古河市(こがし)在住、にゃんズの母。
最寄り駅は、宇都宮線・古河駅。

昨日の夕方・・・4時頃でしょうか。
美代さんの部屋から話し声が聴こえてました。

・・・誰かと電話?・・・

ま、いっか。

内容については聞こえなかったのですが、電話の掛け方が分からなくなっているのに、よく掛けられたわね。
「電話してたみたいね。掛けられたんだ?」

「ソノコど、話した。ちょすてだら名前出で、かげらさった
(触っていたら名前が出て、繋がった)

ソノコはあたしの3歳違いの妹で、大阪在住です。
長女(ミホ)・長男(ユウキ)と、子供がふたり。
美代さんにとっては外孫に当たるのですが、出産当時埼玉県大宮市に住んでいた妹の産後の世話のために、一人で新幹線や在来線の乗り継ぎができていました。
今から25~26年前のことになりますか。

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自分から、話の内容を言ってきました。
美代さんのプチ自慢であるユウキは、某有名私立大を卒業し、銀行マンになっています。
そのユウキが実家暮らしであることは知っていたようですが、ミホが都内に住み、どんな職業に就いているかは、しっかりと飛んでいました。

ソノコは子供たちに、美代さんに会いに行くように話してみると、言ったそうな。
小・中学生の頃までは、お盆帰省で「おばあちゃん、おばあちゃん」と、なついていた姿は、遠い昔のことのようです。

大人になってからは・・・かれこれ7~8年は会っていない孫たち。
電話の1本もくれない。(ソノコと同じ、忙しいのかな?)
外孫とはこんなものでしょうか?それとも、母親を見習っているのでしょうか。
ソノコの婚家の義両親は既に亡くなっています。二人とも認知症末期での死でした。
ミホもユウキもその姿は知っているはずです。
3年前、ソノコのお姑さんの葬儀に参列した際、二人は微笑んでいました。
その笑みを意味するものは何だったのか?想像するしかありませんが。

壊れていく祖父母を知っている姪・甥は、今の美代さんを観ても、たぶん認知症であるとは感じないでしょう。
二人の名前を忘れていても、単なる物忘れをする、穏やかなおばあさん。それくらいの認識にしかならないはず。
ならば、尚更のこと早めに美代さんに会いに来てもらいたい。
そして、一人残った祖母である美代さんの、穏やかな姿?をその目に焼き付けてほしい。(あたしには、ときどきキツイ言葉を発します(T_T))

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果たして、二人からの連絡は来るのでしょうか。
ソノコの、その場での思いつきの会話に過ぎなければよいのですが。

ミホ・ユウキに会えることを楽しみしている美代さんです。
まぁ、期待はせずに待ってみることに致しましょ。