にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん19歳。琴ちゃん4歳。黒ちゃん4歳。常くん3歳。連くん1歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、91歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2023年05月

純粋に面会したいと思う気持ち 少しは優しくなれたかな

2023.5.26(金)

福祉用具レンタル。
美代さんが借りているのは、車椅子・ベッド・ベッド用の柵・マットレス・スロープ。
ロングショートステイの連続利用により、今日、これらを返却した。


美代さんは、この家に戻って来ることは、たぶんない。
今はショートステイだが、長期入所(特養)へ移るときは、部屋が変わるだけで建物から出ることはない。
それでも、美代さんにとっては引っ越しになるのかな。
(長期入所に移行=誰かがお亡くなりなるということ)

自室を与えられたら、加須市の特養で使っていた家具を置き、写真や観葉植物などを飾ってあげたいと思っている。
でも、室内に入ることはできないだろうから、職員さんにお願いするしかないね。

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加須市の特養に入所になったとき、一日でも早く部屋での面会を希望していたが、コロナ禍の真っ只中で、それは無理なことだった。

あの時は半強制的に入所させたことで、後ろめたさや申し訳ないという気持ちからだったが、今は純粋に会いに行きたいと思っている(苦笑)

「ばあちゃんとは面会できるんだよね?そろそろ会いたくなってきたな」

「そっかぁ、休みが決まったら、教えて。面会を予約するから」

昨夜、長女から会いたくなったと言われた。
そう、長女は内孫で美代さんからは一番可愛がられていた。

14日に会いに行ったときは、制限時間の15分も持たなかった。
ユカの顔を見たら、少しは会話に花が咲くのかな・・・。
孫と認識できるかはわからないけれど、誰かが会いに来てくれたということを、嬉しいと思ってくれたら幸いだ。

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美代さんの認知症はわたしにとっては青天の霹靂だった。
初期の時に同居し、穏やかな認知症と言われながらも、この6年間はなんだかんだとあった。
在宅介護から離れたことで、わたしも少しは優しくなれのかな(苦笑)

美代さんは、わたしを娘だと認識できないことが多い。
それでも、わたしは美代さんを忘れてはいない。
それでいいことなのかもしれないね。


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オムツも初体験?・・・何事も経験ですヮ(笑)

2023.5.25(木)

昨日の失禁の件は、わたしにとってはとても大きな事件?でした。
そして、尿意を感じないのに勝手に出るオシッコは、今の美代さんと同じ症状です。
違うのは、わたしの場合は麻酔に因る一時的な症状でしたが、美代さんは脳からの伝達が無い?のかもしれません。

昨日は病院が用意してくれたリハパン穿きましたが、初めての経験。
そして、帰宅後にこれまた初めての経験をしました。

美代さんが使っていたリハパンを穿こうと思ってのですが、部屋にはオムツとオムツ用のパッドしかなく、よーく思い出してみると、・・・そうだ使い切ったんだ・・・
でも、1枚だけ試供品が残っており、これは次回に使うために取って置かなければ。

となると、尿意を感じるまでは勝手に出てくるわけで、さて・・・どうしよう?オムツは沢山ある・・・そうだ、これをあてがおう!(すごい発想?)

ふんどし・・・これは使っていい言葉かな?
ふんどしをするように、後ろから前に持って来て、左右2枚のテープで止める。
人生初の「オムツ」をあてがいましたよ(笑)少しゴワゴワ(苦笑)
厚みがあるのでGパンは穿けず、ジャージを穿くことに。
ズボンはある程度ゆったりめが善いということ。
改めて勉強になりましたね。

何事も経験?
寝たきりに近い美代さんのオムツ交換はしていましたが、まさか自分であたがうことになるとは(苦笑)

でも、結局のところ自宅に戻ってからは失禁はなかったのですが、用心に越したことはないと、昨夜は着けたままで就寝。


ジャージ姿に「?」と、長女
オムツをあてがっていることを話すと、大笑い。
そして、「取っおいてよかったね~。ばあちゃんに感謝しなきゃ」と。

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リハパンやパッド、そしてオムツに頼らない人生。
叔母のミッコさん88歳は、今でもショーツのみでパッドを使ったことは無いと。そして、その下のヨッコさん78歳も無いと。
一番下のナッコさん74歳は、既にリハパンを使用していると聞いている。
同じ姉妹でもこんなにも違う。何処が分かれ目なんだろうね・・・。

