このところの美代さんの、記憶の衰退は著しい。

今朝のこと。
孫のハヤブサくんの写真を観て、これは誰だ?と、訊いてきた。
※(美代さんのひ孫)

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3年前。
1歳9か月のときに、当時住んでいたアパートで撮った写真。
奥に写っているのは美代さんの腕。
その頃の美代さんは、あたしと同居を始めた頃で、記憶力も今ほど悪くなかったし、2階にある部屋に入るために、外階段の昇り降りも手摺に掴まりながらでも、怖いとは言わずにできていた。

写真の子が幼児であることは理解していたようで、母の妹ミッコさんの孫か?と。
違うよ、あたしの孫のハヤブサくんだよ。と教えると、

「おめの孫?したら、親は誰だ?」

あたしには、娘がふたりいる。ユカとサキだ。
次女のサキのこどもだと伝えると、

「おめさ、こどもいだってが?」

「そうだよ、サキのこどもで、あなたのひ孫のハヤブサくんだよ」

「オレのひ孫が・・・」

ここまで話すと思い出した?ようで、結婚式のときの写真を観て、納得していた。
暫くその写真と結婚式の写真を交互に眺めていたが、いつの間にか自室へ。
朝ご飯(昼だけれど)はどうするのか訊こうとしたが、既にベッドイン。
幻覚、そして今朝のことといい、順調に進行している・・・ということなのだろうね。

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昨日のデイサの連絡帳に「そちらへは行ったことがないと言い出ました」と、記した。
返答が記してあった。

「色々な方がご利用されていますが、美代さんはとても穏やかに過ごされています」

穏やかな認知症。
認知症と診断を受けてから、もの忘れの薬「レミニール錠」を服用し続けていたが、ある時から荒げた言葉を発するようになり、あたしの心が折れ服用をやめた。
それ以来、あの時ほどの言葉を口にすることはなくなったが、それでも時に「そったにおごるな」とか「オレのごど虐めで楽しいのが?」と、言われることもあったりで、大声を出すあたしが悪いのだと自己嫌悪に陥ることもあった。(今もそうだが)

妹・ソノコの夫の両親もアルツハイマー型認知症を患っていた。
既にふたり共他界しているが、父親の方は極めて凶暴になり、一般の介護施設には入れてもらえず、精神病院へ入所させられたと聞いている。

このまま、穏やかで居るのか、いつの日か突然凶暴化するのかは判らないが
母の行動に、ついつい、

「そんなこともできなくなったの?前はできていたよね!」

もしかしたら、介護するあたし次第で変わるのか・・・
そんな風に思ったりもする。


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