にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん18歳。琴ちゃん・常くん3歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、90歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2022年08月

ふんわりだし入り玉子焼きで、食欲倍増・・・? 

2022.8.21(日)

「安くなっていたから買って来た」

次女が、にゃんズ用におやつを買って来てくれました。
と言っても、このタイプのおやつは桐ちゃんは好まないので、もっぱら青くん用。と、封を切ってみるといつも食べているタイプではなく、少し固形。
これなら桐ちゃんも食べるかもと、お試し。

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    臥せ状態で、お行儀は・・・良いのかな?

「アラ~、食べてるねぇ。他のだと食べないのにね、このタイプは好きなんだね」

ペーストタイプだと、クンクンと匂いを嗅ぎペロッとはするものの、その後は見向きもしません。でも、このステックタイプはけっこうな勢いで食べていました。

歯周病で抜けかけていると言われている歯ですが、桐ちゃんはペーストのものよりも、少しくらい噛めるタイプの方が好みのようですヾ(=^▽^=)ノ

一方、青くんの歯はすこぶる健康で、5~6歳の青年ネコの歯と同じくらいキレイなのだそう。
そして、青くんにも好みがあり、マグロ以外は見向きもしません。最初に与えたのがマグロのおやつだったので、その味が刷り込まれたのかも。

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   青くんも、ガツガツと食べていましたヾ(=^▽^=)ノ


2~3日前のことです。
お刺身大好きな桐ちゃんがお刺身を全く食べなくなり、クリームも少しだけ舐める程度でした。
人間もですが、食べなくなると死に繋がります。

19歳と8ヶ月・・・20歳までは難しいのかなぁ。
そんなことを思いながらも何とか食べてもらいたくて、玉子焼きに味をつけてしまいました(ウゥ~)
いつもの玉子焼きは、フライパンに油を敷いた後に直に割入れてスクランブルエッグにしていますが、あの日からは、ときほぐした後にお水と顆粒だし少々も加えてから、フライパンに流し込んでいます。

お水を加えるとふんわりとするので、優しい食感に。そして、だし入りで味がついているので、食いつきも違いました。

条件反射。
桐ちゃんは、冷蔵庫からお刺身やクリームが出てくることを知っているので、ひたすら冷蔵庫の前でお利巧さんで待ちます(苦笑)
それと同じ様に、フライパンを出すと玉子焼きを作るのだと思い込むようで、ガスレンジの下で待ちます(笑)

食べても太ることがなくなった桐ちゃんですが、食が細くなったのは一時的で、昨日・今日とおかわりをするほど食べています(嬉)
何でもいいから、とにかく食べてほしい。食べて元気でいてほしい。そんな想いでいっぱいです。

今日も、にゃんズは穏やかに過ごしています。


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もはやペースト食 はんぺんは歯の無い人の見方・・・?

2022.8.20(土)

昨夕、叔母のミッコさんが来てくれました。(美代さんのすぐ下の妹)

「誰だかわかる?」

「わがるさ~、ミッコだぁ」

マスク顔でしたが、すぐにミッコさんだと判った美代さん。
たまにわたしを「ミッコだ」と言いますが、この時は良い時間だったようです。

自分では何一つできなくなったことを告げました。
歩かなければ歩けなくなるからと言い、歩くようにと励ましていましたが、立つこともできない美代さんを憐れんでいるようにも見えました。

ミッコさんは自分も物忘れをするようになったが、家のことは何でもしているし、オシッコも、漏らしたこともないと。
美代さんは病気だから仕方がないのだと言うも、

「なんにもでぎねぐなって、クルクル〇ーになってしまったのが・・・」

ミッコさんは美代さんの2歳下なので、87歳。
腰は少し曲がっていましたが、杖を使うこともなくスタスタと歩いていました。

・・・クルクル〇ーかぁ・・・

認知症の話をしたところで、たぶん解ってはもらえないと思ったので、その場で苦笑いをするしかなかったですが、クルクル〇ーとは寂しかったです(苦笑)


ミッコさんが帰った後30分ほどしてから、お客さんが来ていたけど誰だったか憶えているかと質問。
誰かが来ていたようだが、顔を観ていないので判らない・・・これが答えでした。

誰かが来ていた・・・これだけでも及第点?
でも、話を合わせることができるので、お客さんが来ていたと言った、わたしの言葉に合わせた可能性もアリ。

ミッコさんとの会話の中でも「うんうん、そだそだ」と合わせていた美代さん。
どこまで理解しての頷きだったのかは判りませんが、知らない人が見ていたら、認知症だとは思わないでしょうね。


美代さんに作っている食事ですが、はんぺんがとても良い仕事をします。
昨晩は、ピーマンとはんぺんの和え物にしました。

ピーマン2コを2センチ間隔に切り下茹で。スプーンで押しつぶせるくらいまで茹でます。
茹で上がったらザルに移し、ピーマンの薄皮を剥ぎます。
その後はみじん切りにし、すり鉢でペースト状に。

