人間には、良心という物が備わっているらしいのですが。
その良心が、全く無くなる時が、あたしにはあります。
無くなるならまだ善!なのですが、それどころかマイナスになり、怖ろしいことが頭をよぎることがあります。

土曜日の夕方のことです。
デイサから帰って来た母美代さんは、先ずトイレで用を済ませてから部屋へ。
杖を突きながら、よろめきながらもゆっくりとした足取りで
(あたしは後方支援)
ベッドまで、あとわずかという辺りで、急に足がもつれ「タタタタ」と、前のめりになるような形に。

「おっかね!めまいした」

そう言いながらも、しっかりとベッドまでたどり着き、どっこいしょとベッドに座り込み。

「あぁ~、おっかねがったぁ・・・転ぶがど思った・・・」

眩暈がしたと言う割には、その後にペチャクチャとお喋りが始まりました。
美代語はメンドクサイので、一般的な話し方で(苦笑)

「ここで転んだら怪我をしてしまう。怪我をしたら痛いだろう。自分がゆっくり歩いているのは転ばないようにするためで、用心して歩いているのだ・・・なんちゃらかんちゃら」

最後の方は聞き流したので憶えていません(失礼)

後方支援をしていたあたしは、とっさに手を貸した・・・。
いいへ、貸せませんでした。
支えなきゃ!と、思う間もなく、美代さんの方が先にベッドに辿りついたからです。
でも、そのときのあたしの頭では、鬼さんや悪魔くんがささやいていたのです。

・・・支えなくていいよ、転べばいいのよ・・・

ペチャクチャ話している最中も、頭の中では・・・なんで転ばなかったのよ・・・
殺意・・・とまではいかなくても、明らかに転ぶことを願っていました。

・・・転んで介護度が上がったら施設に入れることができるのに、そうしたら、日々の煩わししさから解放されるのに・・・

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怖ろしい娘です。
でも、それが今のあたしの精神状態なのです。
睡眠薬のことで、ケアマネに相談した際に言われました。

「真面目だからね。どうしても本気で付き合ってしまうのよね・・・受け流しができないのよね。一緒に居る時間を少しでも減らさないと、あなたの方が参ってしまいますよ」

あたしが真面目かどうかは、置いておくとして。
このままだと、本気で死を願ってしまい、もしかしたらそれこそ危ないことになってしまう。そうな気もするのです。

「そろそろショートステイを取り入れる頃ですね。日程調整を考えてみてくださいね」

2泊3日のショートステイで、二晩は自由になる。
顔を観ることも、会話をすることもなくて済む。

鬼でも悪魔でもなく、人間として生きるためには、母と過ごす時間を減らすことが今のあたしに必要なこと。

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介護保険の施設サービスについての相談・申請をしてきました。
結果は2週間後とのこと。