毎日、色いろな発見があります。
言い繕いも、増えてきました。

昨日はデイケ・デイサ、共に行かない日。
あたしは、イオンの火曜市へ買い物に。

1時間ほどで帰宅。
美代さんは、食卓テーブル席の辺りに立ったままで居ました。
あたしから訊いた訳でもないのに、天気が良いので外に散歩に行こうと思っていたと。
先手必勝かしら?訊かれる前に自分から言おうと思ったのかな(苦笑)

「あ、そう。じゃ、行けば」

が、そもそも行く気がなく、何故立ちっぱで居るのかが、たぶん自分でも分からなかったはず。

「いや、寒いがら、やっぱりやめだ」

寒ければコートを来て行けばいいでしょ。と言っても、はなからその気がないのですから、行くはずがない。

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トイレに行こうとして立ち上がり、杖を使わずに歩きだしのですが、当然、
よろめいています。

「ねぇ、トイレに行くのならちゃんと杖を使って」

この後の言い繕いが、まぁ有り得ない。
杖を使わなかったのは、自力で歩く練習の為だと言い出しました(驚き)
少しでも歩けるようになるために、杖を使わなかったのだと。

「あ、そう。じゃそのまま歩けば?転んでも知らないよ」

歩く練習など真っ赤な嘘。
あ~、嘘とまでは言えないか・・・たぶん、気持ちはあるのでしょうね。
が、本音は杖を使うことを忘れた。
でも、それを認めたくなかったのでしょうね。
この後どうしたかって?当然杖歩行です。
で、自分が何を話したかなど、きれいさっぱりと忘れてしまいます。

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今朝の発見。
入歯を入れる前に口濯ぎをさせますが、その水に指を入れ洗い始めました。

「ちょっと、何やってんの?それ、口濯ぎした水だよ」

「指、汚いがら洗ったのだ」

これが認知症の考えなのですね。
専門書には、便をいじる「弄便」という言葉があり、手についた便を、壁に擦り付けたりする行為とあります。
汚れた手を何とかしたい。壁があった。そこに拭いて取ろう。

美代さんには未だ弄便の行為はありませんが、口濯ぎした水で指を洗うのは「そこに洗える水があったから、取り敢えず洗おう」だと想うのです。

迎えの時間までそろそろという時刻に。(本人はその時間は忘れています)

「オレの靴、どごさある?」

・・・うっ。今度は靴か・・・「靴は玄関にあるよ」

「玄関・・・どごだ?」

・・・あちゃ~・・・「玄関はトイレの隣」

「そが、何だがわげわがらなぐなった・・・」(訳が判らなくなった)

余程のことがない限り、デイケ・デイサを休むとは言わない美代さんなので、迎えの時間が待ち遠しいが、はて?靴はどこにあるんだ?・・・靴が無いと行けないではないか。
玄関にある・・・玄関は、どこにあるんだ?
これは、あくまでもあたしの想像ですが、中らずと雖も遠からずの様に思います。

靴を履かなければ、外に行くことはできない。
これは理解できているが、肝心の靴が、何処にあるのかを忘れてしまった。
置いてある場所を聞いても、その場所さえも忘れた。

こういうことが積み重なって、進行していくのでしょうね。

迎えのスタッフに、ニコニコ顔で「おはようございます」と挨拶した美代さんですが、顔は何とな~く憶えていても、名前は憶えていません。
忘れたのではなくて、最初から覚えていないのです。
そして、取り敢えず迎えに来てくれたから一緒に行く。

美代さんは、今日も元気です。