にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん15歳」「あたし。お洒落大好き還暦」「母。87歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

2020年02月

トイレの手摺は、老人には必需品・・・?

昨日、レンタル中のトイレ用の手摺と歩行車を、返却しました。

使用済みペーパー

トイレに入る度に、窮屈と言うか閉塞感がありましたが、外してみるとこんなにも広いのかと、実感しています。

取り外し可能な手摺でしたが、掃除の度にでは面倒なので奥の方は掃除機のみで、拭き掃除は手が届く範囲の所までにしていました。
その拭き掃除でも、少しでも奥までと思うと「ゴツン」と頭をぶつけたり、奥まで入れた腕が抜けにくくなったりと、とにかくトイレ掃除には不満だらけ。

一番清潔にしなければならない場所なのに、毎回不満の残る掃除だったので、なくなった解放感でスッキリ感も違ってくるものです(笑)

あたし自身には不評な手摺でしたが、母美代さんにとってはなくてはならない物。
取り外したあとのトイレは摑まるものが無く、安定感がないことから怖いと言い出し、出るものも出なくなると、文句タラタラ。

引っ越すことになったので、取り外し・返却は仕方がないこと。
頭では解っているようなのですが、それも良い時間・悪い時間によって言うことがまちまち。
「何で返したんだ?」と、言ってみたかと思えば「次のどごろは手摺つけでもらってるがら安心だ」などと、想いが交錯しています。

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新居(築30年の借家)のトイレには、大家さんのご厚意で、トイレの片面にL字型手摺を取り付けて頂けることになり、有難いことです。

大家さんはまだ40代半ばらしいのですが、介護経験がおありで、ご両親は他界されているそうなのですが、美代さんと内見に行った際には、「スッ」と手を差し伸べて下さり、年寄りの扱いが慣れていらっしゃるなぁと、感じました。

尿意を感じた時には既に漏れていることが多い、
過活動膀胱・切迫性尿失禁の美代さん。

トイレまでの距離は、今までよりも短くなりますし、廊下にも手摺をつけて頂けることになり、美代さんにとっては至れり尽くせりのトイレ事情です。

あたしはズルい娘なので「自分で出来るうちは自分で」の考えです。
たとえ時間がかかっても、自分で歩いて自分で用を足す。

気掛かりは室内での迷子。
ここに越してきた際も、1週間くらいは迷子になっていた美代さん。
トイレの場所だけは、初めに憶えてほしいものです。


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毎日コロコロ変わる気持ち そろそろ聞き流しの時期・・・

「オレは、おめが行ぐどごさ連れでってもらえるのが?」

引越しがどういうことなのか、なんで判らないの?
あなただけここにいて、どうするつもりよ!
何度も、一緒だって言ってるじゃない。

と、心の中で叫んでいるあたしです。

一人だけ残されると思って言っているのか。
それとも、引越し自体がどういうことなのかが理解できないのか。
そしていつもの言葉が出てくる。

「オレ、あっちで暮らす」

「そう。でもね、住所変更の手続きがあるから、早めに決めてね」

「いや、まだ行がね。今は寒がらあったがぐなってがらにする」(暖かく)

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この2年間。
お正月はともかく、GW・お盆帰省の際には「しばらくこっちで暮らす」と、言いながら帰るその日の朝には「やっぱり、おめど帰る」と。
認知症でも、実家と古河での暮らしのどちらが住み良いかを天秤にかけられる能力は、残っていたようで、ちゃっかりと荷造りをしていた美代さんです。

何度も繰り返されていることなのですが、正直言って嫌になります。
もう、いい加減にしてほしいのです。

「そんなに実家が恋しいのなら、すぐにでも帰ればいいのよ。そんで、孫のユカ・サキから介護してもらえばいいのよ。そうすればあたしの苦労もなくなるから。でもね、ユカ・サキはあたしほどのことはやってくれないよ。それ解って言ってるの?」

「そだよな~・・・」

あぁ、ウザイ。
「おめど暮らす」って言ってたよね?
なんで腹をくくれないの?ドンと構えられないの?
どこまでがクリアでどこからが認知症?

