にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん19歳。琴ちゃん4歳。黒ちゃん4歳。常くん3歳。連くん1歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、91歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2022年02月

実家問題。跡取りという考えは、古い?

2022.2.23(水)

動物の世界では、自分の子孫を残すために交尾をする。
人間の世界とは、少々異なるのかしら。

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昨日、美容室に行って来ました。
今の担当は店長のOさん(独身)
年齢は43歳と記憶していますが、違っていたらゴメンナサイ。

彼はわたしと同じ東北出身で、二人姉弟だと言っていました。
家を継がなくてもいのかと訊いてみたところ、代々受け継がれた家でもないので、両親は特に継いでほしいとは言わないのだそう。
親に何かがあった時には、近所に姉夫婦が住んでいるので、緊急時には姉が何とかしてくれるのではないかと。

「結婚や自分の子孫を残したいと思わないのですか?」

「20代の頃に結婚を考えた女性がいましたが、結果として独身のままなので」


わたしの知り合いに、昨年60歳でお父さんになった人がいる。
再婚のお相手は35歳下(゚∇゚ ;)エッ!?の25歳。
コロナ感染し、運び込まれた病院で知り合った看護師なのだそう。
この話をすると、

「コロナ禍でのアリな結婚ですね。奥さんが若いのでバリバリ働けるでしょうから、旦那さんはいずれは主夫になるのではないですか」


Oさんは43歳なので、まだまだ子どもを作れる年齢だと思うのだが、本人は自分の年齢で子供を欲しいとは思わないと。
それに、年の離れた妻ではジェネレーションギャップで会話にならないと思うと、シビアなお言葉。

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わたしは二人姉妹の長女。
幼い頃から、跡取りとして婿取りすることを言われてきた。
お婿さんを迎え入れることはできたが、生まれた子どもは二人とも女の子。
次女は嫁いだが、長女は独身で結婚の「け」の字もない。

わが家も、代々受け継がれてきた家はなく、父の代から始まった。
わたしが男の子を産んでいたら、別の生き方ができたのだろうか。

父が亡くなり、母美代さんは特養に入所。
実家を処分することも考えたが、長女曰く。

「じいちゃんとばあちゃんが建てた家。この家は残さなければダメだと思う」

昔ながらの大きな家に、長女が一人。
わたしが帰るべきなのかな・・・。
考えることが多すぎて、結論はなかなか出せない。

Oさんは、実家に帰ることは考えていないと言っていた。

人生は一度だけ。
自分の人生を諦めきれずに、ウジウジしています。

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「スーパーねこの日」プレゼントは、かりんとう?

2022.2.22(火)

今日は、日付に2が多いので、いつものねこの日よりも、更に「スーパーねこの日」らしいですね。

ねこは吐く生き物ですが、昨夜の青くんは、いくらなんでもそこに吐かないでよ・・・のことがありました。

「ゲッゲッ、ウッウッ」

この、苦しそうな声が始まると「吐く!」と、すぐにわかるので、ティッシュペーパーを用意して吐きそうな場所に敷き詰めます。
が、昨夜はあと一歩のところで間に合わず、吐いた場所はなんと、ストーブの前で寝そべっている桐ちゃんの首の辺り。

「おいおい、もう少し前とか後ろに吐けなかったの?」

嘔吐物の処理をしながら青くんに話しかけましたが、当の本ニャンは知らんふり。出物腫物ところ選ばずではないですが、いちいちカマッテられなーい。だったのかも。

で、吐かれた桐ちゃんですが、避けることもなく寝そべったまま。
これもどうかと思うけれど、生ぬるいので気にならなかったのかな?
すぐに取り除き、汚れた毛もキレイにしてあげました、その間も体勢をかえることはなくなすがまま。

3歳違いの赤の他ニャンのふたりですが、お互いをどんな相手と思っているのかしらね?人間語が話せたら訊いてみたいものですヮ。

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今日の桐ちゃんは、午前中に1時間くらい嘔吐と便秘でウロウロ。
元々硬めのウンチなので、けっこう踏ん張ってのトイレ。
でも、二つあるトイレで用を足せない時は、それこそところ選ばずでそこらじゅうで踏ん張りが始まります。
そうなると、わたしはティッシュを用意しお尻の下で待ち構えます。

今日は何回振られたことか。
LDKを行ったり来たりで、テーブルの下や炬燵布団の縁。
テレビの後ろに行ったかと思うと、キャットタワーの裏へ。
キッチンのシンク脇でやっと?かと思えば、お風呂場へ。
階段の途中でかなりの量の嘔吐。
上がり切り、わたしのベッドの下で更に嘔吐。

