にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん18歳。琴ちゃん・常くん3歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、90歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2019年10月

岩城滉一・結城アンナご夫妻「夫の言い分」サワコの朝から。

TBSの土曜日の朝7時30分放送の「サワコの朝」

先日26日のゲストは岩城滉一・結城アンナご夫妻でした。
バタバタと忙しかったので、一発録画。

ドラマ・北の国からは観ていたので、岩城滉一さんのことは若い時分から知ってはいましたが、ヤンチャなイメージが強かったので、家庭のことは顧みないのかと勝手に想像していたのですが、これがどうしてなかなかの家庭想いの方のようでした。

どんなに貧しくても・遊びたくても(多趣味)自分が選んだ女性のことを守れなくてどうする!男なら家庭を・妻を守るのが当然!
自己分析が鋭く、少年のような気持をお持ちで、夫であると同時に手のかかる息子がいるようなものだ・・・とも。
そして、妻であるアンナさんにべた惚れのご様子で、アンナさんがいないと生きていけないとも、仰っていました。

そんな自由な夫の岩城さんでも、アンナさんの言として「1本線が通っていた。ぐちゃぐちゃなのに線が通っていた」
それに対して、岩城さんも「やることはめちゃくちゃなんですけど・・・」と。

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むかし・・・亡き夫も同じようなことを言っていました。
「俺は、お前がいないと生きてゆけない・・・」

夫も、ハチャメチャな人で、自由に生きていました。
何でもしてくれる美代さんの夫・あたしの父とは大違いな人。
「おめは、あんたな夫で苦労するな・・・」
美代さんから言われました。
でも、あたしが寝込んだ際は、おかゆを作り枕元まで運んでくれる。
そんな気遣いもできる人でした。

父ほどの人は、そうそういないでしょう。
比べる方が間違っている・・・そう思っています。

失礼、話がズレましたね。
アンナさんがモデルだったことは知っていましたが、ファッション誌を観ないあたしは、実際の所詳しくは知らず、岩城夫人と言うことだけは知っていました。

40年近くのブランクを経て、60歳でモデルの仕事を再開。
女性誌としては、初めて60歳代を対象。

始めは、まさかと思われたそうです。
「どう観ても年なのに、どうするのかと思っていたが、そのままで良いと。普通の60歳が普通の白髪で・普通のシワで、それを観た方が、年を取るって恥ずかしいことでもなければ、怖いことでもない。これから楽しいことが沢山あるよ」
ということを発信していくというコンセプトのようでした。

実は、あたしが髪を伸ばすきっかけがアンナさんなのです。
何年か前のTV番組で、ご夫婦でたけのこ掘りをするという、その際のグレーヘアーを後ろに三つ編みにしているスタイルを観て、
・・・いいなぁ~、白髪でもおしゃれだなぁ・・・
その印象が強く、
・・・よし、髪・・・伸ばす・・・
と、決めたいきさつがあります(最近、切ってしまいましたが・・・)

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     仲の良いシニア夫婦のイメージ

ご夫妻は6年間、アンナさんのお母様の介護をされたそうです。
大変だったけど楽しいこともあった・・・。
あまりに酷くため息をつくこともあった・・・。
でも、自分もそうなるだろうからと。
そして、自分たちの年齢(68歳・64歳)で、親が生きていてくれたことは凄いことだと、自分たちだけではなく、皆さんもそういう試練はあることなのだから・・・と。

岩城さんが妻アンナさんに望むことは、
「自分より早く死なないで、この人が居ないと何もできない」

男性は、たいがい同じようなことを仰いますね(笑)

ヤンチャでハチャメチャな夫を、優しい目で見守っている妻・・・ではなくて、お互いを解りながら、好きなことを存分に楽しむ。

素敵なご夫婦でした。


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脚のむくみの解消法?足枕でレム睡眠・・・。

木曜日の晩。
就寝前の美代さんが、脚がむくむと言ってきました。
取り敢えずクッションで応急的に対応。
「足枕みたいなのがあるらしいから、買ってくるよ」

金曜日の朝、この日は朝から雨。
起きてきた美代さん、
「脚、まだはれでる。脚載せるの買ってくるのが?」

「えーと、それは腫れているのじゃなくて、むくんでるの。あとね、今日は一日雨だから明日買ってくるから」

以前も、帰省時の長時間移動でむくんだことがあり、かかりつけ医から、
「横になり、心臓の位置より高い状態で1日10分~30分くらい、脚を上げておく」

と、アドバイスを頂いていました。美代さんはとっくに忘れていますが。

昨日、某ニトリへ行ってみました。
足枕は、以前は置いていたそうですが、今は置いていないと。
と、ロング枕が目に付きました。(クッション・抱き枕としても可)
・・・これでいっかぁ・・・