失禁は、若い女性にもあると聞く。
パッドやリハパンを使うことに抵抗があっても、使わなければ日々の生活に支障が出ることは確か。

今回のリハパンやオムツ使用は、本当に良い経験でした。
この先のことはわからないけれど、抵抗なく使うことができたら最善なのかもしれません。

ホント、何事も経験です。


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人生初の失禁・・・なんでこんなことに(泣)

2023.5.24(水)

椎間板ヘルニアに因る、坐骨神経痛。

これまでの人生で、痛みに関してはけっこう我慢強いい方だと思ってきた。
が、この坐骨神経痛はかなり手強く、内服薬の他に一日2回の坐薬を使用。
比較的楽観主義の長女が、心配して優しい言葉をかけてくれる(苦笑)

午前中に、仙骨硬膜外ブロックを受けてきた。
先(Xとしましょ)の整形外科で受けた処置とはかなり違った。

まずは打つ場所が違っていた。
Xでは、おへその裏側・背骨部分に打っていたが、セカンドオピニオン(Wとしましょ)では仙骨の部分。

注射の痛みは、Xでは先に局所麻酔があったので血管注射くらいの痛み。
Wでは局所麻酔がないので、ダイレクトな痛み(泣)
「ウッ」と声が漏れてしまい、看護師から深呼吸を続けるようにと。
薬を入れている時間は、Xでの処置よりも長かった。

その後のベッド上での安静時間は1時間。これは両者とも同じ。
違うのは、Xでは6時間を超えたら入浴は可能と言われたが、Wでは入浴どころかシャワーも不可。その理由としては、針を刺した部分から細菌が進入することを防ぐためと。

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ここまでのことは事前説明があり、同意書にサインをしていますが、この後問題が起きてしまった。
Xで起きなかったことが起きた。

看護師から立ち上がるように促され、ベッドから下りて立ってみた。
その瞬間に生暖かい物が太ももから脛へと、更には足首まで感じた。

え!?何?
そう、わたしは失禁したのだ。
その量は通常のオシッコと同じくらいで、床には水たまりが・・・。

「なんで?どうしてこんなことに!?」

うろたえるわたしに、看護師は慌てることもなくタオルを用意。
そして、説明が始まった。
  • 麻酔が効いてきたことで、尿意をコントロールできなくなっている状態。
  • この状況は特別なことではなく、人に因ってはあること。
  • 失禁に関しては過去にも何名かの方にあり、特に女性に多い。
  • 事前にこの説明をしなかったことと、尿取りパッドを当てがって来るように言わなかったのは、こちらのミスと。
パニック状態でも説明はなんとなくわかったが、下着もスラックスも汚れてしまい、これでは帰ることができない。
何よりも、これまで失禁の経験のないわたしは、自分のしたことを恥じてしまった。

硬膜外ブロックの合併症
神経の周囲に局所麻酔剤を注入するために、頻度は少ないものの次のような合併症がみられることがあります。ブロック後直ちに発生することもありますし、1?2日後に症状が見られることがありますから、実施後十分注意してみて異常かなと思えばすぐに御相談下さい。これらの、合併症が見られる場合にはそれぞれ最適な治療を直ちに行う必要があります。また症状によっては回復まで入院治療をおすすめする場合があります。

麻痺症状(しびれ、脱力、排尿困難、失禁など)
低血圧(たちくらみ、吐き気、嘔吐など)
けいれん(局所麻酔剤の中毒症状)
髄膜刺激症状(頭痛、肩・くびすじのこわ張り、吐き気、嘔吐、めまいなどなど)
髄膜炎(発熱、意識障害、頭痛など)

https://www.kobe-med.net/seikei/disease/epiduralblock/

看護師は、病院に置いてあるユニフォームのスラックス、そして下着代わりにリハパンを用意してくださった。
説明が不十分なことを何度も誤り、汚れた床を拭いてくださった。

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失禁はリハパンを穿いた後も続き、お尻に重みを感じたが、これも初めての経験。
漏れてズボンにまで染みていたらどうしよう・・・そんなことを考えながら着ていたロングカーディガンで腰回りを隠していた(苦笑)

今回の失禁は麻酔に因るものなので、自分の意思ではない。
それをわかったとしても、人前での失禁はかなりの屈辱感があった。


母美代さんが要介護1の頃、リハパンを穿くのは嫌だと言い薄目のパッドを当て美容室に。
尿意を感じトイレに入ったが、間に合わなくてパッドから溢れてしまったことがあった。
あの時の美代さんは「面倒かげるな」と言っていた。

