今日も曇天。
雨が降ったり止んだりの、どっちつかずの天気。
35度超えの猛暑も苦手だけど、この、ジメジメした晴れ間の見えない天気も嫌ね。

今朝9時頃には、少しだけ青空が見えていた。
松山千春さんの『銀の雨』の歌詞に「いつの間にか降り出した雨」といフレーズがあるけれど、ホントさっきまで止んでいたのに、また降ってきたわ・・・もう、雨は沢山!という心境。

関西の梅雨明けは今週中頃で、関東は週末くらい・・・と、お天気お兄さんが言っていたけれど、ホントかしらね?
カラッと晴れて、真夏日程度で洗濯物が良く乾く~みたいな夏。
早くこ~い(笑)

昨日は、大好きな録画しておいた『鉄腕ダッシュ』を観て「寂しい」の言葉は出ていなかった。
夕方、4時を回った辺りにヨッコさんから着信。
少し離れていたので、音に気付かずかなり待たせてしまったけど、お待たせしました感で「もしもし」
誰が?美代さん・・・ではなくて、あたしが。
携帯を美代さんに渡し、あたしは自分のスマホでゲーム。

「もしもし、どしたの?」

どしたの?は、ないじゃない!
認知症のお姉さまの御機嫌伺で、わざわざ掛けてくれたのね・・・と、あたしなら思うけどね。
まぁ、今の美代さんにはそんな気遣いなどできないワね。

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色々なこと話していたけど、「それ違うでしょ!」と、ついつい電話の向こうの叔母に聞こえるように、わざと大声で美代さんが話したことを訂正。

「この家はあだらしくて、たでがだも良くて、すぎまかぜなどひとっつも入って来ね」
(この家は新しくて、建て方も良く隙間風も入らない)

・・・え?冗談で言ってるの?それとも本気でそう思ってるの?・・・
「違うよ、とっても古い家で隙間風も虫も入って来る家だよ!」


あたしの大声に、美代さんは何故だかいきなり大笑い。
ここ、笑うとこなの?

美代さんは、元来冗談話など言えるタイプではない。
たまに言うことがあるけれど、冗談には聞こえないような塩梅で、あたしはスルー。
その美代さんが言った「新しい家」冗談なのか本気でそう思ってのことなのか、判断できない。
でも、あたしが訂正したことを受けて大笑いしていたのだから、本人的には冗談のつもりだったのだろうか。
こういうところが、いまいち解らない。
暫く話した後に、美代さんから携帯を渡された。
話が終わったのなら切ればよいものを、何で?

「ヨッコが、おめど話してど」

いつもなら話し終えると「じゃあね~まったね~」と、お互い言い合っていたが、昨日は何故だかあたしと話がしたいと言ってきた。
遠く茨城に越してきて、弟妹たちとの行き来もなくなり、近況を教えてもすぐに忘れる美代さんとの会話に、つまらなさを感じたのかもしれない。
ヨッコさんは自分のことが話したかったようで、ああしたこうしたと言ってきた。
あたしも、美代さんの進行について愚痴りたかったので、丁度良かった。

「そだな・うんうん・そっかぁ・・・」

10分ほど話しただろうか、電話代が勿体ないからと言われ、じゃぁねと切った。
この間、トイレに行ったり座ったりで落ち着かない美代さんだったが、自分の事を言われているという認識があったのだろうか。
ま、いっか。たとえあったとしても、すぐに忘れるよね。
あたしも、話の内容は言わずに済ませた。

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願わくば、ヨッコさんからの電話が今後もありますように。
デイのない日に出る「寂しくてよ」
これを言われると、あたしはとてつもなく、やりきれなさを感じる。

・・・ヨッコ叔母ちゃん、見捨てないでください・・・