カバーの色はピンクとブルー。
少し迷ってピンクに決めました。

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       布団の上に置いてみました

ちょっと長かった・・・。

これだと、枕と布団の間に隙間ができて、寒く感じるかも。
でもまぁ、ず~と使う訳ではないので、これで我慢してもらいましょ。
それに、寝るとき以外で暇な時間にこの状態での足上げをすれば、かなりの解消になるでしょう(たぶん)

今朝の起床は遅かったです。10時を回っていました。
靴下を手にして、居間の椅子に腰かけ履き始めたはいいのですが、目はTVにくぎ付けで、動きが止ったまま。
「ねぇ、靴下履かないの?手、動いていないよ」

ながら動きができなくなっている美代さんです。
TVは一時停止に’(録画していた番組)
朝食が終わったのは、昼近くでした。

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午後に、足枕の使い勝手を訊いてみたところ、
「さっぱり寝れねがった。おがげで夢みだ(観た)

応急的なクッションでは、小さすぎて脚が外れ寝られなかった。
ならば長い物をと。
今度は、長すぎて脚の置き場が定まらず、寝られずに夢を観た。
レム睡眠で、眠りが浅かったようです。
帯に短したすきに長し・・・中途半端なことですが、どんな物を用意しても、美代さんの意に叶うものは、なかなか難しい。

認知症になる前は、色いろなことが工夫できていた美代さんですが、
今は微塵もなくなりました。
「こうした方が・ああした方がいいよ」のアドバイスに対して、
「オメはあだまいいな」
頭がいいのではありません。

あなたは認知症。
工夫などできなくなるのは当たり前なのでしょう。
でも、それに追いつけないあたしなのです。


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認知症・・・女優への道。今はまだ下積み・・・?

昨日はデイケア日。
4時少し前に帰宅した美代さん。

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部屋でひと呼吸してから居間の椅子に腰かけ、パソコンに向かっていたあたしに、後ろから声を掛けてきました。
「この写真は〇〇おで、ソノコで、オレのこどもだ」(あたしの妹)

・・・????・・・

「このおどごは〇〇おだ。わがるが?おめの父親だ」

・・・ああ、そういうことね・・・

「オレは初めでとふやさ嫁に行った」(豆腐屋=屋号)

「あのね~、〇〇おさんがあたしの父親だってことは解ってるし、あなた初めてってことは何度か結婚してるの?」

「?そでね・・・オレは〇〇おどしか、結婚してね・・・おめ、〇〇おだって知ってるのが?」

記憶が随分と遡り混同したようで、あたしや妹がまだ幼く、顔もわからない頃に父が亡くなったとの思い込みでの発言。

送り盆の日、仏壇の写真を観て、
「このおどごは誰だ?」と、言っていた美代さん。
昨日の発言は、まだかわいい方のようです。

この後も、誰それはど~の・こ~のと続きましたが、全てあたしが把握していたことなので、「知ってるよ・そうだよ」と、答えると「ほ、おめ知ってるのが?」

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ケアマネは聞き流すことを勧めてきました。
認知症の解説本には女優となり、話を合わせるようにと記されていました。
あたしはどちらもしていません。

「へぇ~、そうなの?」と、聴いてあげれば良かったのか・・・あの後自問自答していました。
自分の夫が、いつ亡くなったのかも忘れている。
そんな状態の母の言ってることを真に受けてのあたしの発言は、間違っていたのでしょうか。

むかし・・・父が軽度認知症になった際(要支援1~2)、母に対して「女優」になることを助言したあたし。
今はそんな自分が情けない。

女優になることはたぶん・・・できる。
でも、女優になり話を合わせたのちの、母の言動を気にしてしまう。
まだらボケ・記憶が交錯している母に通じるのか?
そんなことを思うと、簡単に演技はできない。

あたしが女優になるのは、もう少し先のように思います。
美代さんは要介護1。
この1年で、随分と進行したように感じていますが、まだまだハッキリとしている時間の方が多いのです。

主演女優となる日が来るかどうかは、母美代さん次第・・・でしょう。

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天ぷらの食材は・・・柿? お好きなもので、ど~ぞ(^^♪