関連記事
http://aya1205k.xyz/archives/14267623.html


経験してわかる美代さんの気持ち(苦笑)
尿取りパッドのズシリとした重みは、美代さんが常に感じていたことなのだろう(嫌だっただろうね)
パッドもリハパンも必要のない人生を送りたいと思っているが、こればかりは何とも言えない。

今回のことで看護師が言うように、次回の処置の日はリハパンを穿き更にはパッドも当てていこうと思っている(美代さんの物が残っている)
次回は3週間後。

PS
尿意は、処置後4時間で元に戻りました(良かった~)
痛みに関しては、底痛みが残っています。


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親が赤子になったとき、子は何を想うか

2023.5.23(火)

母美代さんがショートスティで利用している施設から、封書が届いた。

コロナがインフルエンザと同等の5類になったことで、これまでの窓越し面会から直接面会に移行になったと。
ただし、面会できる人数は二人までで、対面の距離は1m以上開ける事。
これまで通りマスク着用で、面会時間は15分程度と。

コロナでなかったら直接部屋に入り、時間制限もなく美代さんの傍に居られるはず

美代さんはショートステイのロングで、31日間の連続利用。
介護保険は30日分しか使えないので、1日分は実費になる。

完全に特養入所となったら、自分専用の部屋(ユニットの場合)を与えられるが、ショートステイの場合はいつも同じ部屋になるとは限らない。
でも、美代さんの場合は一時帰宅を無しにしているので、決まった部屋を与えられているらしい。

傍に居られるはず
こんな風に想えるようになったのは、やはり在宅介護から離れたから。

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受容・・・認知症を完全に受け入れられるようになったのは、要介護3で加須市の特養に入所になってから。
それまでは、わざとできないふりをしているんじゃないか、知っているのに知らないふりをしているんじゃないかなどと、受け入れられたと思いながらも、疑念はあった(苦笑)

元気だった頃の、認知症になる以前の美代さんのことは、あまり好きではなかった。
まぁ、認知症になってからも、その気持ちは変わらなかったけれどね。


今の美代さんは、誰かの手を借りなければ移動もできない。
自分を産み育ててくれた親が、赤子と同じ状態になっている。
好きではないという気持ちがいきなり好きとはならないが、自分の気持ちが少しずつ変化しているのがわかる。

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守らなければならない存在。
そう、この人を守らなければ・・・そんな気持ちが湧き出ている(苦笑)

手に触れるのも嫌。
手を繋いで歩くなんてまっぴら!・・・なんて思っていたのに、こんな風に想えるようになっている自分に驚いている(笑)

美代さんの部屋で、美代さんと一緒に昔の記憶を辿れたなら。
そういう日が一日も早く来ることを、願わずにはいられない。


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人生はうまくできている・・・どういうこと?

2023.5.22(月)

「人生って、うまくできてるよね」

「なにが?」

「おかぁの坐骨神経痛、ばあちゃんがショートスティに入ってから起きたでしょ。そう言うことヨ」

これは、昨日の次女との電話での会話。
在宅介護中も腰痛は起きていたが、ここまでの酷い状態ではなかった。
痛いいたいと言いながらも何とかなっていたけど、今はその何とかもならないもの(泣)


人生はうまくできている・・・。
神様はちゃんと見ていて、美代さんがロングを利用できるようになったから、待ってましたと言わんばかりに坐骨神経痛が起きたのかな(苦笑)
だとすると、ロングを利用できなかったら今の痛みは起きなかった?

美代さんの介護と坐骨神経痛ではどちらが辛いか。
・・・こんなこと、比べる対象ではないよね。

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人生はプラスマイナスでできている。
こういう話も聞く。

わたしの症状は、紛れもなくマイナスだと思うけど、これ以前はプラスだったのかしら(笑)

美代さんは、変形性膝関節症が要因で車椅子生活になったけど、これはプラス・・・それともマイナス?(車椅子に乗れることを喜んでいた)

夫は癌に罹り、死の間際にはとても苦しんだけど、これもプラスマイナスのことなのかしら。

こんなことを考えたらきりがないけれど、取り敢えず今日一日を乗り切ることを考えなくちゃ(痛みとの闘い)


人生100年時代。
わたしの寿命は何歳までなのかはわからないけれど、最期はプラスで在りたいわよね。

そして美代さん90歳。
これより先も穏やかに、最期もプラスで在ってほしいと願う。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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