どこまでも、優しくなれないにゃんズの母です。
にゃんズに対して?
いいへ~!!!
にゃんズに対しては、どこまでも優しい母で居られます。
人間の言葉を発せないにゃんズですが、やって欲しいことや何が食べたいのかなどは、自然と解ります。
あたしが優しくなれない相手、それは母美代さん。
昨夜もひと悶着でした。
歩けない・歩きたくないと言う美代さんですから、それならも何もしなくてもいいよと、決めました。毎回「片付けなくてもいいよ」と、言っていましたが、やはり忘れるんですね。
歩けないと言いながら食器を片手に、えっちらおっちらと、流し台のボウルの中に食器を入れていました。
「何美代さん!歩きたくないっていってたよね?!だから片付けはしなくてもいいって言ったのに。歩けるんならこれからも自分でやってよね!!!」
カー!!となった、あたしです。
頭にきたので、入歯ケース・入歯洗浄剤、そしてハミガキコップ全てを洗面所へ戻しました。
うがい受けを買い、なるべく歩かなくて済むように工夫しているのに、入歯も「ひとりでできるもん」になっていました。
そのくせ、上下を外さずに、上の入歯は口の中。
もう、やっていいることがしっちゃかめっちゃかで、あたしは振り回されてばかり。
本当に「ひとりでできるもん」なら、それでいいのです。
でも「今日はできたけれど、明日は判らない」では、世話をするあたしが参ってしまう。
ならば、仕事量が増えたとしても、あたしがやった方が断然早く、自分の時間も持てます。
思考力や判断力もなくなり、言いたいことや思っていることも言葉にできない。
それなら、それこそにゃんズにしてあげているようにすれば善い!
と、言われそうですが、そう簡単に切り替えることができません。
「口の中が綺麗になるように、よーくコポコポしてくださいね」
「やった、綺麗になった」
と、言いながら舌先に残っていたご飯粒を手で取り出します。
挙句。
「歯に挟まったのが、のごってらったのだ」(残っていた)
美代さんは総入れ歯ですが、1本だけ残っています。
その残っている歯は、根元から完全に塞いでいるので、挟まるはずがないのです。
ああ言えばこう言うの世界。
たぶん、自分でもなにを言っているのか判っていないのでしょう。
「あなたには、歯はないのよ」
「そが」
食後の口すすぎですが、習慣づけされるまでは、まだまだ時間を要しそうです。
てか、ホントに慣れるのでしょうか。
自分でできることは自分で。
やればできるのでしょうけれど、それをやらなければならないという判断力がなくなっている。
解っているのに「自分で考えてください」と、言ってしまう。
そして、言った自分に腹立たしさを感じてしまう。
こんなことの繰り返し・・・あと、何年続くのかしらね。
あたし・・・やっぱり地獄に落ちるのかしら・・・。
閻魔様は、容赦してくれないのかしら。

にゃんズは、タッパーからカリカリを出せない。
冷蔵庫から、お刺身を取り出せない。
チュールの口を、切り取れない。
トイレ掃除もできない。
にゃんズと同じだと考えたなら、優しくできるのかしら。
でも、にゃんズは口ごたえや言い訳は、しない。
優しさって、なんだろう。
美代さんにだけ、優しくなれない。
いっその事、ぜ~んぶ何もかも忘れてくれたら、あたしは優しくなれるのでしょうか。
にゃんズに対して?
いいへ~!!!
にゃんズに対しては、どこまでも優しい母で居られます。
人間の言葉を発せないにゃんズですが、やって欲しいことや何が食べたいのかなどは、自然と解ります。
あたしが優しくなれない相手、それは母美代さん。
昨夜もひと悶着でした。
歩けない・歩きたくないと言う美代さんですから、それならも何もしなくてもいいよと、決めました。毎回「片付けなくてもいいよ」と、言っていましたが、やはり忘れるんですね。
歩けないと言いながら食器を片手に、えっちらおっちらと、流し台のボウルの中に食器を入れていました。
「何美代さん!歩きたくないっていってたよね?!だから片付けはしなくてもいいって言ったのに。歩けるんならこれからも自分でやってよね!!!」
カー!!となった、あたしです。
頭にきたので、入歯ケース・入歯洗浄剤、そしてハミガキコップ全てを洗面所へ戻しました。
うがい受けを買い、なるべく歩かなくて済むように工夫しているのに、入歯も「ひとりでできるもん」になっていました。
そのくせ、上下を外さずに、上の入歯は口の中。
もう、やっていいることがしっちゃかめっちゃかで、あたしは振り回されてばかり。
本当に「ひとりでできるもん」なら、それでいいのです。
でも「今日はできたけれど、明日は判らない」では、世話をするあたしが参ってしまう。
ならば、仕事量が増えたとしても、あたしがやった方が断然早く、自分の時間も持てます。
思考力や判断力もなくなり、言いたいことや思っていることも言葉にできない。
それなら、それこそにゃんズにしてあげているようにすれば善い!
と、言われそうですが、そう簡単に切り替えることができません。
「口の中が綺麗になるように、よーくコポコポしてくださいね」
「やった、綺麗になった」
と、言いながら舌先に残っていたご飯粒を手で取り出します。
挙句。
「歯に挟まったのが、のごってらったのだ」(残っていた)
美代さんは総入れ歯ですが、1本だけ残っています。
その残っている歯は、根元から完全に塞いでいるので、挟まるはずがないのです。
ああ言えばこう言うの世界。
たぶん、自分でもなにを言っているのか判っていないのでしょう。
「あなたには、歯はないのよ」
「そが」
食後の口すすぎですが、習慣づけされるまでは、まだまだ時間を要しそうです。
てか、ホントに慣れるのでしょうか。
自分でできることは自分で。
やればできるのでしょうけれど、それをやらなければならないという判断力がなくなっている。
解っているのに「自分で考えてください」と、言ってしまう。
そして、言った自分に腹立たしさを感じてしまう。
こんなことの繰り返し・・・あと、何年続くのかしらね。
あたし・・・やっぱり地獄に落ちるのかしら・・・。
閻魔様は、容赦してくれないのかしら。

にゃんズは、タッパーからカリカリを出せない。
冷蔵庫から、お刺身を取り出せない。
チュールの口を、切り取れない。
トイレ掃除もできない。
にゃんズと同じだと考えたなら、優しくできるのかしら。
でも、にゃんズは口ごたえや言い訳は、しない。
優しさって、なんだろう。
美代さんにだけ、優しくなれない。
いっその事、ぜ~んぶ何もかも忘れてくれたら、あたしは優しくなれるのでしょうか。