記憶違いではなかった。
1/22のブログに、老母の言動に振り回され、自分の記憶があやふやに
の、記事を載せています。

昨夜、母美代さんの着替えを出し忘れ、あしたの朝でもいいやと思い就寝。
今朝、トイレに起きた美代さんを、部屋で待っていました。

「今日はデイケアだね。このシャツと下ズボンを穿いて」

ベッドの上に置いて部屋を後にしました。
10分ほどして、そろそろ着替え終わったかと部屋を覗くと、あたしが出した肌シャツの上に更に自分で出したシャツを着ようとしていました。

「ちょっと、何してるの?シャツはもう着ているでしょ、何でそのシャツを出したの?」

「ん?シャツ着ようど思ってそこがらがら出した」(タンス)

母美代さんは、一瞬の記憶もなくなりつつある・・・と、言うか。
何をしているのかも、分からなくなっているようです。
自分が着たシャツは誰が出したのか。どうしてそのシャツを着ているのか。

「さっき、あたしが出してあげたシャツ、もう、着ているでしょ!」

「そが?・・・わがった」

東向きではありますが、カーテンを開けていない部屋は薄暗く、あたしが居ることをいいことに、肌シャツの上に着るカットソーを取ってほしいと。

「その、ピンクの着る。取ってけろ」

「ピンク?どれのこと」

美代さんにピンクに観えた服の色は黄緑。
どんなに曲げて観ても薄暗くても、ピンクには見えない。

「これ、ピンクじゃないよ。黄緑だよ」

「そが、今日はこのピンク着る」

・・・あぁ~、あたしの話、聞いてる?それにしても何でピンクに観えたんだろ・・・

認知症ではあるけれど、全く記憶が無くなっているわけではない。
ときどき、そんなことも憶えているの・・・?なんてこともあります。
なので、1/22のブログでのように、あたしの間違い・・・記憶違いではないかと悩んだり、自信が無くなることもあります。

スポンサーリンク

昨日の午後。
またもや、岩手で暮らす発言が出ました。
実家には、長女と次女親子が住んでいますが、次女たちは今年中に家を建てる予定を組んでおり、9月辺りには引越せれば・・・と考えているようです。

そうなると、実家には長女だけになる。
一人では可哀想・・・だから、自分が(美代さん)戻って長女の話し相手になる。そんなことを言い出しました。

話し相手になる・・・いいわよ。
でも、それ以外のこと。例えば食事・お風呂・病院etc.
今まで、誰にしてもらったの?ユカがそれらをしてくれると思ってるの!

この期に及んで、自分一人でできると思い込んでいる美代さん。
いいへ、できなことは判っている・・・たぶん。
それでも、言いたいのでしょうね。

今朝、デイケアの迎えを待っている美代さんに、昨日の話を「まんま」言ってやりました。

「は?オレ・・・そったなごど言ったてが?」

こんな調子です。
真に受けるあたしが間違っている。分かっているのです。
でも、あまりにも身勝手な言い分に、どうしても言いたくなる。
ここに呼び寄せた時、

おめがら、一緒に住もうって言われるの、待ってだ」(お前から)

こんなことを言っていた美代さん。
もう、すっかり忘れているのでしょうね。

14b19027fcfad8cfd7d975a4766829e7_s

言ったことも、聞いたことも忘れる・・・はたまた、記憶が書き違えられる。
認知症・・・一体どんな病気ヨ!
医学的なことは、専門分野の方々が研究されているんでしょけれど、
いざ、介護の当事者になってみなさいヨ!
そう、それは政治家の方々も一緒ヨ!

すみません。
ちょっと、ヒートアップしてしまいました。

今日は水曜・デイケア日。
夕方までは、あたしの時間。


スポンサーリンク