脳科学者ならば、理路整然とした説明ができるのだろう。

その説明を聞き、ある程度の理解・納得はするだろう。
が、そこに感情が入った時、それを簡単に受け入れることができるのだろうか。

昨日、居るはずのない男性とお喋りをしたと言い張っていた母。
今朝は、8ヶ月ほど通っているデイサに、行ったことがないと言い出した。

「美代さん、起きて。今日は〇〇に行く日だよ」

「〇〇・・・行ったごどないどごだな」

・・・あぁ~、今日はこう来たか・・・

「どうする?行く、行かない?」


ねぷてども、初めでのどごだがら行ってみるじゃ」(眠いけど)

こう言いながらも、
「あそこに行くには、こう行ってああ行くとあの人が居る」と、さも、知っている人の家にでも行くようなことも言い出した。
記憶が、ごちゃ混ぜになっていたのだと思う。

朝食中にもチラッと訊いてみたが、答えは同じで行ったことがない所だと。
・・・うう~、どうしよう・・・
無理に思い出させようか迷ったが、どうせまた言い繕われる。
そんな風に想い、何も言わずに済ませた。

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昨日の朝、入歯安定剤を塗ってあげた。
美代さんが使っている安定剤は、2~3日は保つタイプなので、今夜まで使わせようと思っていた。

朝食にえらく時間がかかっていた。
痛くて噛めなと言い出し、ご飯を半分残した。
昨夜はしっかり食べていたので、栄養面に問題もないと思い洗面所に行かせた。

デイサでは迎え時間の連絡はなく、9時10分~30分の間とアバウト。
10分過ぎに美代さんから「何時ごろ迎えに来るのか?」と訊かれ、これは思い出したか!と、少し安堵。
その後、美代さんが汚したであろう洗面台の確認へ。
と、ゴミ箱の中に剥がしたピンクの安定剤が。
今朝、あたしが使っていた時にはなかった。
起きて入歯を装着する際に剥がしたのだろう。だから、痛くて噛めなかったのだ。

このことを美代さんに言ったが、答えは「知らない、剥がしていない」
剥がしていないのだから、捨ててもいない。
その前に、あたしが塗ってあげたことも憶えていない。
デイサでの昼食が食べられるか心配になったが、そろそろ迎えに来る頃だったので、そのままに。

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母美代さんの要介護度は1。
トイレ後、一人で肌着をズボンの中に入れることができなくなった。
あたしの作業が増えた。


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