2025.6.30(月)
半年前…そう、大晦日にヒートショックかもしれない症状でダウンしたけれど、今日は6月最終日。ほんっとに早いな~て、感じる。
古河で美代さんと暮らし始めるようになったある日、大雨で、遠くから雷鳴が聞こえてきた。
美代さんは幼い頃のトラウマで、雷にはめっぽう弱い。
「おぢねばいいども」(落ちなければいいけど)
「大丈夫、この建物には避雷針が付いているから」
「ひらいしん?」
美代さんにとって避雷針は初めて聞く言葉だったらしく、ひらいしん?と、聞き返すのも無理はない。
当時のわたしは、これは美代さんの語彙力の足りなさからくるものだと思っていたけれど、最近になり考えを改めなければなと思うようになってきた。
人って、経験値で出来ているんだと思う。
美代さんの周りで避雷針という言葉を使う人がどれだけいたんだろう?誰も使わなければ当然ながら知る由もなく、そして知らなくても生きてこられた。

1週間前に、孫から移ったであろうアデノウィルス。
わたしもこの言葉を聞くのは初めてで、美代さんと同じように聞き返してしまった(苦笑)。
アデノウィルスという言葉が何年前から使われてきたのか、正直ってわからない。少なくとも、わたしが娘たちの子育て真っ只中の辺りには聞いたことがなかった。
今の時代はスマホがあるので、聞きなれない言葉はササッと検索できる。
その時はわかったつもりでいても、すぐに忘れてしまうこともあるけれど、そうなったら又検索すればいいのだから、便利な時代になったものよね。
物事を知ると言う行為は、好きでなければ続かないようにも思ったりする。
好きこそものの上手なれ。な~んて言うけれど、本当に長続きしていることって、やはり好きだからなんだよな~て。
美代さんにも学びたい気持ちはあったらしいけれど、貧乏子だくさんの農家で、女には勉学は必要なしという考えの父親から、ひたすら家のための働き手となれと育てられたって。
そんな中でも帳面と鉛筆は後生大事に仕舞っておいたそうだけど、それも父親に見つかり「そんなものを買うくらいなら、オレの酒を買ってこい」みたいなことを言われたんだと。
事実、行商で得たお給金の大半は父親の酒代で消えてしまったと言っていた(辛かったろうね)。

人って、何歳になっても学ぶ気持ちがあれば何とかなるのかもしれない。
夫が亡くなり、自宅で稼げる…手に職をつけたいという想いが沸き、50代前半の頃にある学習教材に手を出した。
添削が続く中で「はて?これって本当に身になる?」なんて弱音が出、結局のところ途中で断念(泣)
あのときもう少し頑張って勉強を続けて居たなら、今頃はいっちょ前に建築家の端くれ?みたいな暮らしになっていたかも…な~んてね(笑)。
わたしが知らない言葉って、世の中にはごまんとあるはず。
現にネットニュースを読んでいても、知らない漢字や意味が載っていたりする。
美代さんは学びたくても学べなかった。
わたしは自ら学ぶことをやめてしまった。
その違いは大きいよね。
今はこのブログというツールで、好きな言葉やわかりやすい言葉で発信できていることが生きがい。
いつも長文にお付き合いくださり、ありがとうございます。
今日もお読みくださりありがとうございます。
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「大丈夫、この建物には避雷針が付いているから」
「ひらいしん?」
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人って、経験値で出来ているんだと思う。
美代さんの周りで避雷針という言葉を使う人がどれだけいたんだろう?誰も使わなければ当然ながら知る由もなく、そして知らなくても生きてこられた。

1週間前に、孫から移ったであろうアデノウィルス。
わたしもこの言葉を聞くのは初めてで、美代さんと同じように聞き返してしまった(苦笑)。
アデノウィルスという言葉が何年前から使われてきたのか、正直ってわからない。少なくとも、わたしが娘たちの子育て真っ只中の辺りには聞いたことがなかった。
今の時代はスマホがあるので、聞きなれない言葉はササッと検索できる。
その時はわかったつもりでいても、すぐに忘れてしまうこともあるけれど、そうなったら又検索すればいいのだから、便利な時代になったものよね。
物事を知ると言う行為は、好きでなければ続かないようにも思ったりする。
好きこそものの上手なれ。な~んて言うけれど、本当に長続きしていることって、やはり好きだからなんだよな~て。
美代さんにも学びたい気持ちはあったらしいけれど、貧乏子だくさんの農家で、女には勉学は必要なしという考えの父親から、ひたすら家のための働き手となれと育てられたって。
そんな中でも帳面と鉛筆は後生大事に仕舞っておいたそうだけど、それも父親に見つかり「そんなものを買うくらいなら、オレの酒を買ってこい」みたいなことを言われたんだと。
事実、行商で得たお給金の大半は父親の酒代で消えてしまったと言っていた(辛かったろうね)。

人って、何歳になっても学ぶ気持ちがあれば何とかなるのかもしれない。
夫が亡くなり、自宅で稼げる…手に職をつけたいという想いが沸き、50代前半の頃にある学習教材に手を出した。
添削が続く中で「はて?これって本当に身になる?」なんて弱音が出、結局のところ途中で断念(泣)
あのときもう少し頑張って勉強を続けて居たなら、今頃はいっちょ前に建築家の端くれ?みたいな暮らしになっていたかも…な~んてね(笑)。
わたしが知らない言葉って、世の中にはごまんとあるはず。
現にネットニュースを読んでいても、知らない漢字や意味が載っていたりする。
美代さんは学びたくても学べなかった。
わたしは自ら学ぶことをやめてしまった。
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