にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん19歳。琴ちゃん4歳。黒ちゃん4歳。常くん3歳。連くん1歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、91歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2020年10月

わが家の金木犀が咲かない・・・な~ぜ~?

我が借家の金木犀。

伸びに伸びて、お隣の敷地にまで侵入しお邪魔様をしていましたが、大家さんからほぼ半分くらいまでにカットして頂いたのが、5月末の辺りでした。

今月になり、徒歩で行けるスーパーの途中にある金木犀が、オレンジ色の小花の束で咲いているのを、見かけていました。

・・・そろそろ、わが家の金木犀も咲くのかな・・・

必ず咲くと思い込んでいたので、この程度にしか考えていなかったのですが、一向に咲く気配がないのです。
それどころか、葉は虫に食われ所々にクモの巣が張られ、可哀想な状態に。
大家さんは「金木犀は強いですから、すぐに枝も伸び花も咲きますから」と、仰っていたのに・・・。

DSC_0624-2

         5月に撮った写真

な~ぜ、咲かないの?
花に疎いあたしですが、咲くと言われているのに咲かないのには理由がある。で、一応検索してみました。

早い話が、剪定後の開花は最低でも2年を要する。なのだそうで、5年後には間違いなく咲くでしょうと。
https://konohaboy.com/kinmokusei-1519

・・・早くても2年後?・・・

まぁこれも、自然界のことですから致し方なしですね。
簡単に諦めました(早ッ)


昨日、サボテンの写真を載せています。
鉢植えの土が湿っているのが判りましたか?
サボテンは砂漠でも生きられるのだから、水やりは必要ないのかと思っていましたが、夏場は最低でも週に2~3回で、冬は湿り気がなくなった辺りでの水やりが良いそうですが、土を凍らせることには注意が必要らしです。

8月のお盆帰省時。
ちゃんと持って行きましたよ。
勿論、実家でも水やりはしていました。

待望の花が咲いた時には、アップしたいと思っています。
その前に、枯らしてしまわないように注意が必要ですが(苦笑)

金木犀が咲くのは、早くて2年後。
もしもその2年で、美代さんの進行が早まったら施設入所も視野に入れています。
そうなったなら、部屋数の多いこの家に居ることはなくなるわけで、引越しもあり。

8回の引越し経験のあるあたしですが、9回目は、金木犀の開花を観てからになるのかどうか。
全ては、美代さん次第ですね。


花のある暮らしで、人生に華やぎを与える

午前中、いつものイオンへ買い物へ。

必ず買う物があります。
それは、花。

今年3月に、現在の借家に越してきたのですが、引越しの手伝いに来てもらっていた長女のユカが、どうしても行きたい所があると言うのです。
この街には長谷観音があり、パワースポットらしいと。
あたしはパワースポットや占いにはあまり興味はないのですが、ユカとのデートは楽しいので一緒に行ってみました。

ユカは、おみくじを引きたいと言い、ならばあたしもと引いてみたところ、その内容に花の香りや生花のある暮らしをすることで、恋愛の運気が上昇するとありました。

占いには興味がないと言いつつ、仏様からのお告げであれば、信じて素敵な殿方との出会いを心待ちしてみましょうか・・・などど軽い気持ちで飾り始めています。(名ばかりですが一応仏教徒です)

父はお花男子でした。
その父の血を受け継いでいるはずのあたしですが、全く持って花には疎く極一般的な花しか知らないのです。
これまでの人生でも、花を育てることなどなく過ごしてきたので、初心者としてはサボテンから始めてみては?と、知り合いからの勧めで、初めての鉢植えはこれ。

DSC_0900

そう、サボテンです。それも、ミニサボテン(笑)
サボテンて、種類が沢山あるのですね。
何を育てていいのかも解らずに、一応「花が咲く」と記されていたのでこれを選んだのですが、一向に咲きません(苦笑)
花は咲かないのですが、棘の束?がどんどん増え、購入時に比べると一回りほど大きくなりました。
あの世とやらで父が「まやがなぁ・・・」と、目を細めてくれていたら、幸いなのですが(笑)

生花・・・切り花は毎週買って来ます。
毎日水を取り替えますが、花によってはすぐに枯れてしまうものや、2週間近く咲き続けてくれるものもありで、嬉しいですよね。

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この花は先週購入したものですが、頑張って咲いてくれています。
假屋崎省吾さんが観たら、完全にダメ出しされそうですが、個人的に楽しみ癒されているのだから、まぁいいでしょ。と、言いたいです(苦笑)

今日買ってきた花も飾っていますが、それこそイマイチ形が定まらず、お見せするには心苦しいので、悪しからず。

花より団子の母美代さんは、花など植えても食べられない。野菜の方がマシだと言っていましたが、あたしが飾る花を観て、

「ほう!綺麗だな。花もいいものだな」

こんな風に言います(苦笑)