父と建てた家・長年孫と一緒の住み慣れた家だものね。
そんなに恋しいのなら・本気なら帰ればいいのよ。
そうすれば、あたしも自由になるし。

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3年前の10月。
例え母娘でも、プライバシーのない暮らしは嫌だったので、狭いアパートからの引越しを決めた。
その時は、今ほど何やかやとは言わずに言うことを聴いていてくれていた。
あたしと暮らせることを、喜んでいるようなことも言っていた。

86年の人生で、一人暮らしの経験などはなく、子・孫に囲まれての生活が常だった美代さん。
淋しいのでしょうね。
その気持ち、解らなくもないけれど。
でも、自分がどういう状態かを少しでも理解してるでしょ。
忘れることが増えていることを、嘆いていたよね。

「あっちで暮らす」は、独り言として、
そろそろ聞き流しの時期に入ったようにも思います。



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デイケアにも、コロナウイルスの影響が・・・

「もしもし、デイケアの〇〇です。今日のお迎えの時間は9時~9時10分の間です。あのう・・・迎えの時間までに熱を測っておいてください」

母美代さんの通所デイケアでは、毎朝迎え時間の連絡が入ります。
昨日の担当者は新人の〇〇さん。

「熱を測るように言われたから」

「そが、今はやりなんどがってやづのためがもな」
(流行り、何とかというもの)

美代さんの体温計は計測時間が短いタイプなのですが、如何せん荷造りしてしまった後。
・・・あ、あたしのはまだ荷造りしてなかった・・・
「5分計だから、美代さんのより長いよ」
予めの説明。

2分もしないうちに、
なげな。体温はがっているどぎは動げねべ」(長いな)

・・・だから、長いと言ったでしょ・・・

迎えに来て下さったのは、新人さんだけではなくベテランさんも一緒に。
「熱は36.4度でした」

「すみませんね。コロナの影響で毎朝ご自宅で測って頂くことになりました」

加えて、入浴は本館の老人保健施設にある大きなお風呂を利用していたのですが、それも、今後は利用できなくなるということで、デイケア部にある小さな浴槽での対応になるのだと。

大きなお風呂の入浴を楽しみにしている美代さんには、残念極まりないことで、コロナウイルスの影響が、じわりじわりと出てきているようです。

帰宅はいつも通りで、午後4時少し前。
送ってくださったスタッフから少しの説明があり、渡されたものが下のお知らせ。

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「新型コロナウイルスによる感染対策について」
ここまでやるんだ・・・くらいの厳重ぶり。
政府の方針も、不要不急の外出は控えるように。
となっているので、当然と言えば当然なのかも。

美代さんは言います。
「オレは風邪などひいたことがない」
昨年の夏に、市中肺炎で19日間の入院加療をしています。
まぁ確かに風邪ではありませんし、同じ時期に肺炎で寝込んでいたあたしに比べると、軽い肺炎との診断でしたが。

今回のコロナウイルスでは、お亡くなりになられた方も出ています。
終息の目途も立たず、不要不急の外出は控えるようにと言っている、
当の本人である総理の行動にも不信感を覚えます。

そういえば、近所のスーパーでの買い物客の数が普段よりも少ないな、と、感じるのはあたしだけではないのでは。


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介護認定決定は、調査員次第・・・?

昨日、介護認定を受けた母美代さん。
前日から「市役所からあなたのことを訊きにくる人が来るからね」と、
教えていました。
当日の朝も「午後2時に来るからね」と。

で~も、忘れるのですよね。
誰かが来るということは何となく憶えている・・・でも、時間については本当に飛んでしまうようで、何度も訊いてきました。

予定時刻にお見えになった職員さん。
ご挨拶が済み、認定調査に入りました。

質問の前にあたしから一言言わせて頂きました。
関東の方は早口が多いように感じています(個人の感想)
美代さんは、耳が遠い訳ではありませんが、早口には着いてこられません。
なので、なるべくゆっくり話してくださるようにと。

普段の美代さんは、皆様ご存じの田舎言葉まる出しなのですが、
こういう時は外面ヨシコさんになるのですね~。
一生懸命、標準語(母なりの)での受答え。
我が母親ながら「頑張ってるなぁ」と。

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質問のひとつに「今の季節は何ですか?春ですか・夏ですか」
「今は、春です」と、答えた美代さん。
職員さんの顔いろは変わらず。

あたし、ふと思いました。
2月は暦の上では冬です。
でも、暖かい日が続いているので、美代さんは春と感じそのまま言葉にしたのではないかと。
認知症とクリアな人との違いはこういうことなのでしょうね。
この場合の答えは、やはり冬が正解なのでしょう。

