毎週木曜日はデイサービスの日です。
美代さんの部屋には、
月・水・土は〇〇デイケア
木は △△デイサービスと貼り紙をしています。
いつもより、少し早い目覚めの母美代さん。
服装を観るとカーディガンを着ていない。
「ねぇ、カーディガン着ていないけど寒くないの?」
「あ?道理でなんだが寒むど、思った」
カーディガンを着なかった理由は、
カットソーの上に何を着るのかが判らずに、判らないままで何も着なかったらしいのです。
週4で、デイケア・デイサービスを利用しているのですから、家に居る日数よりも多いのです。それなのに、何を着るのかか判らなくなるんですね。
「今日は、なんどがっつう、もりおがさあるどごさ、行ぐんだべ?」
(何とかという、盛岡にあるところに)
「え?盛岡じゃないよ」
「したら、どごさ行ぐのだ?」(どこに)
「〇〇地区にある、△△というデイサービスだよ」
どこに行く?の、問いかけに地区名を言っても解らないと思いつつ、
ついつい意地悪をした、あたしです。
昨夜、寝る前に今日のデイサービスの名前を教えています。
「そが、△△だな」
3回ほど復唱していました。
デイケアまでの距離は車で10分前後なのですが、
デイサービスは20~30分ほどの距離にあり、本人の中では、とても遠くに連れていかれる感。そして、週1であることが記憶を遠ざけてしまっている。
そんな風に見えます。
盛岡。
そう、岩手県の県庁所在地です。
岩手に帰りたいという気持ちから、出てきたのでしょうか。
そう言えば、帰省先は自分が生まれ育った家だと思い込んでいたこともありました。
そう、そのときも、わが家の地区名ではなく、美代さんの実家の地区名を、
口にしていました。
美代さんはときどき、自分が茨城に住んでいることが判らなくなるようで、
実家(帰省先)の名前を普通に言ってきます。
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デイサービスは、迎えの時間が決まっています。
9時10分以降となっており、貼り紙にも記しています。
自室でその貼り紙を確認ながら、又もや飴玉を持って行こうとしていました。
「ねぇ、何度言ったら解るの?デイは飴玉は禁止なの。守れないのならもう飴玉買わないよ!それでもいいの?」
「いや、ダメだ。飴玉ねどいぎだこごじしね」
(飴玉がないと生きた心地がしない)
・・・大げさな・・・
「最近、しょぐよぐねのは、飴玉なめねがらだ」
(食欲がない、なめないからだ)
「はぁ~っ?何言ってるの!あたしの倍の量食べているくせに」
食欲がないのは、飴玉をなめないせい?
デイには飴玉を持って行くことができない。
それが、食欲がないことに繋がるなんて。
応急処置の入歯にも慣れ、食欲も増えてきたのに自分では食欲が落ちたと感じている。
なんだか、おかしな話です。
これも認知症の考えなのでしょう。
美代さんとの会話は疲れます。
想いもよらない考えが出てきます。
言い訳や言い繕いも増えてきました。
それでも、ちゃんとしている日もあり、どこでスイッチが切り替わるのか
あたしにとっては不思議な存在です。
夕方5時を過ぎたら、食べ物は禁止にしていますが、
現在5時30分を回っています。
堂々と、伊予柑を食べています。
もう、注意することもやめますヮ、だって、ダメということを忘れているのでしょうから、言っても意味がないですもの。
好きにすればいいわ。
でも、晩ご飯はしっかり食べてもらいますからね。
お残しは許しまへんで~。
by、忍たま乱太郎・・・でしたっけ。
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美代さんの部屋には、
月・水・土は〇〇デイケア
木は △△デイサービスと貼り紙をしています。
いつもより、少し早い目覚めの母美代さん。
服装を観るとカーディガンを着ていない。
「ねぇ、カーディガン着ていないけど寒くないの?」
「あ?道理でなんだが寒むど、思った」
カーディガンを着なかった理由は、
カットソーの上に何を着るのかが判らずに、判らないままで何も着なかったらしいのです。