さて、花を飾り始めてかれこれ7ヶ月が過ぎましたが、殿方との出会いは全くない状態。
まぁねぇ・・・コロナ禍の中では安易にデートもできないでしょうから、もう少し落ち着く頃まで待ってみましょうか。

人生は一度限。
やりたいことをやったもん勝ち。
やらずに後悔はしたくないものです。

花のある暮らしで、これからの人生に華やぎがあることを、希望いたしましょ。


人に何かを頼む時の一言「お願いします」

人に何かをお願いする気持ち。

昨日の昼頃、美代さんの携帯に着信があった。
いつものヨッコさんからだ。

母の携帯は、登録している人の名前が着信音に設定されている。
・・・リリリリン、ヨッコ携帯さんから電話です・・・

美代さんの、ベッドの枕元に置いてある電話の音に、先に気付いたあたしが「電話だよ」と。
美代さんは、重いお尻をやっとこさ上げ「待ってろ、いま行ぐ」こう言いながら杖を突き歩き始めたが、2~3歩辺りで「こったに歩ぐの苦労してるのに、なして代わりに出でくれねのや・・・」愚痴が出てきた。
パソコン入力中のあたしは、知らんふりを通していたが、やっとのことで携帯を手にした時には既に時間切れで、着信履歴が残った状態。

「な、お願いだ。オレ、かげがだ知らねがら、かげでけろ」

あたしは更に無視。
後ろから「頼む・・・お願いだ・・・」の声。

「美代さんさぁ。あたしのお願いは聞かないくせに、自分のお願いは聞けっていうのね?」

「はぁ?なんのごどよ?」

毎回、汚れたリハパンは交換するように言っているのに、と言うか、毎朝交換するように言っているのにそれを渋る美代さんに「お願いだから、脱いで。交換して」と頼んでいる。
そのことを言うと、例の如く「オレは毎回ちゃんと交換している」と、平気で言ってくる。

黙ってかけてあげればそれで済むことだけれど、今のあたしはそれができない。
何か一つでも文句を言わないと気が済まない。
結局、かけてあげ「叔母ちゃん、まやです。今、美代さんに代わるね」で、手渡し。

1年前までは、電話帳のボタンを押したり、着信履歴を開けることもできていた。
いや、調子が良い時は最近でも、着信履歴を開けることはできている。
が、開けてもその先のやり方を忘れてしまっている。

かけ方が判らなければ、教われば良いのだが、教わったところで右から左ですぐに忘れてしまう。
ならば、最初からかけてもらえば良い・・・の考え。
そこで、人に何かを頼むときには「お願いします」と言うのが筋であるから出た言葉。

あたしも、リハパンだけではなく、いろいろなことを何度もあなたにお願いをした。
「わかった」と返事はするものの、実際はやってくれない。
ううん、やらないのではなく、やれなくなっているのよね。
そして、やった気・・・つもりでいるのよね。

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出来なことがどんどん増え、その都度「お願いだ」と言ってくるよね。
お願い。
あなたのお願いはなるべく聞くからさ、お願いだからあたしのお願いも聞いてよね。


認知症の介護、それは自滅への道・・・?

認知症介護についてを話せる友人が、いない。
特に同性の友人が、いない。
あたしの友人たちは、既に両親を亡くしているか、認知症とは無縁でご健在されているかのどちらかだ。

今朝、美代さんは自ら「おはよう」と、引き戸を開け声を掛けてきた。
「おはよう・・・」嫌々ながらの返事。
寝ている間に、それこそ眠るように逝ってくれたらいいのに・・・
最近は、そんな恐ろしいことを普通に思ってしまう、あたしだ。
目覚めが良い日は何でもできる日・・・そう「ひとりでできるもん!」が、発揮されてしまう日。
昨夜の夜間用尿とりパッド装着時、一日穿いたリハパンはそこそこ汚れていたが、夜の間に更に汚れるし朝には取り替えるのだからと、そのままに。

今朝、一人で着替えた美代さん。
案の定、汚物袋には夜間用尿とりパッドのみしか入っておらず、なぜ取り替えなかったのかと問うも「取り替えた。袋を確認しろ!」の一点張り。

「これは、尿とりパッドでしょ。リハパンて、今穿いているそれよ。どうして交換しなかったの?」

穿いているのはリハパンだと、判っていると、言われました。
判っているのに交換しないのは、何故?

