ついさっきの話を忘れる母美代ですが、
今朝は、昨日のデイサービスでのことを話してくれました。
と、言うか勝手に話し始めたのですが。
昨日の昼食の主食はパンだったそうです。
例の如くパンではお腹を満たすことが出来ないという美代さん、
「パンなんかで、腹ちぇぐせね。みなんども同じごど言ってらった」
(腹一杯にできない、みんなも)
「あ~そう」
「誰だが、朝もパン食べだのに、昼もパンだば食べる気しねって言ってらった」
美代さんは週に4日のデイを利用しています。
月・水はデイケア。
木・土はデイサービス。
デイケアでは、2週間分の献立表を配布してくれます。
それを観て、食事が重ならないように工夫もできますが、
デイサービスからの、献立表の配布はありません。
以前、デイサービスへ献立表を欲しいと頼んだことがあるのですが、
「毎日、その日に決めますから」
との返事で、その日に決めるのであればどうしようもないな・・・でした。
デイサービスには畑があり、季節の野菜が収穫できます。
周りを畑や田んぼに囲まれているので、近隣の農家さんからの差し入れもあるようなのです。
そう言うこともあっての、献立表無しなのかな?と、自分なりに解釈しましたが。
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「前にさ、あなたにお昼に何を食べたか訊いたことがあったけど、何を食べたか憶えていなかったよね?」
そう、何をしてきたの?とか、何を食べてきたの?とかを訊いても、
ちゃんとした返事はもらえません。忘れるのですから仕方なしです。
あたしは思いました。
どうせ忘れるのなら、朝・昼・晩と、同じ内容の食事になったところで、
何の問題もないではないか・・・
栄養面を考え作っていても、好き嫌いの多い美代さんは、嫌いな物が出ると必ず残します。
好きな物が出た時には足りないと言い、お替りの催促をするくせに、嫌いな物はゴミ箱に捨てることも平気なのです。
勿体ない精神は嫌いな物には通用しません(苦笑)
「いぎでいだぐねどいうのもいだ。死ぬんだば苦しまねでいきてって言ってらった。オレもそのごど考えでら」
「そう。じゃぁ、ジイちゃんみたいにお風呂の中で眠るように逝ければいいね」
美代さんは本気で「死」ぬことを考えていたようで、朝食を摂らずにいましたが、まぁ、一食抜いたところで即座に死ぬことないのです。
ほっときました。
金曜日に、歯医者の帰りに大学芋を買っていましたが、その日に食べることがなかった美代さんは、自分で冷蔵庫へ入れていました。
「ねぇ、冷蔵庫に大学芋があるよ。食べないといくら冷蔵庫でも腐っちゃうよ」
自分が冷蔵庫に入れたことも忘れていた美代さんは、ドアを開けてもどこに置いたのかも憶えていません。
あたしに教えられやっと手にするのですが、それが大学芋であるかの判断もできなくなっています。
食べないで衰弱することを一時的に考えたようですが、結局は食べるのです。
その後も、あたしが食べているアイスを観て、冷凍庫から取り出し食べていました。
そう言えば、昨日の昼食がパンということで、お腹を満たすことが出来なかったのか、いつもは残す晩ごはんのおかずを、きれいに平らげていましたっけ。
死を考え、行動に移そうとしたようですが、人間はそう易々とは死にません。増してや、食べ物に執着心があるのですから、尚更です。
この後も、頂いたサクランボとビワを普通に食べていました。
今夜には、謎の行動を起こしたことも忘れるでしょう。
忘れてあってほしいと、ズルい娘は思います。
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今朝は、昨日のデイサービスでのことを話してくれました。
と、言うか勝手に話し始めたのですが。
昨日の昼食の主食はパンだったそうです。
例の如くパンではお腹を満たすことが出来ないという美代さん、
「パンなんかで、腹ちぇぐせね。みなんども同じごど言ってらった」
(腹一杯にできない、みんなも)
「あ~そう」
「誰だが、朝もパン食べだのに、昼もパンだば食べる気しねって言ってらった」
美代さんは週に4日のデイを利用しています。
月・水はデイケア。
木・土はデイサービス。
デイケアでは、2週間分の献立表を配布してくれます。
それを観て、食事が重ならないように工夫もできますが、
デイサービスからの、献立表の配布はありません。
以前、デイサービスへ献立表を欲しいと頼んだことがあるのですが、
「毎日、その日に決めますから」
との返事で、その日に決めるのであればどうしようもないな・・・でした。
デイサービスには畑があり、季節の野菜が収穫できます。
周りを畑や田んぼに囲まれているので、近隣の農家さんからの差し入れもあるようなのです。
そう言うこともあっての、献立表無しなのかな?と、自分なりに解釈しましたが。
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「前にさ、あなたにお昼に何を食べたか訊いたことがあったけど、何を食べたか憶えていなかったよね?」
そう、何をしてきたの?とか、何を食べてきたの?とかを訊いても、
ちゃんとした返事はもらえません。忘れるのですから仕方なしです。
あたしは思いました。
どうせ忘れるのなら、朝・昼・晩と、同じ内容の食事になったところで、
何の問題もないではないか・・・
栄養面を考え作っていても、好き嫌いの多い美代さんは、嫌いな物が出ると必ず残します。
好きな物が出た時には足りないと言い、お替りの催促をするくせに、嫌いな物はゴミ箱に捨てることも平気なのです。
勿体ない精神は嫌いな物には通用しません(苦笑)
「いぎでいだぐねどいうのもいだ。死ぬんだば苦しまねでいきてって言ってらった。オレもそのごど考えでら」
「そう。じゃぁ、ジイちゃんみたいにお風呂の中で眠るように逝ければいいね」
美代さんは本気で「死」ぬことを考えていたようで、朝食を摂らずにいましたが、まぁ、一食抜いたところで即座に死ぬことないのです。
ほっときました。
金曜日に、歯医者の帰りに大学芋を買っていましたが、その日に食べることがなかった美代さんは、自分で冷蔵庫へ入れていました。
「ねぇ、冷蔵庫に大学芋があるよ。食べないといくら冷蔵庫でも腐っちゃうよ」
自分が冷蔵庫に入れたことも忘れていた美代さんは、ドアを開けてもどこに置いたのかも憶えていません。
あたしに教えられやっと手にするのですが、それが大学芋であるかの判断もできなくなっています。
食べないで衰弱することを一時的に考えたようですが、結局は食べるのです。
その後も、あたしが食べているアイスを観て、冷凍庫から取り出し食べていました。
そう言えば、昨日の昼食がパンということで、お腹を満たすことが出来なかったのか、いつもは残す晩ごはんのおかずを、きれいに平らげていましたっけ。
死を考え、行動に移そうとしたようですが、人間はそう易々とは死にません。増してや、食べ物に執着心があるのですから、尚更です。
この後も、頂いたサクランボとビワを普通に食べていました。
今夜には、謎の行動を起こしたことも忘れるでしょう。
忘れてあってほしいと、ズルい娘は思います。
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施設の父親を訪れた時、不平不満タラタラで
「もう死にたいわ。」と連発で愚痴るので、
「勝手に死んだら?ついでに通院も薬も止めたら?」
と言うたら一瞬キョトンとして、泣き出しましたよ。