にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん14歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。86歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

2020年02月

令和って、何だ? 認知症に元号は必要・・・?

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カレンダーを観ていた母美代さん。

「なぁ、令和ってなんのごどだ?」

「元号」

「げんごうって、なんだ?」

まるで漫才のような会話ですが、
明治・大正・昭和・平成。そして今は令和であることを説明。
教えたことが判っているのかと思い訊いてみた。

「じゃぁ、明治の次は?」

「昭和だ」

何度も繰り返したのですが、どうしても「大正」が出てこない。
これも、認知症故なのでしょうね。
それでいて平成天皇の美智子皇后のことは、スラスラと言葉に出る。

「美智子様は、皇室でとっても苦労したが今の雅子様は、そんなこともなく幸せだ」(美代語にすると長くなるので、標準語で)

美智子様が皇室に入られた経緯のことは、TVで何度も放送されているので記憶に残っているのでしょう。でも、雅子様のことは年代的にも違い「適応障害」でご苦労されたことなどは、記憶から飛んでいるのです。
適応障害・・・それさえも、もしかしたら知らないのでは。

「令和にも、天皇はいるのが?」

「今の天皇が、令和天皇だよ」

認知症の考え方・・・というか、それこそ「ポツン」と記憶が無くなるのでしょうね。

「ねぇ、昭和は何年続いたか知ってる?」

「80年」

スッと出てきた80年。
頭に浮かんだ言葉や数字を、考えることもなく口にする。
昭和は64年で、1週間だけだったと教えると「そったなごど忘れだじゃ」

「そうそう・わがってる・今わがった」
これらは、あたしに合わせているだけ。
今わがったと言いながら、次の瞬間には飛んでいるのだから。

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そういえば、平成は31年4月までで、令和が始まったのは5月1日からでしたね。
あたしの中でも、記憶が定かでなくなることがあります。
仮に母の年齢まで生きていたとして、果たして平成の終わりや令和の始まりが、何月何日であると憶えていられるのか。全く持って自信なしです。

今日が、何月何日何曜日であるか、日に何度も訊いて来る美代さん。
教えたとしても、すぐに飛んでしまう記憶。
美代さんにとっては、平成も令和も今生きる上では、大したことではないのかもしれない。

ただ、色いろなことに興味があるということは、大切にしなければとは思います。
いちいち応えるのも、面倒くさいのですけれどね。
そして、聞き流すことも必要なのでしょう。

ねこの爪とぎと白内障 わが家のにゃんズは・・・

にゃん・にゃん・にゃん
昨日は2月22日、ねこの日。

母美代さんに、「今日は2月22日で、ねこの日だよ」と話しかけたところ
「わがってる」の返答。

「へぇ~、ねこの日だって知ってたの?」

「2がづ22だがら、ねごだえ?」(ねこだろう)

話を合わせているだけです。
知っているはずなど、ないのですから。

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わが家のにゃんズ、桐と青。御年、17歳と14歳。
美代さんに負けず劣らずの、ジジ・ババねこです。

昨日、定期検診とレボリューションを受けにかかりつけ動物病院へ。
その際爪切りもしてもらいます。

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ねこは、爪とぎをするいきものですが、年齢や体質・性格で、
こまめな子・そうではない子と分かれるそうです。

桐ちゃんはとってもこまめな子で、常に爪とぎをし、いつでも鋭い状態。
引っ掻かれたら、流血です(T_T)
対して青くんは、体格はお相撲さん状態で、性格的にもあまり爪とぎはしません。
鋭さはないのですが、引っ掻かれたらやはり「痛っ」にはなりますよね。

もう一つ、ねこの白内障についても教えたくださいました。

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絵が下手でごめんなさいなのですが、
ねこの目は若い頃は楕円が鋭いのですが、老齢になると丸みを帯びてくるそうです。
そして、人間にもあるという虹彩が萎縮してくるそうです。

青くんの目の方が観やすかったので(目の色)顔を近づけて良~く見て観ると、周りがギザギザになっていることが判りました。

あたしの黒目の周りにも白い輪郭ができています。
40代の頃に比べると、その輪の幅が広くなっていることが判ります。

確実に老いているにゃんズですが、食欲に関しては母美代さんと一緒で、
劣ることがありません。
あ、でも青くんに関してはめっきり動くことが少なくなってきました。
動物病院への行き帰りの際は、
「ニャ~、出せ~おろせ~」とずっと鳴くのですが、その回数も減りました。
鳴くのも、疲れるのかもしれませんね。

桐ちゃんが20歳になったら、ご長寿猫として市に申請してみようか、
そんなことを考えています。
まぁ、古河市が「動物の長寿を祝う」そんな気の利いたイベントを開いてくれるとは思えませんが、桐・青の長生きを願うモチベーションとして、持っていてもいいのではないかと。

