あたしの部屋には、エアコンがありません。

連日の猛暑日で、室内は優に35度を超えている。
日中に暑くなった部屋は、夜になってもそうそう簡単には下がらず、部屋に入った途端に汗が流れ落ちてくる。
こんな状態の部屋で寝るのは、ある意味自殺行為になるので、エアコンのある居間で身体の芯まで冷やし、ベッドに入ることにしている。

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    特定給付金でクリーニングしたエアコン
    効き目は善です

昨夜も、いつもと同じようにブランケットを掛けて転寝。
横になったのは11時過ぎた辺りで、小一時間ほどの予定だったけれど、「ハッ」として時計を観ると午前2時近くになっており、お仏壇に挨拶し母の様子を確認し居間を後に。

母の部屋のエアコンの設定は27度で、スースー寝息を立てて寝ていた。

今朝、桐ちゃんに起こされ階下に。
桐ちゃんはお腹が空くと、しっかりとあたしを起こしにくる。
起きるまで何度もグリグリと頭をこすり付けてくるが、最近は一度床に降りるとなかなか上がれないので、あたしが起きるまで「ニャァニャァ」攻撃が始まる。

「わかった・わかった。今起きるから」

階段の途中辺りにかかると「あれっ?何だか涼しい・・・」
台所に入るとヒンヤリ。

・・・何で?寝る前にちゃんと切ったはずなのに・・・

が、エアコンを観るとしっかりと動いていた。
そう、自分ではちゃんとリモコンをオフにしたつもりでいたけれど、押していたのは温度を下げるボタンだったようで。
温度計を観ると、25度。涼しい訳だ・・・。

・・・あちゃ~、一晩中点けっぱだったかぁ・・・

寝る前に、居間の温度と美代さんの部屋の温度が中和されるようにと、引き戸を30㎝ほど開けていた。
居間を出る前に確認した際は薄手の丹前を掛けていたが、今朝はしっかりと足元の布団を掛けていた。
身体は硬く、寝返りを打つのもしんどいと言う美代さんは、無意識のうちに引っ張っていたのだろう。
目を覚ました直後の言葉は、

「今日は寒い日だな」

居間の冷気が美代さんの部屋にも流れてしまったようで、「涼しい」ではなく「寒い」の表現。
「クシュン・クシュン」クシャミをしている美代さんに、あたしは言い訳。

「寒くはないよ。外は昨日と同じで凄く暑いよ。でも、寒いと感じるのならこれを着て」

暑さには鈍いが、寒さにはめっぽう弱い美代さんに七分袖の服を着せることに。

・・・ごめん、あたしのミスだよ・・・

コロナ禍での熱中症も怖いけれど、逆に風邪を引かれても、早々に病院へも行けないので、それも困ります。

自分と母親の体調管理。
どちらが不味くてもいけないけれど、あたしが倒れたら母の生活は成り立たなくなる。

エアコンを上手に使いながら、残りの夏を乗り切ることにしなければね。