美代さんは、昨年の1月に左手の甲を骨折しています。
中指は腫れたままで、グーができない状態です。
握力もかなり落ちています。

認定には、骨折したことが問題ではなく、骨折したことでできなくなっていることが対象になると。
左手の不自由でズボンの上げ下ろしに多少の困難がある。ということが対象なのだと。
確かに、時間はかかります。
でも、シャツが出ていたりボタンの掛け忘れは、骨折が原因ではなく認知症に因る物忘れのように思うのですが、母の年齢では物忘れは一般的のようで、対象にはならないような感じでした。
そして、よちよち歩き・杖歩行であっても、自分で歩けるということで対象外。
過活動膀胱・切迫性尿失禁のため、リハパンと尿とりパッドは欠かせない。
これは多きなポイントのようでした。

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最後に訊かれました。
「現在の通所デイケア・サービスは、週4日ですが、増やしたいですか?」

「いいへ、母は朝が苦手で寝不足にも弱いので、週4くらいが合っているように思います」

「そうですか。解りました」

増やしたいと言えば、介護度が上がるのだろうか?
チラッと頭をよぎったけれど、すでに遅し。
それに、介護度が上がったとしたら自己負担も増えるわけで。
金銭面を考えると、要介護1の今のままでいいのかも。

どのような決定になるのかは、判らない。
解っているのは、物忘れの頻度が増えていること。
でも、物忘れが対象にならないのであれば、それも仕方のないことで家族の負担が増えるのみ。

調査員次第・・・のようにも思う。
前回の方は、美代さんを観て一目でアルツハイマーだと認識されたが、今回の方はアルツの「アの字」も言葉にされなかった。

決定が出るのは、4月頃かしら。


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認知症の老母のペースに合わせることが、難しい

シワもシミもある、あたしの顔。
シミ隠しは化粧品で何とかなるが、しわ隠しは難しい。
おでこ・眉間・目尻・目の下・唇の上・ほうれい線と、しわだらけ。

母美代さんは86歳。
年齢の割にはシワ・シミが少なく、それが自慢でもあった。
東北・雪国生まれ育ちで、色白な素肌は娘のあたしでも羨む。

その美代さんが眉毛の下にできた大きなシミを気にし始め、
買ってあげたのがコンシーラー(シミ隠し化粧品)
使い方を教え、自分で塗っていました。

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下はアイブロウ。

ここ数ヶ月の間、コンシーラーを使う日が少なくなっていました。
理由は、面倒くさいのと忘れていること。

日曜日、引越しの支度で、美代さんも自分のメイクBOXを確認していました。
メイクBOX・・・100均で買ったピンクのカゴ。

DSC_0468

右端にあるのがコンシーラーで、このコンシーラーを手に取り、
クルクル回して出てきた部分をティッシュで拭きとりながら、

「なぁ、これは口紅が?色があがぐねがらなにがもわがらね
(赤くないから、何かも判らない)

シミを気にしていたので買ってあげた物だと説明。
暫く考えいましたが、思い出したようで、

「そういえば、使ってだな」

本当に思い出したのか、取り繕いなのかは定かでなしです。

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美代さんは食べること以外は、とにかく面倒になっているようで、
顔さえも洗わなくなりました。
あ、語弊があります。
全く洗わないのではなく「ぴちゃぴちゃと水をつけて撫でるだけ」
が、正しいですね。
洗面台の脇に、フェイスタオルをかけてあります。

「ねぇ、あなたの顔洗いタオルだけど、ボロボロになったから、そろそろ捨てるよ」

「オレ、顔洗わねがらタオルなんか使ってね」

使っていないというタオルですが、口すすぎの際には使っています。
顔洗いと言えばそれだけ、それ以外の用途で使っているということが浮かばない。
こういう時にこうやって使うもの・・・などと説明しなければ、察するこもできないのです。

「あぁ面倒くさい」と、思うあたしです。

「簡単な言い方で説明をする。とにかく分かりやすく」と、
専門書にはありますが、それを考える方も大変です。

「なぁ、プライドってなんだ?」TVを観ていて訊いてきました。

「自尊心。分かる?」

「じそんしん?なんのごどだ?」

・・・うぅ~、ホントにメンドクサイ・・・
「え~とね、自分が持ってる大切にしたい譲れない気持ち」


読んで字の如しで、自分を尊ぶことなのですが、それでもたぶん判らないと
思いましたので、こういう言い回しにしました。

元々から知らなかった言葉なのか、認知症となって忘れてしまったのか。
美代さんの頭の中を覗いてみたいです。

会話が成立したりしなかったり、時にとんでもないことを言ってきたり。
できないこと・忘れることも増え、
日々のバトルも加速して、キレるのはいつもあたしの方。

穏やかに接っすることって、難しいです。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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