にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん19歳。琴ちゃん4歳。黒ちゃん4歳。常くん3歳。連くん1歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、91歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2023年02月

法要と納骨の習わし 地方によっての違い・・・?

2023.2.28(火)

叔父(叔母・ミッコさんの夫)の三十五日法要と納骨に参列してきました。

忌明けは、一般的には四十九日ですが、この街では昔から三十五日となっています。でも、香典袋の表書きは「御霊前」
そう、四十九経っていないので、未だ仏様にはなっていない。
ややこしい話ですが、そういう街なのだから致し方なしです。

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お焼香をするには、喪主から始まり血縁の順番があると想うのです。
わが家の場合には父方の従兄がとても厳しかった記憶でしたが、今日のお焼香は遺族以外はバラバラでした。

葬儀や法要の時って、遺族はいっぱいいっぱいです。
父の葬儀の時には何も判らず、葬儀屋さんに詳しく教えて頂いた記憶があります。それも、何度もなんども繰り返し、しつこいくらいに(苦笑)
参列くださる方々に失礼のないようにと、それはそれは必死でした。

2ヶ月後の夫の時はというと、父の時のことはストンを抜け落ちたと言うか記憶に残っていない感じで、改めて教えて頂いた記憶です(苦笑)

今日の三十五日法要が終わると、次は一周忌法要。
わたしの場合は、それまで憶えていられるか自信がなかったので、教えて頂いたことをノートに詳しく書き連ねました。

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納骨には、次の法要で忙しい和尚様はお見えにならず、参列した者たちのみで。
宗派か地域性なのかは判りませんが、こちらの納骨は骨壺のままでは納めません。
参列した人数分のお骨を取り分け、あとの分は先に納骨堂の中に納めます。言葉は悪いのですが、バラバラっとまき散らすような感じで・・・(葬儀屋さんのお仕事)
取り分けたお骨は、その後に各人がポイと放り込むように入れ、最後に喉仏を喪主が納めます。

14年前、父と夫の時も同じだったのか・・・記憶が曖昧ですが、直に入れたことは憶えています。
父の時の葬儀屋さんのお話では、一日でも早く土に帰るようにと、そして更には一日でも早く生まれ変われるようにとの考えなのだそうです。
そう、骨壺のままでは入れないんだ・・・と、その時初めて知りました。

因みに、こちらの骨壺は陶器ではなく木箱です。
木箱は、葬儀屋さんが処分してくれることになっているようです。

全てが終わると、コロナ禍でもあるので、会食はせずにお重箱を頂いてその場で解散。
従兄弟の弟の方が、

「来年一周忌があるから、それまで生きていろよ~」

バイバイをしながら見送ってくれましたが、何とも陽気なことで(苦笑)
兄の方は喪主をということで、終わるまで神妙な面持ちでしたが、これが長男と次男の違いなのかと。

長く生きると、参列者も少なくなります。
母美代さんには4人の弟妹。
2番目の妹・ヨッコさんは77歳ですが、長生きはしたくないと話していました。

案外、美代さんが一番長生きするのではないか。
そうなると、送ってくれる人も限られてしまうよな・・・。
そんなことを想いながらの家路でしたヮ。


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5年半の介護を認めてほしい・・・甘いのかな?

2023.2.27(月)

「ねぇ、母さぁ~この7ヶ月間母なりに一生懸命にやってきたけど、家族としてではなくて他人の目で見たとして、ちゃんとやっていたように見えた?」

「・・・やっていたよ」


母美代さんの介護を始めたのは2017年の9月からで、そろそろ5年半になる。
この間、要介護1から要介護5へと進行。

古河市から、ここ八幡平市に戻ってきた昨年7月の時点では要介護3だったが、担当ケアマネやデイサービス施設長からは、「どう観ても3ではなく4。若しくはそれ以上になっているように見える」と言われた。

