にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳、青(せい)くん17歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、89歳。方言と訛り×認知症要介護3で、田んぼの観える特別養護老人ホームに入居していましたが、現在は在宅介護に戻し、日々奮闘中」(現在は要介護5に進行) ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 人生一度きり、前向きに生きるためのブログです。

2022年12月

自分が認知症になったら、誰に介護をしてもらいたいか

2022.12.26(月)

汚い話で失礼。

ウンチを教えなくなった美代さんですが、出てもいないウンチを自分で処理したと言い張ります。

「そごの黒いのの上さ置いだ」

黒いのとは、テレビのこと。
ウンチをしてテレビの上に置いた・・・これが認知症の世界ですね。

食後に「でるでる」と大騒ぎをし、結局の所は出ない。
で、いつ出ているかと言うと、寝ているとき。
おねしょならぬ、おね便?・・・寝小便ね。

目覚めたら教えてくれるかと言えば、答えはNO。
ウンチをしたという感覚がないみたい。

それで想うことが。
お尻にねっとりと付いている訳ですよ。
何か違和感があるとか思わないのかしらね。
赤ちゃんだって、オシッコやウンチをしたら泣いて教えてくれるのにね。

まぁ、これが認知症なのだから、今更「ああだこうだ」と言ったところで好転するわけでもなし。美代さんの現状は全て受け入れていますが、わたしの心身がいつまで持つか・・・。

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       デイ送迎車を待つ美代さん


話は変わって、これまた想うことが。
先日、デイ送迎スタッフさんと立ち話を少々。

「何れは介護施設に入れることを考えています」

「そうなんですか・・・でも、美代さんは娘さんと一緒に居ることが一番の幸せだと思いますよ」

わたしと一緒に居ることが一番の幸せ・・・。
自分の家も判らず、寝ている部屋を厩だと言ったり、わたしのことを、妹のミッコさんやどこかの介護スタッフだと言うことがある。
叔母たちにも言われたけれど、娘と暮らすことがそんなにも幸せなこと?

「ばあちゃんは、家のこともわたしやおかぁのことも分らなくなっているんだから、どこで暮らしても同じじゃないかな」

認定調査は水曜日。
全介助状態の、認知症自立度はⅢa。

4になったら、八幡平市にある特養に申込の予定。
4にならずにこれまで通りの3ならば、通所デイを増やすことに。

口癖のように「おどごの人がいればな・・・」(男の人)
常時「おどごの人」が居る施設の方が、美代さんも安心して暮らせるのではないかと。

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    炬燵に、入ったり出たりを繰り返しています


桐ちゃんは、少量ですが食べています。
水飲み場へも、トイレにも行きます。
生きることを諦めてはいないはず。

いつかはその日が来ると思うけれど、それは今ではない・・・そんな気がしています。


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寿命に逆らう・・・その選択を迫られている

2022.12.25(日)

以前、ある番組で、高級レストランのオーナー兼料理長を務めている方がおっしゃっていたこと。

人間は自分たちが食べるために、本来なら25年の寿命である牛を2年ほどで終わらせてしまう。
だから、その命を無駄にしないように料理をしなければならない・・・のような内容でした。

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桐を病院へ連れて行きました。
治療内容は補液(点滴)と抗生剤投与。

補液をしたことで、腎臓の数値がどれほど下がっているかの判断をするために、再度の血液検査を受けました。
結果としては下がっていましたが、医師の話としては、

「補液の効果が出ていることにはなりますが、これを受けさせることがこのコの負担になっているかもしれない。そのことも考えなければなりません」

元々、先天性ヘルペスのダメージで、慢性風邪状態。
常に鼻水とクシャミの20年でした。
この1週間は息遣いが荒く、呼吸をするのも辛そうに見えます。

「レントゲンを撮らなければ判らないことですが、息遣いの荒さは、今日はさらに強いように感じます。わたしはこの仕事を30年やっていますが、副鼻腔炎で20歳まで生きたという猫を知りません。大抵は長生きはできませんから」

