昨日の夜7時過ぎ、TVに緊急速報。
台所に立っていたあたしは、ピロロン?の音に何か重大なこと?と、振り向いてみた。
字幕に岩手初の感染者の文字。

・・・とうとう出た・・・

と、その後すぐに次女サキからのライン電話。
サキの勤める歯科医院の診療時間は午後7時まで。
仕事を終わらせ車の中から電話してきたようだった。

「おかぁ、岩手にも、とうとうコロナが出たよ」

何処の地域の人で、年齢とかも昨夜の時点では分からなかったが、あたしも娘も出るのは時間の問題だと思っていたので、とうとうと思う反面、やっぱりな・・・の想いもあった。
先週の4連休中、県外ナンバーが溢れていたと言っていた。
それまでにもチラホラと県外ナンバーは見かけていたようだが、連休中は比較にならないほど多かったと、言っていた。

これまで、よ~く頑張ったと思う。
正直者の県民性もあり、第一号にはなりたくない一心で、皆必死になって頑張って来たのだと思う。
でも、娘曰く。

「無症状の陽性者も、もしかしたらいたのかもしれないけれどね・・・」

もう、誰が感染してもおかしくない世の中になっているように想う。
だから、この第一号の方を責められないでしょう。
最近は、家庭内感染も増えつつあるのだから。

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むすめ達は、県外からの帰省になるあたしと美代さんが、県外ナンバーの車で帰省することを嫌がり、迎えに来てくれる算段になっていた。

「おかぁ、どうする?迎え行かなくてもいい?自分の車で来る?」

いやいや、既に近くの駐車場を借りる手はずになってますって!
この借家には、軽自動車がギリギリ停められるスペースしかなく、近所にある駐車場を借りることにしていた。

「取り消しできないこともないだろうけど、せっかくだもの、来てちょうだいよ」

TVの速報とあたしとサキの電話の内容を聞き、岩手に感染者が出たことを知った美代さんは、

「岩手さ出だってが、やんたなぁ・・・こごさは、そのコロナて言うやづは出でねんだべ?」

毎日、日本中の感染者情報が流れているけれど、コロナという言葉を聞かない日はないけれど、美代さんの頭の中には入っていなかったようです。

「古河にも出ているんだよ。デイにはマスクして行くよね!コロナに感染しないためなんだよ」

「そだのが・・・」

最後の砦が陥落。
岩手の皆様、お疲れ様でした。
でもこれからは、感染拡大を防ぐために、なお一層、気を引き締めましょう。
あたしも、遠く茨城古河で、これからも気を引き締めて自粛の日々です。

でも、父と夫のお墓参りがしたいので、お盆帰省はさせてくださいね。
目立たぬように、過ごしますので。