桐と青。
にゃんズは今日も元気です。


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老母、引越しで頭が混乱? ここはポツンと一軒・・・

出た~。
定期的に出る言葉「オレ、あっちでユカど暮らす」

今回の引越し、母美代さんの頭が追い付かないようなのです。
慣れ親しんだこの部屋を、なぜ出て行かなければならないのか。
出て行くのは自分だけなのか。
持って行く物は何なのか。
順を追って説明していますが、何せ認知症、すぐに忘れます。

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一度だけ、今回借りることになった物件を観に連れて行きましたが、
な~んとなく、記憶の片隅あるようで、

「あの、観に行ったどごが?」

と、訊いてきますが、その後の言葉が何とも言えません。

「あそごは、〇〇が?」

〇〇・・・
距離感が判らない美代さんは、引越し先の場所が実家の〇〇市だと思い込んでいるようなのです。

「あのね、岩手に行くには高速使って7~8時間かかるのよ。今度の所はここから10分くらいしか離れていないのよ」

「そだのが・・・オレ一人で、あのポツンと一軒みだいなどごさ、行ぐのが?」

「あのね!あたしも一緒だから」

ポツンと一軒・・・最近美代さんがハマっている番組ですが、住宅街の一角にあるので決してポツンとではないのですが、遠くに行ったとの思い込みが脳みそにインプットされてしまったようで。

「それにデイケア・デイサービスはこれまで通りに行けるから、何も心配しなくていいよ」


加えて、引っ越すことに因り、これまでの通所デイケア・デイサービスを受けられなくなると勝手に思い込み、それならば岩手に帰る。の考えに至った様な感じでした。

それにしてもです、車で10分の距離が、7~8時間にも感じるとは。
何処か、とてつもなく遠い所へ連れて行かれる・・・そんな不安感が生じたのでしょうね。

「これ、持ってぐのが?」

TVや、テーブルを指しいちいち訊いてきます。

「全部!この部屋にある物は全部持って行くの!それが引越しなのよ」

17年にここ古河へ来た際は、数枚の衣類をバッグに詰め込んだだけでしたので、引越したという実感はなかったのかもしれません。
それでも、元居たあたしのアパートから、ここに引っ越す際の作業を観ているはず。
しっかりと飛んでしまっているようです。

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あたしは根無し草でも構わないという考えですが、認知症の美代さんには、自分の家があるのに何故引っ越さなければならないのかが、理解できないようです。

半強制的に古河に連れてきた訳ですから、美代さんには「いい迷惑」かも。
それでも「オレはおめど暮らす。おめがいねばオレは生ぎでげね」と、堂々と言っています。

・・・そうよ、あなたはあたしがいなければ生きていけないのよ。だから、あたしの言うことはちゃんと聞いて!・・・

あたしの最終的な役割は、母を看取ること。
長生きを宣言された美代さんとの暮らしに、終止符が打たれるのは
何処(いずこ)でのことになるのやら。


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8回目の引越し 断捨離、始まる

あたし、にゃんズの母。
8回目の引越しが決まりました。

理由は・・・そうですねぇ、人生いろいろですよ。
話せる時期が来て、話してもいいかなぁ・・・と、思える時が来たら
記してみます。

母美代さんとの暮らしが始まったことで、今の物件に越してきたのが、
17年の11月。
その時も、結構な断捨離をしました。

先日、引越し業者に見積もりを依頼したところ、
「この広さでこの量は、とても少ないですね。一般的には段ボール50~80個ほどになるんですが、こちらの場合は30個で間に合うでしょう」

褒められたのか、けなされたのか。
まぁ、いっか・・・

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少しずつ箱詰め作業を始めていますが、この2年で増えた物がやはりあるんですねぇ。
そして、何年も使わなかった物や着なかった服。
また、何のために残しておいたのかが判らない物など、まぁ出てくるものです。

まだまだ着られる服でも、年代的に無理(笑)という服などは、市のリサイクルに出しましたし、お気に入りで何度も着用しヨレヨレになった服は、この際思い切って捨てることに。

沢山の物に囲まれての暮らしを楽しまれている方。
それはそれで善いと思います。

あたしの場合は、必要最小限の物で暮らせるのです。
例えば、一番判りやすいのは食器。
料理や用途に合わせた食器を揃えたら、かなりの数になるでしょうね。

若い頃・・・そうねぇ、30代の頃まではそうでしたが、40歳での初めて引越しから、食器に関しては、兼用できる物は増やさない様にしてきました。
コップやカップもこまめに洗い、一人に1個ずつ。
それで十分でした。

