金曜日、美代さんとふたりでラーメンを食べに行ってきた、あたし。

ラーメン・餃子共に美味しく頂きました。
美代さんの、満足な様子にホットしました。

が!
このあと・・・そう、色々あったのです。
食べ終わったあとに、トイレに行くと言い出した美代さん。
こちらのトイレを使用したことはなかったあたしですが、通路の先にトイレマークがありましたので、美代さんに教えました。

変形性膝関節症と腰痛持ち。
椅子から立ち上がってすぐには歩き出せません。
その場でイッチニ・イッチニと、数回足踏みをさせてから、歩かせます。

トイレまでの距離は、4メートルほどでしたでしょうか。
ペンギン歩きでなかなかトイレにたどり着けず、やっとのことでトイレの中へ。
その間、あたしはテーブルに座ったままで見守っていました。

周りの客は、なぜ手を貸さない?というような目であたしをチラ見。
普段から「美代さん」と、名前で呼ぶあたしは、娘に観られたのかそれとも嫁に観られたか。
いずれにしても、冷たい・・・もしくは気が利かないと思われたことは間違いないでしょう。

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他人の目を気にしたあたしは、仕方なく美代さんを追ってトイレの中へ。
男性用には暖簾が、そして奥には女性用。
便座に座り、ドアを大きく開けたままで用を足していた美代さん。

なぜドアを閉めないのかを訊いても、帰ってくる答えはトンチンカン。
「ちゃんと、ズボン下げですわってる」

開けっ放しで恥ずかしくはないのか、ドアを閉めることが面倒だったのか、取り敢えずあたしが居るからいっか。
そんな気持ちで終わるのを待ち、その後は、歩き方がぎこちないので、嫌々ながら手を貸しました。

杖歩行の美代さんは、ゆっくりであればしっかり歩けるのです。
それなのに、カニ歩きのような、とにかくおかしな歩き方。
あたしが手を貸しているにもかかわらずです。

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       足つき杖です

車に乗り込み、なぜあのような歩き方になるのか訊いてみました。
「おっかね。とにかくおっかね。もしオレが転べば皆様にめいわぐかがる。みんなして、オレの周りさ来るべ?そったなごど、させられね」

「でも、家でならもっとサクサク歩くでしょ?」

「家だば、ほがの人さめいわぐかげねべ!」

解説
家でなら、あたしにだけ面倒を掛けるだけだが、外や店で、もしも転んだら周りの皆様に迷惑が掛かる。だから、余計に慎重になる。

もしも転んだら・・・
そんなことを考えて歩いていたのか・・・。
母なりの気遣いをしていた。

確かに大騒ぎになるかもしれません。
でも、そんなことを考えながら歩くから、尚更おかしな動きになる。
「そんなことを考えずに、いつも通りに大股でゆっくりと歩いてよ」

「そだよな・・・」

足腰が弱ると、まともな動きもできなくなる。
たま~に、何もない所で躓くことがある、あたし。

年を重ねるって、そんなことなのでしょうね。


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