冷凍しておいたキノコ類(エノキ・シメジ・マイタケ)と、シーフードミックスをニンニク・塩・コショウ・クレイジーソルトで炒めました。
粗熱が取れるまで、フライパンのままガスレンジの上に置きっパにしていました。

美代さんは朝食中で、途中で立ち上がろうとしていたので、おトイレなのかと訊くと、おかずを先に食べてしまい冷蔵庫に入っている何かで食べようと思ったと。
何が食べたいのかを訊くと、

あがくて、細長いの」(赤くて)

・・・ハハ~ン・・・「カニカマのこと?」

「カニカマ?わがらね」

冷蔵庫から出し「これがカニカマ。これでしょ!?」と、言うも「そうみたいだな」で、袋から取り出してみないと判らない様子でしたが、残っていたご飯二口分を、カニカマ2本で完食。
黙っていると、残っている分も食べてしまうので、それは後で食べるようにと言聞かせ、ご馳走様をさせました。

片付けは、そのままにして置いてもいいと言っているのですが、調子の良い日には自分で流し台に持っていきます。今朝もそうでした。
と、フライパンの中身を見て。

「これは何だ?」

「キノコだよ」

「そが、きのごの臭いするど思ったども、やっぱりきのごが」

美代さんの嗅覚は、かなり落ちています。
あれほどキツい尿臭や、果物の香りもしなくなったと言うので、キノコの臭いがしたというのは、明らかにいい繕いだと思うのですが。

たった今食べ終わった美代さんはフライパンに入っている菜箸で中を混ぜていたので、これはお箸を舐められる、嫌よ!!その想で、

「今、ご飯を食べ終わったところなんだから、食べないでよ!」

少し、強く言ってしまったのですが、これに対して美代さんから想いもよらない言葉が返ってきました。

「誰も食べるどは言ってねべ!これは何だど聞いだだげだ。おめは気遣いもでぎねのが?!」

・・・気遣い・・・あなたの口からそんな言葉が出るなんて・・・

正直、愕然としました。
美代さんは根っからのKY体質です。
義息子・妹ソノコの夫から「お母さんはデリカシーがないですね」と言われたことがあるくらいですし、亡き父の火葬中に、参列者用の昼食を平気で食べてしまう、そんなことをしていた人です。

あたしが気遣いのない人間であるならば、あなたは何者になるの?
葬儀後の会食のときも、一切立つことなく座ったままで食べることに専念していたよね。
あたしやソノコ・ユカ・サキで弔問客の接待やお酌などをしているときも、何~にもしなかったよね。

確かに、その当時から変形性膝関節症で立ち座りに難儀はしていたけれど、それでも何かしらのことはできたはずよね。
このことを話しても、もはや何も憶えおらず虚しさが残るだけだけど。

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認知症患者に対する気遣いとは。
理解することが難しくなっている状態の人に、どのように気遣いをすれば善いのか。

「キノコだよ、後で食べようね」

優しく言えば善かったのでしょうね。
日々、イライラMAXのあたしは、気遣いもできない娘のようです。