尿とりパッドを、ハサミでちょん切ってしまった美代さん。
今後も、こんなことをされては大変と、ハサミを台所に移しました。

昨日デイケからの帰宅後、部屋で何かを考えていた風の、美代さん。
台所の椅子に移り、あたしに問いかけてきた。

「なぁ、オレのハサミ。誰がが取ったよな?おめが?おめが取り上げだのが?!」

・・・誰か?この家にはあなたとあたしだけだよ。それに、取り上げた!?人聞きの悪い・・・
「そうだよ。でも取り上げたなんて言い方しないでよ。危ないから仕舞ったんだよ」


あたしが言ったことを何と思ったのか、美代さんはとんでもないことを言い出した。

「オレは、あのハサミで爪切ってら。だがら返してくれ」

・・・!!!・・・

ハサミで切っていた?爪を!
どんな想いからこんな言葉が出てくるの?

そんなことを言うのなら、ほら切って見なさいと美代さんに渡したところ、マジで親指の爪を切ろうとした。
いやいやいや、怖い怖い!!
やめて~!!!
指先を切りそうになったので、慌てて止めたけど、何?
本気で切るつもりだったの?

「美代さん、爪は爪切りで切っていたでしょ。ハサミで切っていたことなんて、ないよ!」

「ん?爪切り・・・オレは爪切りは持ってね」

はぁ~。
爪切りは、ベッド脇の棚に2個もある。
1個は実家から持ってきた美代さん愛用の爪切りで、もう1個は昨年夏の肺炎入院時に購入した、小ぶりの爪切り。

わたしたち母娘の爪は、深爪できないタイプで人から切ってもらことが恐怖を感じる爪なのです。

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写真は、分かりづらいかもしれませんが、ご理解ください。
(肉の部分より爪の白い部分が出ている)

こんな爪なので、美代さんも爪は自分で切ります。
誰かに切ってもらうなど、怖ろしくて頼めません。
1週間ほど前にも、自分で切っていましたが、それも忘れてしまったのでしょう。
足の爪は巻き爪で、以前一度だけ切ってあげたことがあるのですが、少し触ると「痛い!」と叫ぶので、あれ以来デイケ・デイサで切ってもらうようにしています。

な、訳でハサミは必要ないでしょと、納得させ、一応一件落着。
でも、この際なのでパッドを半分に切った理由をもう一度訊いてみたところ、答えは違っていた。
一昨日は「お股がごわつくから」だったのに、昨日は「勿体ないから」と。
一貫性がないのも認知症の言い訳のひとつ。
だって、自分が何を言ったのかも憶えていないもの。

※ 爪に関しては、長女も同じ形で、次女は父親似の深爪できるタイプ。
でも次女は言います。

「あんたたちの爪・・・怖い~。あたしはおとぅ似の爪で善かった」

PS
美代さんのハサミは、食卓テーブル脇の棚の、ペン立ての中に入れてある。
でも、美代さんはそれを認識できない。