自然界の動物とは違い、人間と暮らしているペットたちは、寿命以上に生きることができる。
それを悪いこととは言わないが、そこには人間のエゴも含まれている。

「母に胃瘻(いろう)の選択をするかと問われたことがあり、受けませんと答えました。でも母は親で桐は子ども同然です。親と子どもどちらを選ぶかと問われたら、わたしは子どもと答えます」

「それも人間・・・飼い主のエゴだと思います。何故なら、自然界では親の目の前で子どもが狩られてしまうこともあるのですから」

年末年始は29日から年明け3日まで休診になるが、30日と2日は予約診療が可能とのことで、当然予約を申し込んだ。

「このコは人間でいえば100歳を超えています。100歳を超えた人にどれほどの治療を施すかを考えてみてください。通院で時間を取られるよりも、傍にいて撫でてあげる時間に費やした方がこのコのためなのかもしれません。今後の補液に関しては飼い主さん次第です。難しい判断だとは思いますが、医師の立場としてと言うよりも、人間として言っています」

もしかしたら、今日明日の命かもしれない・・・案に言われた気がする。

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人と動物を比較してはいけないのかもしれないが、母美代さんは全介助で生かされている。

親(飼い主)の選択を迫られている。
一番に願うことは、苦しまずに穏やかな最期であること。
それは美代さんに対しても想うこと。

現実を受け止めるこができないでいます。


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膝の拘縮・痛みとの闘いの果ては・・・男性に頼る?

2022.12.24(土)

母美代さんの便秘ですが、なんとか解消されたようです。

昨夜も晩ごはんのあとに「でるでる」と大騒ぎ。
・・・が、オムツを開けてみても便はなし。
これは明朝のオムツの中にかな・・・。

ハイ!今朝のオムツの中に、少々硬めですがしっかりと塊がありました。
そして、やはり朝食後に「でるでる」と騒ぎ始める。
これは、食事をしたことでの条件反射かも。
お腹が満たされたことで腸が活動し、それで便意を感じるのかも(わからないけれど)そして、結局は出ないままで騒ぎが終わる。

美代さんは加須市の特養入所後に、施設医の判断で便秘薬が処方されていました。
マグミット錠という薬ですが、これを毎朝晩飲んでいたようです。
そして、薬の処方に関しては、わたしへの相談はなく施設での判断だったようです。
八幡平市に戻ってきてからの市立病院受診の際、特養で処方されていた薬全てを処方してもらっているので、継続で飲ませています。
効果は・・・出たり出なかったりで、美代さんのお腹次第のような感じですが(苦笑)

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美代さんの左足に、拘縮が観られます。
車椅子で同じ体勢でいることで足を伸ばせない状態になっているのかも。
そして、寝ているときは膝を折り曲げたまま。
足を伸ばすように、何度も言い聞かせながら直してあげる。でも、すぐに折り曲げてしまう。そして、まっすぐには伸びない。

もう、無意識なのかもしれない・・・。
この状態で睡眠時間が11時間。
固まってしまってもおかしくないほどの長時間睡眠。
起きているときには傾眠。いったい一日に何時間寝ているのだろう。

膝の痛みを訴えながら、股関節も痛いと言う。
朝のオムツ交換では、固まった足をゆっくりと伸ばすことから始まる。

わたしが触ると、痛い!と叫ぶ。
力を入れている訳ではないのに、痛い!と。
そして、次に出てくる言葉が「おどごの人いればな・・・」
(痛み止めも処方されています。セレコキシブ錠1日2回朝・夕食後)

デイサービスやショートステイに行った際には、男性スタッフに優しく触られているのかも。その記憶が残っていての「男の人がいれば」(たぶん)

男の人がいれば・・・わたしだってそう思うヮよ。
美代さんの、ベッド・車椅子間の移乗に加え、雪かき作業。
腰痛で、それこそ背中を丸めて歩いている・・・ザ★おばあさんよ(苦笑)

