサキへラインTEL。
サキへは、父は亡くなっていないことにしてほしことは、前もって話していましたが、突然の電話で心の準備ができていないこともあり、

「ここには居ないよ。どこに行ったのかは判らないよ!」

まぁ、致し方なし。
話の方向を変え、ひ孫のハヤブサくんとの会話で父のことは飛んでしまったようで、取り敢えず一件落着。
この後は父のことを口にすることはなく、あたしもひと安心。
へったくそな女優で、その都度切り抜けてはきたけれど、心は折れるのョ。

今朝のことです。
またまた言われました。

「じっちゃ、昨日は帰ってきたのが?」

・・・ありゃりゃ、朝一からその話かよ~・・・

で、あたしはここの所一番の女優をしましたヮ。

「じいちゃんね、ゆうべ遅くに帰って来たけど、仕事が忙しいから今朝早くにご飯を食べて出かけたよ。美代さん、寝ていたから起こすのが可哀想だって言って、そのまま出かけた。じいちゃん、優しいね」

「忙しいって・・・どごさ行ったんだがな・・・」

これ以上の追求にはあたしが保たないと思い、話の方向を朝ご飯の方へ。
余程の具合が悪くない限り朝食抜きは有り得ない美代さんは、食べることに集中してはいたけれど、あたしの心臓はドッキンコ。

DSC_0871

高齢者の婚活サイトの、ある方の日記に、物忘れは憶えていたことを忘れるから物忘れであって、認知症は記憶自体が失われてしまうので、物忘れではないと、専門書に在ったと載せていました。

確かにそうかも・・・。
美代さんの中では、父は亡くなってはいない。
どこかで生きているが、そのどこかが判らないから心配もし、悩んでも居る。

この心配を取り除いてあげれば、少しは落ち着くのでしょう。
その落ち着かせる役目が、一緒に暮らしているあたしなのでしょうけれど、役者になり切ることができずに自滅してしまうこともありで、主演女優賞への道はまだまだ遠いのですヮ。

父は、どこかで生きている。
クリアな人なら、電話してみよう・・・と、なりますが、美代さんには電話をしてみようという考えは浮かんでこないようです。
これだけは何としても死守しなければ。
それも、あたし次第なのでしょうね。

じいちゃん、たまには夢に出てあげてよ・・・。
美代さんを、安心させてあげて。

最近のあたしは、お迎えよりも上記の事を願う日が多くなっています。