昨日、介護認定を受けた母美代さん。
前日から「市役所からあなたのことを訊きにくる人が来るからね」と、
教えていました。
当日の朝も「午後2時に来るからね」と。

で~も、忘れるのですよね。
誰かが来るということは何となく憶えている・・・でも、時間については本当に飛んでしまうようで、何度も訊いてきました。

予定時刻にお見えになった職員さん。
ご挨拶が済み、認定調査に入りました。

質問の前にあたしから一言言わせて頂きました。
関東の方は早口が多いように感じています(個人の感想)
美代さんは、耳が遠い訳ではありませんが、早口には着いてこられません。
なので、なるべくゆっくり話してくださるようにと。

普段の美代さんは、皆様ご存じの田舎言葉まる出しなのですが、
こういう時は外面ヨシコさんになるのですね~。
一生懸命、標準語(母なりの)での受答え。
我が母親ながら「頑張ってるなぁ」と。

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質問のひとつに「今の季節は何ですか?春ですか・夏ですか」
「今は、春です」と、答えた美代さん。
職員さんの顔いろは変わらず。

あたし、ふと思いました。
2月は暦の上では冬です。
でも、暖かい日が続いているので、美代さんは春と感じそのまま言葉にしたのではないかと。
認知症とクリアな人との違いはこういうことなのでしょうね。
この場合の答えは、やはり冬が正解なのでしょう。

美代さんは、昨年の1月に左手の甲を骨折しています。
中指は腫れたままで、グーができない状態です。
握力もかなり落ちています。

認定には、骨折したことが問題ではなく、骨折したことでできなくなっていることが対象になると。
左手の不自由でズボンの上げ下ろしに多少の困難がある。ということが対象なのだと。
確かに、時間はかかります。
でも、シャツが出ていたりボタンの掛け忘れは、骨折が原因ではなく認知症に因る物忘れのように思うのですが、母の年齢では物忘れは一般的のようで、対象にはならないような感じでした。
そして、よちよち歩き・杖歩行であっても、自分で歩けるということで対象外。
過活動膀胱・切迫性尿失禁のため、リハパンと尿とりパッドは欠かせない。
これは多きなポイントのようでした。

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最後に訊かれました。
「現在の通所デイケア・サービスは、週4日ですが、増やしたいですか?」

「いいへ、母は朝が苦手で寝不足にも弱いので、週4くらいが合っているように思います」

「そうですか。解りました」

増やしたいと言えば、介護度が上がるのだろうか?
チラッと頭をよぎったけれど、すでに遅し。
それに、介護度が上がったとしたら自己負担も増えるわけで。
金銭面を考えると、要介護1の今のままでいいのかも。

どのような決定になるのかは、判らない。
解っているのは、物忘れの頻度が増えていること。
でも、物忘れが対象にならないのであれば、それも仕方のないことで家族の負担が増えるのみ。

調査員次第・・・のようにも思う。
前回の方は、美代さんを観て一目でアルツハイマーだと認識されたが、今回の方はアルツの「アの字」も言葉にされなかった。

決定が出るのは、4月頃かしら。


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