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はんぺん1枚を3等分し、そのうちの1枚を1センチ角に切り、フードプロセッサーでかくはん。

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軽く和えて器に移します。
この後、水を加えなめらかにして、電子レンジでチン。
塩分控えめのため、味付けは無しです。はんぺんの塩味だけで十分に味が付きます。

美代さんの場合、粒が残っていると舌先で押し出すので、なるべくなめらかにしますが、そこは食べる方のお好みで。

はんぺんは優秀なので、色々なものと和えることができます。
知っている方は今更?と想われるでしょうけれど、知らない方はお試しあれ。

因みに、とっても軟らかいはんぺんですが、そのままでは噛むことも飲み込むこともできない美代さん。
舌で潰せる介護食を、ミキサー食にしなければならないので、もはやペースト食に近いかも。

歯は大事にしなければ・・・ですね。


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生への執着 生きる楽しみは・・・何?

2022.8.19(金)

昨日はとても涼しく、秋だねぇ・・・のような気候でした。
今朝の最低気温は18度で、やはり涼しかったのですが、今日は30度近くまで上がる予報です。

八幡平市の夏は、お盆が過ぎた辺りから朝夕の気温は下がり、薄手の羽織ものが必要になって来ます。
今朝は長袖シャツで動き回っていましたが、気温上昇を見込み、半袖シャツに着替えました。

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岩手県のコロナ感染者数が過去最多の1537人と。それでも、東北では一番少ないし、茨城に比べたら全然少ないじゃないと、長女が。

今朝の情報番組で、基礎疾患のある老人・90代だとかの男性が感染し、病院では受け入れてもらえずに、自宅での療養になっているニュースを観ました。
要介護4の男性の介護をしているのは、80代後半の妻と50代の娘。
介護している二人も感染し、自分たちが辛い中でも介護をしなければならない状況が、映し出されていました。

要介護4だと、美代さんも限りなくそれに近いので、同じくらいなのかなぁ。
映し出された男性はパジャマ姿でした。
ちゃんとしているんだなぁ・・・と、わたしは感心して観ていました。

美代さんを着替えさせるのはとても大変です。
自分で動こうとはせず・・・動けないかので致し方なしですが、それでも毎日肌着から着替えさせています。
でも、夜にパジャマに着替えさせるのはかなりしんどく、昼間の服のままで寝かせています。

特養に入所させる前はショートステイを利用していましたが、その際にパジャマに着替えさせるかを質問され「お願いします」と答えていました。
その当時は介助を受けながらも、自分でも着ようとしてくれていたので、着替えずに寝せるのはどうなの?という気持ちでした。

今の美代さんの状態では、寒くなければ・お腹を冷やさないようにすれば、無理にパジャマを着せる必要もない。そんな気持ちになりました。そして、あの当時のショートステイのスタッフに言われたことが、今ならとても理解できます。

在宅での介護は、介護する側の気持ち一つで、受ける方の生活スタイルが決まる。
美代さんを尊重しなくてはと思いながらも、なるべく煩わしいことはしたくないという気持ちが大きい。

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今朝も、あっちが痛い・こっちが痛いと言いながらも、まだ死にたくないと。
・・・死ねば、その痛みから解放されるよ・・・心の中で呟いた(鬼だね)
父が亡くなったことを理解していないので「死ねばじっちゃんの傍に行けるよ」とは言えない(苦笑)

美代さんは、毎日何を楽しみにして生きているのだろう。


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生きるって、食べるって、疲れるのね・・・

2022.8.18(木)

昨日、ケアマネと雑談をしました。
雑談になるのかな・・・? まぁ、雑談ということにして(笑)

家での美代さんは自分のことは何一つできませんが、デイサービスではトイレの際には何とか自力で立つことができているのだそう。

わが家のトイレは数年前にリフォーム済みで、その時に美代さん用に手摺を付けています。
ウンチが出ると言う際は、便座ギリギリまで車椅子を近づけ、手摺りにしがみつくような形で立ってもらいます。
そして、しがみついたほんの数秒の間にズボンとリハパンをさげ、何とか便座に座らせています。
ところが、家ではそんな調子なのに、デイではけっこうしっかりと立てているとのことで、立たせる相手が素人か玄人かの違いなのでしょうかねぇ・・・。

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美代さんの食事には、市販の介護食を使うこともあるのですが、選ぶのは舌でつぶせるタイプ。
総入れ歯の美代さんの歯茎はやせ細ってしまい、ガタガタ動きます。入歯はお飾りのようなものなので、噛む力はありません。

舌でつぶせると謳っている介護食ですが、美代さんは少しでも硬いと感じると、つぶすこともなく器用に舌先に集め入歯で押し出します。
この話をするとデイでも同じことをしているそうで、刻み食ではなく完全にミキサー食になっているとのこと。

