2021.1.7(木)

今年もあっという間に1週間。
こんな調子で、気が付けば年末・・・などとならないように、何か一つでも進展に繋がるような1年にしたいものです。

昨日は、月に一度の認知症の家族会の日でした。
先月は、コロナ感染拡大で参加を見合わせましたが、昨日は参加してきました。
11月のときよりも参加人数は少なかったのですが、良い話を聞いてきました。

あたしは優しくない娘で、昨日のブログには母をめがけて平気で服を投げつけたことを載せていますが、そのことを相談してしてみました。

介護に携わり、既にご両親を亡くされた、元看護師さんお二人が参加されていました。
あたしの話に驚くこともなく、ニコニコされながら耳を傾けてくださいました。

「それは、実の親だからよ、特に問題はないですよ。そんなときもありますから」

確かに、義両親だったらいくらあたしでも、身体をめがけて投げつけたりはしないだろう。
そこには社交辞令というか、敬う気持ちは起きるはず。
実の親だから、あたし自身に甘えが生じたのかもしれない。


現在要介護5の母親の介護を、在宅で13年というKさんが、遅れてお見えになった。
ベッドから車椅子に移乗させる際に、抱きかかえることが身体に負担になり、何か良い手立てがないかと調べてみたそうな。
すると、【マッスルスーツ】なる物があることを知ったと。

マッスルスーツとは?はて?
後で検索してみることにし、そのスーツの値段に驚いてしまった。
1体、20万円近くするという(はぁ~?)
お若く観えるKさんだが、ご自分の体力が持たず、このスーツを装着することで、移譲をさせる際に身体に負担が少なくて済むとことを知ったと。

身体の負担は少なくて済むが、問題は金額。
レンタルできるか、これから検索してみると仰っていました。

優しくない介護で悩んでいるあたしに、これまで奇声を発したり、訳の判らない単語を並べるだけのお母様が、歌を口ずさむようになられたと。
その姿をとても嬉しく感じ、泣いてしまったと。

わが母美代さんは要介護3で、奇声を発することはないが、思い通りの言葉が出ない自分を嘆いている。その姿を見ているあたしは、

・・・仕方ないよ、認知症なんだから・・・

と、投げ槍にしか思えず、Kさんの優しさがどこから湧いて来るのか訊いてみたくなった。
あたしの想いが通じたのか、Kさんの方から母親との関係性を話してくださった。

「母と私は一卵性親子のような関係でした。とにかく母親が大好きなんです」

母親が大好き・・・。
ここに、あたしとの大きな違いが出てくる。
そもそもあたし母親を嫌っている。
嫌いな人間の介護を、仕方なくやっている。
その差は大きい・・・いやいや、かなり大きい。と、思う。

母娘関係が良好であったKさんには申し訳ないが、あたしの想いは解らないかもしれない。
でも、何れは母も、もっと進行するだろう。
そのとき、Kさんのように優しく接することができるようになるだろうか・・・
できればなりたいと思うが、今は無理。

DSC_1040

     お借りした本。返却はいつでも良いと

主催のIさんの妻様も要介護5で、在宅介護。
ある日、口をモグモグされていたそうな。
ガムを与えてもいないのに何を噛んでいるのかと、口を開けさせると、なんと!輪ゴムを噛んでいたそうな。
でも、そこで慌てることもなく「ウンチと一緒に出るから」で、済ませたと仰っていた。
元看護師のお二人も「ガーゼを噛んでいた人も居たけれど、金物のような危険物でなければね。喉に詰まらせないように、注意は必要ですけれどね」と。

この話を聞かないでいたなら、仮にこの先美代さんが同じような物を口にしていたら、嫌がる美代さんの口を躍起になりこじ開け、指を突っ込んでいる自分の姿を、容易に想像できるあたしだ。

いつかは終わりが来る介護だけれど、何事も、経験に勝るものはないのだと感じた時間でした。


今朝の着替えは、素直に応じてくれた美代さん。
毎日こんなだと、助かるのですけれどね。