昨年12月の認定調査の結果、介護度は5に。
4を通り越して5に進んでいたとには、少々驚いた。

2020年の秋に、区分変更で介護度は1から3に。
1ではないとの想いで申請した区分変更だったが、3になったことでいつでも特養に入所できるという希望が持てた。

2021年4月に特養に入所。
この時の美代さんの歩行は、杖歩行と手引き。
でも、杖歩行では危なっかしいということで、デイサービスでは車椅子を使っていた。

特養に入所後は、一切杖を使うことはなくなり、完全に車椅子。
施設側としては、それこそ転倒でもされたら一大事な訳で、家族の想いは棚の上で致し方なし。

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22日は、月に一度のケアマネ来訪日だった。
ずっと考えていたことがあったので訊いてみた。
美代さんが歩けなくなったのは、わたしのせいではないか。
少しでも歩けていたのに、特養に入所させたことで完全車椅子生活となり、歩行とは無縁になってしまったから。

「美代さんには変形性膝関節症がありますね。歩けなくなったのは娘さんのせいではなくて、必然ですよ」

「あぁ・・・そうなんですね」


遅かれ早かれ、歩けなくなることは決まっていた。
但し、在宅介護では僅かでも歩く機会はあった訳で、施設入所をするとそれがなくなることで、歩けなくなるのが早くなると。

ロングショートステイを利用することで、美代さんの身体はもっと動かなくなるかもしれない。でも、そこは介護のプロなのだから、美代さんが痛い想いをせずに済むように扱ってもらえるだろう。

娘たちや叔母たちは、わたしの介護を認めてくれている。
でも、一番認めてほしいのは妹。
そう、美代さんの介護には一切かかわっていない、妹。

年賀状には、一度顔を観にくると書いてあったが、はてさていつになるのだろうか。


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長生きの秘訣? やはり食べる事のようです 

2023.2.26(日)

ねこ娘・桐ちゃんの体重が落ち着いたことで、補液の回数を月に3回と勝手に決めていました。
午前中に受診。
体重が前回よりも50g増え、2.35kgに。嬉しかったです~(*゚▽゚*)
夜中に何回も起こされご飯(お刺身)の用意をしていますが、報われた想いですヮ(笑)

【補液の中身】
  • ソルアセトF
  • ビタミンB1、B2、B6、B12
  • ビタミンC
  • ミノファーゲンC
  • ビクタス(鼻水を抑える抗生剤)

補液は水分補給のためで、動物病院によってはソルアセトFのみのところもあるようですが、桐の場合はビタミン剤やミノファーゲンCもプラスされており、これは肝機能の改善のためとのことです。


人間も動物も年を重ねると、食べても太れなくなると言われています。
桐は20歳。人間年齢で言えば96歳。
母美代さんは89歳ですが、咀嚼が難しくなり飲み込む力も衰え、完全なペースト食に。
一時期食べなくなったことがあり、エンシュアを処方して頂きましたが、最近はちゃんと食べるようになっています。

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桐は歯槽膿漏で歯が弱くなっており、カリカリは食べづらくなっています。
仔猫の頃からウェットフードは食べないコだったので、猫缶やパウチのフードは今でも苦手。
今の食事内容は、小さくカットしたお刺身・ホイップクリーム・ゼリー状チュール。そして。ときどき削り節。

削り節は乾き物なので、口の中に張り付いてしまうのか、たまにウェッとなるときがあり、好んで食べることは少なくなっています。

主食はお刺身。
栄養価を考えたら、たぶん偏っているかもしれない。でも、好きな物・食べたい物を食べさせる。それで善いと医師からも言われていますから。


美代さんも桐も、老衰の域に突入。
ご長寿の太鼓判を押されている美代さん。
桐ちゃんも、美代さんに負けず劣らずご長寿を目指してほしいです。

青くんは17歳ですが、今の所は変わりなし。善いことです。

桐と青、にゃんズは今日も穏やかに過しています。


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雪山道ウォーキング・・・着いた先には現れたのは?