舌でつぶせる介護食をフードカッターで更に細かくしたり、野菜などは超軟らかく煮て、すり鉢でペースト状になるまですりつぶしています(けっこう時間がかかる)

ケアマネは、彩りも食べる楽しみのはずなのに、全てを混ぜたら茶色になってしまうではなかと(苦笑)
元々料理が苦手で、彩りや飾り付けなどは関係のない人生。口の中に入ってしまえばみな同じという考えなので、今更なんですけれどね。

噛まなくても良い状態にしたのだから、あとは飲み込むだけなのに、口の中で何故だかモグモグ。やはり噛みたいのでしょうね。
やっとのこと飲み込もうとするも、それにも時間がかかり「ゴックン」と飲み込んだ後には「ハァハァ」と疲れたように息切れ。
少しずつ飲み込むようにと教えても、それができない美代さんです。

もう一つデイから指摘されたそうで、食べ物は致し方なくミキサー食にしているが、食べることに時間がかかり大変だと。
このことは古河でのデイでも言われ、美代さんは他の利用者さんよりも少し早めに食べ始めることにしてもらっていました。
融通が利くデイならそれもアリかもしれませんが、新参者で人一倍手の掛かる美代さんに、果たしてそこまでをやってもらえるのかは疑問です。

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マナくんが生けた花の写真。
角度を変えて写してみましたが、意外とさまになってる?


「目いっぱい手が掛かるのに、介護度が3ではデイも面白くはないはずだよね」


長女がポツンと、わたしも頷きました。
でもね、左右が判るかと訊くと、右はお箸を持つ手・左は茶碗を持つ手だと、しっかりと答えます。それも、自分をバカにしているのかとムキになりながら。


今日の八幡平市は昨日比べ、気温は10度くらい低いです。
車椅子の美代さんは「寒い」と。
自分で動くことはできなくても、意思表示はします。
ひざ掛けと、ボア付きのベストを着せました。


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うるさいひ孫は餓鬼? でも、優しさも忘れてはいない

2022.8.17(水)

久し振りに、太陽が観えた朝でした。
今日の八幡平市は陽射しに恵まれた気持の良い一日でしたが、夜にはまた雨が。

昨晩次女からラインが入り、マナくんを預かってほしいと。断る理由もないので「いいよ」
ただし、ケアマネが来訪する日なので、その時は一人で遊んでもらうことになるよと。孫のマナくんは「うん、いいよ~」

美代さんはマナくんのことは完全に忘れています。
これは誰かと訊かれ、ひ孫のマナくんだと教えるも「そだのが・・・」
わたしには娘がふたりおりますが、ふたり合わせてもマナくんほどには賑やかではなく、男の子の元気いっぱいに付き合うには、かなりの体力が必要だとの実感でした(疲れたよ~)


ケアマネから、家に帰って来られて良かったですねと言われた美代さんは「同じだ・・・」
特養にいるときと同じだと感じているようですが、ここが自分の家だとは解っていないのだから、致し方なし。

ケアマネには、家のことが解っていないことは以前にも話していましたが、面と向かって言われてみると次の言葉が出ないようで、苦笑い。
そう、美代さんの記憶は全てが生家中心に動いているので、ここが何処であるかは関係ないようです。

ケアマネ来訪でいつもとは時間の流れが違ってしまい、お昼寝をしたのが15時辺り。
そろそろ熟睡した辺りかな~と思っていると、か細い声で「まや、まや」

この家が自分の家だと理解していないと思っていたのに、そろそろじっちゃんが帰って来る頃だと言い、蛍光灯が落ちそうだから危険だと(父は13年前に他界)
何故に蛍光灯?

「大丈夫、ちゃんと落ちないようにしてあるから安心して寝て」

「そが・・・」

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マナくんが外で摘んできて、コップに水を入れ自分で挿した花です。
わたしが花を飾ってあるのを見て、もしかしたら触発されたのかも(笑)


そろそろ寝てくれたかな・・・と想う辺りにまた名前を呼ばれ美代さんの部屋へ。

「どうしたの、眠れないの?」

「餓鬼が・・・」

「ガキ?ガキって?」

「良い子はめんこいと言うべ。でもよ、うるさいのは餓鬼だべ!」

マナくんがあまりにもうるさ過ぎて、寝られないと言い出た言葉(驚)
美代さんから餓鬼という言葉が出るなんて・・・堪忍袋の緒が切れるとはこういうことかも(苦笑)

目の中に入れても痛くないと言う孫ですが、それならひ孫はどこまでも可愛い存在なのかと想うも、その存在を忘れた美代さんにとっては、単にうるさい餓鬼扱い。
でも、一つだけ心配していました。

「石があるがら、暴れであだま打ったら大変だべ」(頭)

「大丈夫だよ、家は新しくしたから石は無いから」

「そが、家・・・あだらしぐしたのが・・・それだばいがったな」(新しく、良かった)

幼子が怪我をしては一大事。
そんな優しさも忘れてはいないようでした。

認知症って、本当に不思議です。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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