こういう考えになったのは、両親の影響から。
新し物・料理好きの父は、色んな食器を取り揃えていましたが、結局使うのはいつもの使い勝手が良い物に落ち着き。
貧乏で綿入れ布団で寝られなかったという母は、布団へのあこがれが強く、実家の押入れには旅館が始められるのではないかと思えるほどの量が、収納されている。

農作業の忙しさにかこつけて、天日干しすることもなかった布団は、カビて使い物にならない状態。
それでも、ほしくてほしくて買ったものだから、捨てることもできないままに。

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作者・題名も忘れたのですが、断捨離という言葉もなかった頃に読んだ本があります。
~人間は必ず老いる。ある年齢に達したら、遺された者たちに面倒・迷惑が掛からないように、整理・整頓していくのが親の努め~
の、様な内容でした。

当時は、母にもこのことを教え、追々片付けをしてほしいと頼んだことがあったのですが、訊く耳持たずでしたね。
何れは、あたしが片づける(捨てる)ことになるのでしょう。

そうそう、今やっている断捨離ですが、ゴミ袋の中を覗き込み、母が口を挟みます。

まだ、使えるべ?」

確かに使おうとすれば使える・・・の、ですが。
それが無ければ暮らせないのかと言えば、そうでもないのです。
この先、捨てたことを後悔するような物であれば捨てません。
だから、捨てます。

取捨選択も併せての断捨離。
できる娘とできない母親の意見の相違は、わが家に限らずあることでしょうね。
苦しかった時代を生き抜いてきた年代の方には、到底受け入れられないことの一つなのかもしれませんね。


PS
今一番の気がかりは、
引越しで、母の症状が進行するのではないか。
ここに越してきた際も、部屋の中で迷子(迷婆さん)になっていた母です。
今回も、ある程度の覚悟はしていますが、だからと言って取りやめにすることはありません。

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親の言いつけを守る 昔の記憶が鮮明に・・・

母美代さん、86歳。
アルツハイマー型認知症の診断を受けて、2年と5か月が過ぎました。

ブログを始めて丸2年。
2年前のブログを読み返してみると、今の状況に比べると「大したことではない」と、思える内容が多いことに気付きました。
それでも、その頃は美代さんのやることなすことが気に入らず、もしかしたら認知症の症状ではないことまで、認知症だから・・・と、思い込んでいたような気もします。

物忘れについては、この数か月で一段進んだように感じますし、歩行についても、ペンギン歩きが更に輪をかけた状態になっています。

認知症では、近々の記憶がなくなり昔の記憶が鮮明になると、一般的には言われていますが、ご多分に漏れず美代さんもその通りで、今いまのことが判らなくなり、昔(こどもの頃)していた・話していたことが常に頭の中に在るようです。

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最近特に感じるのは、食事中でのこと。
食べ方がとても汚いのです。
こぼすことはまぁまぁありますが、そうではなく音を出して食べる。
すする・・・のです。(かき込むが、解りやすいかも)
そう、全ての食材をすすり、時に大きな「じゅるじゅる」という音までだして。

「すすらないで、お箸で口の中に入れてあげて」

「急いで食べなくてもいいから、なるべく音立てないでゆっくり食べて」


貧乏人の子沢山。
ゆっくり食べることなど許させず、食べたらすぐに農作業。
いかにして早く食べるかを、考えていたそうです。

元々食事のマナーなどお構いなしの性格。
と、言いますか、マナーも知らないのだと思います。
それどころではない生活を、強いられてきたのですから。

「畑に行くことはないのよ。誰も追い立てることもないし、ゆっくり食べて」

「そだよな。忘れでらった」

と、綺麗に食べてくれるのですが、ものの数分で元の状態に。
言ってもすぐに忘れるのですから、ほっとけばいいのかもしれませんが、
外食時、あたしが恥ずかしいので・・・そんな想いもあるのです。
だって、ぱっと見、美代さんは認知症には観えないのですから。

食事は急いで食べるもの。
ぱっぱと食べて、仕事に精を出す。
ご飯をゆっくり食べる者は仕事のできない者。
明治生まれの父親に、常に言われていたそうです。

おやじがこう言ってだ・あっぱがああ言ってだ

昔のことで占領し尽くされた頭の中。
想いは生まれ育った実家。
会話の中に、おやじ(父親)・あっぱ(母親)が増えてきました。

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昨日もチラッと訊いてみました。

「ねぇ、ユカ・サキは何処に住んでいるの?」

「アキの家の隣だ」

「そっか」

関連記事 老母の記憶に残る家 それは生まれ育った家
http://aya1205k.xyz/archives/22181296.html

少し前までなら「違うでしょ!」と、否定していたあたしですが、
最近は聞き流すということを、やっと(笑)学習しました。

それでも、否定していることの方が多いようにも思います。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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