デイサービスから頂いた柿ですが、硬くて青みが残っていたものがあったので、それを天ぷらにしてみました。

味は、熱を加えた分甘みが増し、芋の様なホクホクではなくて、「ザ・柿」
ホット柿?正直言って・・・ありです。
あたしは美味しいと感じました。

天つゆで食べたのですが、美代さんは器の中で泳がせてしまい、衣が剥がれ、つゆに浸した柿と衣を別々に食べていました。
そして、
かぎだ、かぎの味する」(柿だ)

おもしろい人です。

柿以外の食材ですが、
因縁のカボチャ(笑)・ズッキーニ・魚肉ソーセージ、そしてしその実。

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         収穫直後の写真です

しその実は、茎からそぎ取り水洗いし、キッチンペーパーで水気を取っておきます。

形のあるものから揚げていき、最後に衣の中で混ぜ合わせ、一口大にして揚げました。
ほんのりとしたしそ風味があり、噛んだ際のプチプチ感が、何とも言えないおもしろさでもあります。

母美代さんは、天ぷらを揚げるのは得意で、このしその実の天ぷらもその一つでした。
ただ、美代さんの衣は軟らかく、噛んだ際はムキムキで、そこはあたしと違うところ。
かだいな・・・」(硬いな)

「だね、つゆの中で少しふやかすといいよ」

「そが」

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天ぷらの食材って、決まりはないと思うのです。
このしその実は、他の食材と一緒にかき揚げでもOKのようにも思います。
わが家では、ウインナーソーセージや姫竹・ちくわを使うこともあり、個人的に一番好きな天ぷらはエビ・・・ですが、野菜の中ではピーマンですね。

秋はきのこが美味しいので、きのこの天ぷらもありですね。
因みに美代さんはきのこが苦手。
なのですが、味覚が鈍くなってきているので、形が判らなければ食べます。
衣に包まれたきのこなら、食べてくれるかも。
あ、なめこは好物です。ツルツルしているので喉ごしが善いのだそうです。
美代さんの好き嫌いは、奥が深いです。

さ~て、今夜のおかずは何に致しましょ。

PS
牛刀で切った指、傷口は塞がったのですが、中の方に違和感が残っています。
切れ味の良い包丁には、お気をつけくださいませ。
(あたしが下手なのかも)


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デイサービスから頂いたもの・・・な~に?

母美代さんは、デイケア・デイサービスを利用しています。
毎週木曜はデイサービス日。

昨日の美代さんの帰宅は3時半過ぎでした。
あたしの教室とかち合うので、美代さんが早い場合は鍵かけを確認するように、迎えのスタッフ(オジサン)に話してありましたが、あたしの方が5分ほど早くの帰宅でした。

ただいま・・・と入って来た美代さんの後ろには二人の男性が。
一人は、迎えのオジサン。そして、もう一人は、先週迎えに来てくれたオジサン。
・・・なんで二人がかり?・・・
と、先週のオジサンから、
「柿のおみやげがありますので」

バッグの中にレジ袋に入った柿が。
「まぁ、ありがとうございます」

「デイで、できた柿です。食べてみてください」

一日体験入所の際、庭に柿の木があったことは憶えています。
3時のおやつに出すこともあると聞いていました。
利用者さんに分け与えるほどの量には見えなかったのですが、けっこう生ったようです。

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袋を開けて観ると、8個。
1度に8個も買うことなど、これまでにはなかったことなので、なんだか嬉しかったです。
写真を撮ろうと準備をしていた最中に、待ちきれない美代さんの手に、
既に1個が。

早速味見。
8個に切り、1個だけあたしの口へ。
とっても甘くておいしい柿でした。

残りをぺろりと平らげた美代さん。
あめな。これ、あそごのかぎが?」(甘いな、柿か)

「そうだよ、玄関での話聞いていなかったの?」

「知らね。でも、そうだど思った。おやつに食べだかぎだ」

言っていることが支離滅裂。
よ~く訊くと、3時のおやつに出ていたそうです。
もらったことは知らないが、収穫していたのは観ていたと。
そして、おやつで頂いてきたと。

デイケアからも、おみやげを頂くことはありましたが、ゲームや何々会での景品との名目でした。
なんでもない理由で頂くことは初めて、ラッキー・・・と、思って良いのでしょうね。

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普段から、果物はあまり食べないあたしですので、そうそう買うこともないのですが、この量ですと簡単には食べきれないので、料理として・・・サラダにするのも良いですね。

今夜は、天ぷらの予定ですが、柿の天ぷらってありますか?
想像・・・すると、ホクホクになりそう。
試しに揚げてみましょ。

牛刀で指を切ったカボチャもまだありますし、プランター農園の大葉の実も摂ってあります。
食材は揃っています。
あとは・・・腕?
そこの所は、まぁまぁ(笑)


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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