2023.2.25(土)

23日に、次女親子に誘われ【七滝】とうい滝を観に行って来ました。

場所は、八幡平市の松尾地区。
ロイヤルホテルの先に、森林ふれあい学習館フォレストi(アイ)があります。そこから入山し往復5キロほど。

往路は登坂になるので、途中2~3回の休憩を取りながら。
孫のマナくんは2度目の挑戦だったようですが、母親と一緒ということもありで、「つかれた~」と少々甘えん坊に。

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    風はさほど強くなく、天気にも恵まれました

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       木の幹に小さな雪だるまが4体

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急こう配になっている部分もあったりで、けっこうきつかったですが、着いた先には大きな氷柱に覆われた滝。

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  マイナスイオンを浴び、疲れも吹き飛び笑顔でカメラに。

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     写真を撮られていたことには全く気付かずに。
       (歩く姿勢はキレイでしょ?笑)

復路は、マナくんとマナくん父はスキーで一気に下山。
わたしと次女は、てくてくと歩きで。
でも、下り坂なのでけっこう早いペースで歩けました。

途中すれ違った人たちの中には、服装や持ち物で判断するしかないのですが、登山やハイキング上級者と想える方も。
次女とふたりで、

「こういう趣味っていいよね。足腰鍛えられるし、おかぁなんて認知症の予防にもなるんじゃない?!」

「古河でのウォーキングは平たんな道だったけど、山歩きもいいものだね」


昨日の昼辺りから、太ももにハリが。たぶん、筋肉痛。
翌日に現れるのだから身体は若い?(笑)
と、想っていたら今朝になり本格的な筋肉痛に。身体は正直ですね(苦笑)


久し振りのウォーキング?・・・それも雪山道で。
思ったのは、わたしはやはり歩くことが好きなんだと。
歩道の雪が解けてきたので、そろそろウォーキング&ジョギングを始めようかな。

「おかぁがばあちゃんにしているような介護は、わたしにはできないからね」

娘たちからは、介護の拒否宣言をされているわたし(T_T)
ウォーキングもですが、色々なことに興味を持つことも、認知症の予防になるのでしょうね。


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介護する者・される者 される者の意思はどこへ・・・

1023.2.24(金)

今日から1ヶ月間のロングショートステイに入る美代さん。
職場と学校に行く前に、次女とマナくんが顔を見せに来てくれました。

「おばあちゃん、おはようございます」

次女に促されてご挨拶をしてくれたマナくん。
ですが、美代さんはマナくんのことがわからない。目で後を追いながら、

「あのわらすは誰だ?」(わらし=童)

美代さんには孫が4人。一緒に住んでいるユカのことは何となくわかる。でも、サキ親子はたまにしか来ないので、すっかり忘れてしまっている。
因みに、わたしの妹・ソノコの子どもも二人で、もう、10年以上会っていない。マナくんではないが、それこそ「誰だ?」になるはず。

「美代さんの孫のサキの子どもだから、ひ孫になるんだよ」

ひ孫と言われてもピンと来ない美代さん。でも、顔はニコニコ。
マナくんをひ孫だと自覚できていた頃は、やれうるさい・やれ危ないなど、やることなすことを否定していたが、今朝は「かわいいな」(苦笑)

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「美代さん、今日からまたお泊りだよ。暖かい部屋で過ごして、美味しいご飯を食べてきてね」

「そが」(そうか)

前回のお泊りしたことについては、完全に忘れているはず。「そうか」と返事をしてくれたけど、自分が何処に泊まりに行くのかは、たぶん解っていない。

帰宅は、3月22日。
翌日の23日を家で過ごし、24日からまたロングショートステイに。

但し、わたしの体調や気持ち次第で、1日空けずに連続でお世話になることもできる。
介護保険は30日までは使えるが、31日目には実費になる。
実費を支払ってでも、家での介護はできないという家族もいるとか。

わたしは、帰宅の方向で考え、ケアマネにはその予定で計画表を作成してもらったが、帰宅日が近づいてこないとなんとも言えない。
変更はいつでもできると言われているが、ケアマネ曰く。

「やっぱり、家族と一緒に過ごしたいはずですよ」

決定権は美代さんにはない。
そう、全てわたしが決めてきたこと。そして、これからもわたしが決めていくこと。

娘たちから言われること。

「おかぁの介護はしないからね。自分のことは自分でしてね」


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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