この後は下に戻り、水を飲んではあちらへこちらへと移動しまたもや嘔吐。
最後に、やっとシンク脇で大きなかりんとう1本。

「善かったね~、やっと出たね。この大きさは久し振りだね(笑)」

かなりスッキリしたようで、ソッコーで炬燵にイン。そして、お尻をキレイにしていました。

桐は、若い頃から嘔吐が続くことがあり、酷い時には病院で吐き気止めを処方してもらうことがありました。
でも、今日のような嘔吐はウンチが出ないことへの反動なので、出てしまえば嘔吐も止まります。

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       かりんとう、美味しいですよね


そう言えば、昔工場勤務をしていた頃のことです。
家に帰ってみると、炬燵布団の縁にかりんとうがコロンと二つ(苦笑)
カバーをかけていたので洗えばそれで良いのですが、布団にも臭いは染み付いてしまい、消臭スプレーで応急処置をしたこともありました。

可愛いねこ娘とねこ息子。
怒ることはないですが、できれば処理しやすい所にやってよね~・・・と、懇願することも(笑)

桐ちゃん19歳。
青くん16歳。

にゃんズは今日も、穏やかに過ごしています。


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叔母の体質が気になる 認知症にならない生き方?

2022.2.21(月)

今日は二人の人間と会話ができました。

人間・・・そう、いつもはにゃんズ(特に桐)との会話ばかりで、人間と話すのは内職元の社長夫人と仕事の二言三言くらい。
誰かと話ができるって、幸せなことです。


お昼時、いつものようにキムチ納豆なめ茸目玉焼き丼を食べている最中に、次女のサキからライン電話。
要件は孫のハヤブサくんの学童子守りについて。
保育園の卒園式の翌日から、小学校入学式までの期間をみていてほしいと。加えて、昼食と夕食も作ってほしいと。

変な話ですが、ハヤブサくんは小食なので、取り敢えずお子様向けの内容でいいけれど、婿殿の分までとなると何を作ったらと悩みます。
が、サキ曰く。

「小鉢とか要らないから。大皿にドーンの一品で大丈夫!但し、汁物は必ず用意してほしい」

と、言うことで、肉野菜炒めやカレー、モツ煮などで十分とのこと。
母美代さんが特養に入所してからは、揚げ物や天ぷらは一切作らなくなったので、この際だから、自分が食べたかったものを作ろうかな(笑)

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午後3時過ぎに、叔母のミッコさんから電話。
ミッコさんと話すのは、何か月ぶり?何か急用かな?でしたが、美代さんの様子を聞きたかったそうで、わざわざの電話でした。

初めに、まん延防止措置で面会ができないことを言うと、岩手も大変な数の感染者が出ていると。
感染者0が続いていた岩手だけれど、オミクロン株には勝てなかったみたい。

年末に面会した時は、ユカ・サキのことを判らなくなっていたので、そのことを話した。
物忘れは自分も出ているが、孫を忘れてしまうとは、可哀想だな・・・と。


美代さんは過活動膀胱・切迫性尿失禁で、70代中頃からは尿取りパッドを使うようになり、わたしと暮らす数年前からは紙パンツのお世話にもなっていた。
この話をすると、ミッコさんはこれまでにお漏らしで下着を汚したことは一度もないと言い、3歳上の兄嫁も同じで、汚したことはないと。

腰は曲がってきたが、下のことはしっかりしている。
そこが美代さんと違うところだと言っていた。

そう、姉妹でも下の緩みが違うのはどんな要因があるのか。
話を聞きながら想ったのは、

・・・できれば、下は美代さんに似ませんように・・・

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ミッコさんは美代さんの2歳下で86歳。
6月の誕生日で87歳になると教えてくれた。

美代さんがアルツハイマー型認知症と診断されたのは、わたしと同居が始まった84歳の時。でも、それ以前から怪しい行動があった。

美代さんとミッコさんの違いとは。
料理が好き。入浴も一人でできる。パンツを汚したことが無い。今でも農作業ができている。
そう言えば、昔は農業関連の収支決算書も自分作っていると言っていた。

わたしは、父方似?それとも母方似?
もし母方似ならば、できればミッコさんの体質で在ってほしい(苦笑)

長生きするなら健康で。


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「妻、小学生になる。」もしも夫が小学生の姿で現れたら・・・

2022.2.20(日)

テレビドラマ「妻、小学生になる。」を観ています。

10年前に交通事故で死んだ妻が、10年後に小学生の姿で夫と娘の前に現れる。
これが基本となり、物語が進んでいます。

先々週でしたっけ?「10年後君が18歳になったら結婚しよう」の展開になっていますが、果たしてこの先の展開が楽しみになっています。
で、これはこれですが、仮にこういうことが自分に起こったら・・・そんなことを少し書いてみます。

