昨日から今朝に掛て、まぁいろいろとありました。
あたしは介護人、失格かもしれません。

美代さんは総入れ歯。
噛む力は、天然の歯に比べガクンと半分以下に落ちるそうです。
食事の度に言っていること。

「そんなに詰め込んだら噛めないでしょ、ただでさえ、噛む力がないんだから」

美代さんは口いっぱいに頬張り「沢山入れないと、噛めない。食べ物同士がぶつかって潰れていく」などと、訳の判らないことを言い、挙句には喉に詰まらせてしまいます。
これって、とても危険なことなので、いつもいつも、い~っつも注意するのに聞いてくれない。
いや、言われたときは例の如く「そだなぁ」で、すぐに忘れる。
ハムスター状態でいつまでたっても飲み込めず、ムシャムシャ牛の様。
たぶんこの先、生きているうちに直すことは無理ね。
だって、聞いても直後には忘れてしまうもの。

入歯を台所で洗うことがある。
洗面所はドアの向こうにあるのに、歩くことを億劫がり少しでも近場でという考え、若しくは洗面所の場所も忘れている。
でも、あたしは嫌。
食べカスが沢山ついている入歯の洗浄は、できれば洗面所でしてほしい。

「ねえ、お願いだから入歯はそこで洗わないでって、言ってるよね」

「はぁ?オレはこごで洗ったごどなどいぢども、ねぇ!」(一度も)

「何言ってるの!何度もそこで洗ってるじゃない。どの口が言うのよ!」

聞き分けてくれないと、ついつい大声にもなり、
しゅんとなる美代さんを観て、自己嫌悪。

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夜、夜間用の大容量尿とりパッドを出してあげるとキョトンとし、
手に取り広げてみての一言。

「これ、何だ?おどごの人だぢのふんどしみだいたな」

・・・え?昨日まで毎晩つけて寝ていたよね・・・

「夜用の尿とりパッド。もう1年以上毎晩つけてるし、昨日もつけてるよ」


「そだのが、初めでみだ」

記憶って、認知症の記憶ってこんなにもいきなり落ちるものなの?
色いろ観てきたけど、これにはさすがに驚いた。
で、リハパンのお股に入れてみると、

「あぁ、そういえばつけでらったな」

思い出したのか、いい繕いなのか。
今の美代さんの言うことは、本当に判断しかねる。

美代さんはトイレから出てくると肌着をズボンの中に入れないことが、
まぁまあ多くなっている。
と、言うか毎回かな。
普通ならここで手を貸し入れて上げるのだろうけど、
あたしはそんなに甘くはない。

「ねぇ、ちゃんとズボンの中に入れてよ」

「わがってらども、手が後ろさ回らね」

そうね、身体が硬くなり思うように動けなくなくなってるよね。
でも、それならゆっくり時間をかけたらできるでしょ。
いつまでたっても入れないのは、忘れているからでしょ。

こう言われると、負けん気の強い美代さん、意地でも入れようとする。
あたしはこのやり方でもう少し頑張ってほしいと思っているのですが、
仮に、外で会話していたら、意地悪しているように観えるのでしょうね。

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今朝もその通りで、半けつ状態で出てきた。
同じことの繰り返しで頭に来たあたしは、美代さんのシャツをまくり上げ、
背中をピシャっと叩いてしまった。

いでっ、いでよ~~」(痛い)

「ちゃんと入れないからよ、ほらっ!」

結局、シャツを入れてあげズボンをあげてやりは、あたしの仕事。
そして、背中を叩いたことに更なる自己嫌悪。
まずい。
これって、DV・・・?
手が出たら終わりだよね・・・
美代さんの認知症より、あたしの精神状態の方が、重症なんじゃない・・・

引き算の介護を心掛けているけれど、手が出るくらいならやってあげたほうが、お互いの為なのかも。
もう、見守りでは無理なのかな。

認知症って、難しい。
一度やってあげたらそれが当然になり、自分ではしなくなる。
動かなくなれば、進行も早まる。
散歩もままならなくなった美代さんの運動は、とにかく室内を歩くこと。
そして、動けるうちは自分の事はなるべくなら自分で。

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午前中、用事でホームセンターへ。
マスク無しの方がチラホラでした。

世間の動きは、自粛警察からマスク警察へ移っているようですね。




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