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・・・話が逸れてしまいました。すみません。

ケアマネから言われています。
限界になってから施設を探すのでは遅い。と。
限界だと想うことが何度もありますが、まだやれる。とも思ってしまう。

専門職の人に任せた方が、お互いのため・・・最近、特に思うようになってきています。


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猫の腎臓病 補液でどこまで補われるか・・・

2022.12.23(金)Ⅱ

18日から動物病院通い。
18、20、21、23と通い、補液を受けている。
次は25日の予定。

21日の体重が2.3kgで、今日の体重は2.25kg
この二日間で、50グラムの減少。
補液を続けていても体重は減少している。
これは脱水状態になっているということで、受けていなければもっと衰弱していただろう。

18日に血液検査を受けている。
そのときの腎臓の数値と、補液を続けたことでの効果を知るために、25日に再度の血液検査をすることに。
数値が横ばいならば、補液の効果が出ていることになると。

食欲は、普段10としたなら、今は3くらい・・・。
それでもお水は飲んでくれる。
お水を飲まなくなったら、それこそが危ない。

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医師の家でも猫を飼っていたそうだ。
腎臓病で、補液を続けても体重が1.7kgになり、最後には煎餅のように薄くなってしまい、17歳で死んでしまったとおっしゃっていた。

大抵の猫は、腎臓病で死んでいくのだそうだ。そう、腎臓病は猫の大敵。
桐も、これまでにも腎臓疾患で苦しんできた。

20歳。人間年齢に換算すると96歳。
この年齢で手術は受けさせたくはない。
それこそが体力を奪ってしまうかもしれないから。

人間の世界では、大往生と言われる年齢だと思う。
それでも、何もせずに後悔はしたくない。

一昨日から、炬燵の横に布団を敷き、夜は桐の傍で寝ています。
夜中に炬燵から出てくるのですが、わたしを起こそうとはせずご飯のおねだりもしません。

補液は対処療法でしかない。
医師が言うように、覚悟を持ちながらの通院になりそうです。

PS 青くんは変わらずマイペースで元気です。


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下痢が治って一件落着・・・が、今度は便秘?

2022.12.23(金)

昨日は雨で、道路の雪が解けてくれ楽になったと思ったのに、一転して今日は大雪。
それでも、気温がさほど低くないことで溶けかかっています。
でも、これが曲者。
夜から明朝に掛けて気温が低くなると路面凍結になる恐れが出てきます。
車の運転には、十分にご注意いただきたいです。

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下痢でひと騒動。入院までした美代さんですが、今度は便が出なくて参っています。
退院したのは17日。
それから便が出たのは21日の朝で、オムツ交換の際にお尻にポロンとあったきり。
その後は「でて、でるでる」と言いながら息張ってみても出ずの繰り返し。

食事時や食後に便意が湧くようで、一昨日の夜から食事の度にウンチでる。
かと言って、デイでは出るとは言わないようで、連絡帳に記載は無し。
ウンチを教えなくなったと思っていたら、この二日間は「でるでる」攻撃。

この寒さで、トイレでお尻を出すよりも、車椅子に座ったままでもいいからと言い聞かせている。
出たあとはベッドに横になってもらい、オムツ交換をする。
立てない美代さんをトイレで無理に立たせようとするよりも、わたしとしてはその方が助かる。

でも、想うに人間の営みとしては、やはりトイレで用を足したいと想うのかもしれない。
夜間、寝ているときは無意識でウンチをするのに、起きているときの車椅子に座ったままでの体勢では難しいのかもしれない。

下痢の時は「出る」とは言わずに漏らしていた美代さん。
出たあとも「出た」とは教えてくれなかった。

昨日・今日と、デイ送迎スタッフにはウンチのことをくれぐれもとお願いした。
本音を言わせてもらえば、デイでしてくれたら助かる。
何故って、デイには男性スタッフがおり、トイレの際は男性スタッフが座らせてくれるから。

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わたしの腰が悲鳴をあげ始めている。
ベッド車椅子間の移乗の際に、ついつい腰が痛いと愚痴ってしまう。
それを聞いた美代さんは、

「おどごがいればな・・・」(男の人がいればな・・・)

デイでのことは忘れてしまう美代さんだが、男性に介助してもらっていることは、頭の隅に残っているようです。


今日こそウンチが出ますように。
願わくば、デイで・・・。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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