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わたしの場合は夫が亡くなっているので、もしも10歳の小学生から「ボクはあなたの夫です」と、突然言われたら「君、何を言っているの?」と、主人公と同じ反応になるのは間違いはないと想う。

主人公は、妻のことが好きで好きで大好きで、小学生の姿でも一緒に居られることが嬉しくてしょうがないようですが、わたしだったら・・・。

わたしは成人した大人の夫と出会い結婚しています。
そう、大人の夫にホレたのです。
10歳の少年に、夫が亡くなった時の53歳の口調で話されたら、正直戸惑う様な。身体は子どもでも心は大人・・・ん?探偵のコナン君みたいな感じ?(笑)

生きているときはそりゃぁ好きだったけれど、現れたのは少年で、夫の子ども時代の姿ではなく、全く別の少年の姿。
そこを消化できるかですよね。

好きだった・・・これは過去形。
亡くなって13年になろうとしているけれど、確かに今でも好きだけれど、亡くなったことは受け入れている。
人は外見ではないというけれど、少年の姿の夫を好きになることができるのかしら。

少年の夫が大人になる頃には、わたしはそこそこのお婆さんになるわけで、夫にしても若いピチピチの女性を好きになる可能性の方が高いヮよね(笑)

何歳になっても、チャーミーグリーンのCM(これを判る人はわたしと同年代)のように、ずっと手を繋いでいたいとは思っていたけれど、老婆と青年が手を繋いでいたらお祖母ちゃんと孫で、それこそ介護でしょ(苦笑)
そして、若い姿の夫に嫉妬の気持ちが湧き、結果として、愛情が続くのかが疑問です。

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物語がどの様な結果になるのかは、観てのお楽しみですが、もしも夫が姿を現してくれるのなら、66歳の今の姿で出てきてほしい。
白髪が増えた頭で、目尻にシワが刻まれた・・・その姿でなら受け入れられるような気がします。


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人生に起こる「まさか」 男性も鏡を観てほしい

2022.2.19(土)

この世には、三つの坂があると言いますね。

上り坂・下り坂。そして「まさか」です。
まさかをググってみました。

『ある事態の生じる可能性を強く否定したり、実現することが意外だと思う気持ちを表わす』

https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/3286/meaning/m0u/


人生61年が過ぎていますが、まさかという出来事もまぁまぁありました。
小さなまさかは、けっこうな頻度で在りましたが、大きなまさかはこれまでに三つ。

一つ目は父の突然死。
二つ目は夫の病気と死。
そしてもう三つ目は、母美代さんの認知症。

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二つ目のまさか。
夫が亡くなった原因はガンでした。
13年前の3月のことです。

亡くなる数年前の冬のある日。
普段は風を引くこともない健康体の夫が、高熱を出しました。
我慢の限度で夜間外来を受診し、血液検査と点滴を受けひとまず帰宅。
その際に医師から言われたのが、

「早めに外来受診を受けて、結果を聴いてください」

翌日には熱も下がったのですが、血液検査と医師の言葉が気になり病院へ行くようにと勧めても、大丈夫だの一点張りでとうとう行かずじまい。


それから数年が過ぎ、腰の痛みを訴えるようになっていましたが、肉体労働だったので単なる疲れによるものと思い込み、病院に行くことはありませんでした。
ある日、目の白目が黄色になっており、気が付くと頭皮までもが黄色になっていました。


ガンと診断されて、僅かひと月で亡くなった夫でしたが、あの時に思ったのは数年前の血液検査のこと。
夜間外来の医師は、何かを感じ取っていたのでしょうね。
それでも、確かな検査結果が出るまではと、やみくもには言えなかったのでしょう。


夫のガンは、わたしにとっては「まさか」でした。
加えて、診断後僅かひと月で逝ってしまうなど、全く予想もできずのダブルのまさかでした。

病名は、胆管細胞がん。53歳でした。
女優の川島なお美さんが、胆管がんで54歳で亡くなられていますが、夫も入院後には見る見るうちに痩せて行きました。

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夫は、普段から鏡を観るタイプでした。
ナルシストかと想うほど、自分の顔をまざまざと観ていたので、冗談半分で訊いたことがあります。

「ねぇ、ナルちゃんなの?」

一瞬ムッとした顔でしたが、夫曰く、

「顔色を観ているんだよ」

実際のところ本心は判りませんが、鏡を観て自分の白目の黄疸に気付いた夫。今にして想えば鏡を観るという行為は、正解だったのかもしれません。


男性がやたらと鏡を観るのは、女性から見たら何?かもしれませんが、身だしなみチェックも含め、必要なことのようにも想のです。

まさかは、この先も起こるのかもしれませんが、大きなまさかは、できれば起きてほしくない。
人生いろいろですが、穏やかに過ぎて行くことを望んでいます。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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