週4で、デイケア・デイサービスを利用しているのですから、家に居る日数よりも多いのです。それなのに、何を着るのかか判らなくなるんですね。
「今日は、なんどがっつう、もりおがさあるどごさ、行ぐんだべ?」
(何とかという、盛岡にあるところに)
「え?盛岡じゃないよ」
「したら、どごさ行ぐのだ?」(どこに)
「〇〇地区にある、△△というデイサービスだよ」
どこに行く?の、問いかけに地区名を言っても解らないと思いつつ、
ついつい意地悪をした、あたしです。
昨夜、寝る前に今日のデイサービスの名前を教えています。
「そが、△△だな」
3回ほど復唱していました。
デイケアまでの距離は車で10分前後なのですが、
デイサービスは20~30分ほどの距離にあり、本人の中では、とても遠くに連れていかれる感。そして、週1であることが記憶を遠ざけてしまっている。
そんな風に見えます。
盛岡。
そう、岩手県の県庁所在地です。
岩手に帰りたいという気持ちから、出てきたのでしょうか。
そう言えば、帰省先は自分が生まれ育った家だと思い込んでいたこともありました。
そう、そのときも、わが家の地区名ではなく、美代さんの実家の地区名を、
口にしていました。
美代さんはときどき、自分が茨城に住んでいることが判らなくなるようで、
実家(帰省先)の名前を普通に言ってきます。
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デイサービスは、迎えの時間が決まっています。
9時10分以降となっており、貼り紙にも記しています。
自室でその貼り紙を確認ながら、又もや飴玉を持って行こうとしていました。
「ねぇ、何度言ったら解るの?デイは飴玉は禁止なの。守れないのならもう飴玉買わないよ!それでもいいの?」
「いや、ダメだ。飴玉ねどいぎだこごじしね」
(飴玉がないと生きた心地がしない)
・・・大げさな・・・
「最近、しょぐよぐねのは、飴玉なめねがらだ」
(食欲がない、なめないからだ)
「はぁ~っ?何言ってるの!あたしの倍の量食べているくせに」
食欲がないのは、飴玉をなめないせい?
デイには飴玉を持って行くことができない。
それが、食欲がないことに繋がるなんて。
応急処置の入歯にも慣れ、食欲も増えてきたのに自分では食欲が落ちたと感じている。
なんだか、おかしな話です。
これも認知症の考えなのでしょう。
美代さんとの会話は疲れます。
想いもよらない考えが出てきます。
言い訳や言い繕いも増えてきました。
それでも、ちゃんとしている日もあり、どこでスイッチが切り替わるのか
あたしにとっては不思議な存在です。
夕方5時を過ぎたら、食べ物は禁止にしていますが、
現在5時30分を回っています。
堂々と、伊予柑を食べています。
もう、注意することもやめますヮ、だって、ダメということを忘れているのでしょうから、言っても意味がないですもの。
好きにすればいいわ。
でも、晩ご飯はしっかり食べてもらいますからね。
お残しは許しまへんで~。
by、忍たま乱太郎・・・でしたっけ。
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家族の場合、本当に疲れると思います。
認知症でなかったときの母親と比較してしまい、
「なんでこんなことができないの」
「同じことを何度も言わせないで」
「いま話したこと何で忘れるの」
などと、つい言葉に出してしまいます。
にゃんズの母親様は、会話が続いているから、
それはそれで意味があると思います
親子の絆というか
美代さんはにゃんズの母親様を頼りにしています。
美代さんはおとぼけが上手ですよね。
認知症老人は、都合が悪くなると、取り繕いが上手です
一緒に住んでいる人は、嘘(取り繕いを見抜くことができます。
たまにしか合わない人は、取り繕いを信じ、認知症がないと思い込んでしまいます。
家族でないデイサービス職員などは、
どう認知症老人と会話をしているのか
役者になったつもりで会話すると
楽しくなります。
そのことはいつか、また記したい、と思います