「昨夜、寝る前には汚れていたんだよ。どうして脱がないの?」

答えは簡単です「汚れていなかったから」
好きにさせました。
美代さんからは尿臭が漂います。
でも、自分の臭いは感じないようで、
平気の「へ」「オレさば、何にも臭わね」

「バキュームカーの臭いより強いんだよ!」
こうまで言われたら、普通は考えると思うのですが、返ってきた返事は「バキュームカーて、なんだ?」
・・・あぁぁ・・・

わが家のトイレが水洗になったのは、4~5年前です。
それまでは汲み取り式だったので、当然バキュームカーのお世話になっていました。
(※ 八幡平市では、順次水洗化に移行されていますが、当時の我が地区では暫く対象外とのことで、自費での施工です)
汲み取りの車と言えば、解ったのかな。

リハパン戦争は終結したと思っていたのですが、美代さん任せにしてしまった、あたしの落ち度です。

今朝も「外した入歯はケースに入れてね」と、言ったのに、口すすぎをしたうがい受けの中へ。

「違うでしょ、ピンクの入歯ケースの中だよ。入れたら蓋をしてね」

何を思ったのか、入歯ケースをうがい受けの中に入れ「これでいいんだな!」と。
これもまた、あたしの落ち度。
自分でさせたのがいけなかったのです。

できると思ってやらせたけれど、結局はできない。
できないことで、更にイラつく自分。
解りました。
な~んにもさせなければ善いのです。
全てあたしがやれば、イラつくことも声高になることも、ない!

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    モデル立?超O脚の美代さんは、
    桐ちゃんのまっすぐな脚を羨ましいと言います

昨日決めた発声ですが、ちゃんと実践しています。
「低い声でゆっくりと」ですが、自分でも驚いています。
・・・あたしって、こんな声を出すこともできるんだ・・・
でも、正直言って自分の声にビビッています。
聞いた人はもっと怖く感じるんじゃないかって・・・
でも、当の美代さんは、何も感じなかったようで声のことは一切触れてこない。

自滅しそうな自分がいます。
認知症介護についてを、思い切りぶちまけらえることができるような、そんな会があればいいのに。

市の福祉課に、問い合わてみようかな。


入歯が口に入らない?! 入れ方も忘れたの・・・

一昨日の夜から食卓テーブルで入歯を外し、うがい受けを使うようになった、母美代さん。

寝る前には必ず外し、ケースに入れ洗浄剤をポトンしてきました。
これは洗面所でのいつもの行為でしたが、たまに「どの入れ物に入れるのだ?」と、訊かれることもありました。

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もう、何年もこの形のケースを使っていますが、この2~3ヶ月の間に、何度か入れ物が判らなくなることがありました。

「入歯を外して、ピンクの入歯ケースに入れるんだよ。その後はコップの水を口に含み、コポコポして緑の入れ物にペッするんだよ」

この言い方は、解りにくいのでしょうかねぇ・・・
上下どちらかしか外さないのです。
両方外すように促したはよいのですが、その後は、

「ピンクて、どれよ?これが?」

「あなたさ~、もう何年もそのケース使ってきたじゃない」

「そだのが?オレはわがらね(判らない)

ピンクが判らないのではなく、入歯ケースとして認識できなくなってきました。
そして今度は、

「水、このあおいのさ入れるのが?」

「そうだよ。緑色の入れ物にペッしてよね」

一度で理解はできず、おなじことの繰り返し。
あたしの声高はすぐに復活してしまいます(苦笑)
洗ってあげた入歯に安定剤を塗り手渡し、口に入れるようにと。
※ 安定剤は下のみ
下の入歯はすんなりと入れたようでしたが、上の歯が入らないと言い出したのです。

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   美代さんの義歯は金属床なので、実物ではありません

前にも何回かありましたが、上下が判らなくなるようで、観ると逆さま・・・そう、歯の部分を上にして入れようといていました。収まるはずがないのですよ。

「入歯を一人で入れられなくなったら、あたしが入れることになるんだから、言うこと聞いて大きく口を開けてよね!」

「・・・」

自分に都合が悪くなると返事をしません。お子ちゃまと同じです。
入歯になってから何年経ったのかな・・・。
父が亡くなった時には既に総入れ歯だった記憶なので、10年以上にはなるはず。

入歯をしなければ食べられない、判り切ったことだけれど。
食べることが生きがいなのに、入歯の入れ方が判らなくなるって、哀しいことね。

アルツハイマー型認知症の美代さん。
そうそう、次女サキの友人のお祖母様も同じ病気で、睡眠薬を飲んでいるらしいのですが、用途が違うと。
そのお祖母様はとても凶暴になられたらしく、それを鎮めるための睡眠薬。
次女曰く。

「祖母ちゃんは頻尿のためだものね。凶暴にならないだけマシかぁ~」

凶暴にはならずとも、忘れることが日一日と増えている美代さん。
入歯装着の仕方も、勉強しなければならない日がくるのでしょうね。
あたしは、物忘れをしている暇はないようですが、
果たして、この先のことは・・・判りません。


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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